加藤ゼミナールについて

加藤ゼミナールの一元化教材で掴んだ一発合格!

プロフィール

小林 勇太 様
横浜国立大学経営学部卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修2年/3年生)在学
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 904.41点 600位台
短答 149点   100位
論文 431.66点 700位台

公法系  76.12点(憲法D、行政法C) 2,339位
民事系  159.99点(民法 A、商法 D、民訴法 A) 902位
刑事系  147.24点(刑法 A、刑訴法 A) 12位
選択科目 48.29点

 

講座を選択した経緯・理由

公法系の勉強方針に悩んでいた際、友人に勧められたことから憲法・行政法の総まくり講座を受講しようと決めたのがきっかけでした。既に他の予備校の基礎講座を受講していたのですが、公法系だけは自分の中で体系化して落とし込むことができず、苦戦している状況でした。

そのような中で憲法・行政法の総まくり講座を受講したところ、考え方や出題パターンが網羅的かつ体系化されていたため、公法系の活路をやっと見い出すことができたと感じたことをよく覚えています。

当初は憲法・行政法の総まくり講座のみ受講予定だったのですが、教材のあまりのクオリティに感動してしまったため、結果として全科目で総まくり講座を始めとした講座一式を受講することを決めました。

講座・教材の使い方

他の予備校の基礎講座を受講した段階で既に一元化教材の作成に着手していたのですが、総まくり講座を受講した結果、現状の一元化教材では最新判例を始めとした多くの歯抜けがあることが判明したため、網羅性の点から信頼できる総まくり論証集を新たな一元化教材とすることに決めました。

そこで、まずは総まくり講座を受講した際に総まくりテキストに必要なメモを取り、さらにそのメモを総まくり論証集に転記することで、総まくり論証集に情報を集約し一元化するという作業を行いました。

また、司法試験過去問講座の解説なども随時総まくり論証集に反映し、論文試験で必要な知識が全て総まくり論証集に記載されている状態になるよう作り込みを行いました。

さらに、基礎問題演習講座に掲載された基礎問のうち、あてはめが特に重要になる問題については総まくり論証集の該当ページに逐一挟み込み、抽象論と具体論をセットで確認できるように工夫していました。他には、過去問既出論点に専用のマーキングを施すことで、自分の中で論点の重要度のメリハリをつけられるように工夫していました。

なお、私は論証をまず丸暗記することで結果として理解を促すという勉強スタイルだったのですが、自分の中で記憶として定着しやすい言葉遣いとなるよう、論証の文章の流れを自分の言葉にカスタマイズし修正・上書きするという作業も適宜行っていました。

講座・教材が令和6年予備試験にどのように役立ったか

一つ目に、令和6年司法試験との関係では、「教材の圧倒的な網羅性」が大変役立ちました。本試験はとにかく時間がなく、答案構成段階から秒単位で方針を考えていく必要があるのですが、加藤ゼミの教材は最新判例を含め、試験対策という観点から重要な判例・論点等が網羅して掲載されているため、「自分が見たことのない論点は他のほとんどの受験生も知らない」という自信を持つことができます。特に令和6年司法試験では商法で現場思考の論点が多く出題されたのですが、現場で問題を見た瞬間に、「これは加藤ゼミでさえ見たことのない論点だから、間違いなく現場思考問題だろう。冷静に条文の要件を検討していくことが大事になってくるはず。」と瞬時に判断できたことは、メンタル的にも大変有意義だったと感じています。

二つ目に、「最新の試験傾向を踏まえた教材」が大変役立ちました。加藤ゼミでは毎年、最新の司法試験の傾向を踏まえてテキスト・問題集等が適宜修正されているため、網羅性のみならず、試験傾向という点でも大変信頼を置くことができます。例えば、司法試験の出題趣旨・採点実感を自分で読むこともある程度勉強になるとは思いますが、正直なところ、理想論と現実論を区別し試験対策としてきちんと落とし込むというのは、受験生には荷が重い作業だと思います。この点、長年受験指導に携わっている加藤先生がこれらを分析した上で毎年テキスト・問題集を更新しているため、自身での出題趣旨・採点実感の読み解きは不要といえ、提供されたテキスト・問題集により集中できる環境が整っているといえます。

三つ目に、「あてはめが充実している点」が大変役立ちました。令和6年司法試験の刑事訴訟法では、強制処分や任意処分といった、論証レベルでは差がつかないAランクの典型論点が出題されました。この点、上記論点の論証レベルでは受験生間の差がつかないことを踏まえ、総まくり講座・論証集では当てはめレベルにおける考慮要素の視点まで網羅的に解説がなされています。私は基本的に5枚程度しか答案を書けず、筆力は決して高くないのですが、上記視点に沿って問題文の事実をスムーズに抽出できたことから、受験生の中で書き負けない答案を作成でき、相応の評価を頂けたのだと感じています。

なお、令和6年司法試験では、刑法・刑事訴訟法の問題文を見た瞬間に通常の5枚程度では事実を拾いきれなさそうな感覚を覚えたため、いつもより書くスピードを上げ、実際の答案枚数は両科目ともに6枚目のほぼ最後まで達したという分量でした。

これから予備試験を受験する方々へ

加藤ゼミの教材では、一つ一つの論点について「何故そうなるのか、そのように考えるのか」の説明が丁寧になされています。そのため、理由が分からず丸暗記に走るしかないという状況に陥ることが全くなく、この点で絶大な安心感があります。

また、試験対策上の網羅性も私が知る限り予備校界随一であり、他の基本書等に追加で手を出す必要も一切ありません。実際に私も、加藤ゼミをもっと早く知っていれば手を出さなかったであろうと考える教材が複数あります。本当に加藤ゼミの教材だけで試験勉強を完結させることができるので、これから司法試験・予備試験を受験する方々には、安心して加藤ゼミの教材を自分の中で何度も反復して落とし込んで頂ければと思います。

最後に、私は慶應義塾大学ロースクール出身なのですが、他の予備校をメインで使っているものの、総まくり論証集だけは別途購入して使用しているという同級生が多くいました。実際、加藤ゼミ出身の合格者数が年々大幅に増加傾向にあることも踏まえると、個人的には司法試験受験業界の勢力図に変化が起きつつあるように感じています。そのような過渡期に受験業界自体があることから、これから司法試験・予備試験を受験する方々には、従来の業界における定説・常識に固執することなく、自分の中で納得のいく予備校選びをして頂きたく思います。