Y 様
法科大学院(既修)
令和6年司法試験 合格
総合 1500 位台
論文 1500 位台
公法系 上位30%台(A、C)
民事系 下位20%台(E、B、C)
刑事系 上位20%台(A、A)
選択科目 40点台後半
これまで独学で勉強してきており、司法試験のレベルと現在の自分の実力を比較すると、独学では到底合格はできないと思いました。とはいえ、兄弟もいたため、予備校に通うお金もなく、必要最低限の講座を受講しようと思って探していたところ、加藤ゼミナールを知りました。
私の場合、満遍なく勉強してきており、予備校でいうところの「A ランク」「B ランク」といった受験生の誰もが書ける知識が何なのかさえ分かっていませんでした。そのため、基礎から学べる講座でそこまで金銭的に高くない講座を検討したところ、基礎問題演習講座が最適であると考え受講するに至りました。
私の場合、授業を聞いて、重要な部分はマーカーや適宜メモなどを取っていました。文章だけだと理解できない若しくは忘れてしまうだろうと思う箇所は、写真のように、加藤先生の口頭での説明をワードに打ち込んで貼っていました。これにより、何度も授業を聞かなくても、分からない箇所を復習でき、効率が上がりました。
本来であれば、自分でまずは答案を作成してから講義を聞くことが望ましいですが、そもそも答案すら書ける能力がなく、問題文を読み、すぐに解説講義を受講していました。
全ての科目を一周した後は、処分性や原告適格など出題可能性が高い分野のみを最低でも 10 周以上、その後は全体を音読したり、速読したりしてとにかく文章に触れることに重点を置いた勉強をしていました。
総まくり論証集の論証が非常に役立ちました。特に、刑事訴訟法では所持品検査や違法性承継論の論証、強制処分該当性及び任意処分の限界について問われましたが、これらは総まくり論証集で事前に対策していました。実際に刑事系はかなりの点数が取れたため、総まくり論証集で勉強をしてきて良かったと思いました。
また、A ランクや B ランクを中心に暗記をしていれば、典型論点で周りと差をつけられることはないと思いますし、ランク付けもこれまでの過去問での出題等をもとに作成されているため独学のときより大幅に暗記量を減らすことができました。
たとえば、処分性や原告適格、強制処分該当性など、考慮要素の意味をしっかりと理解して答案を書く必要があります。加藤先生の講座では、考慮要素の意味やどういった手順で書かなければならないのか等、詳しく説明されていたので、次第に内容の濃い答案が書けるようになりました。
また、講義内でもおっしゃっていたのですが、加藤先生の作成された答案は文章能力が高く、非常に簡潔で読みやすいです。テキストの中でこの表現は使えると思ったものは積極的に取り入れていました。
私の成績を分析すると、2日目(民事系)までは不合格層にいました。しかし、3日目の刑事系で大逆転をし、見事合格圏内に入ることが出来ました。
失敗した科目があったとしても、他の科目で十分挽回できます。
因みに私は、刑事系第 2 科目が始まる前、最終確認として所持品検査の論証と違法性承継論の論証を確認していました。結果としてこれらが試験に出題され、充実した内容の答案を書くことが出来ました。もし論証を忘れていたら、不合格だったかもしれません。最後の最後で加藤先生が合格を後押ししてくれたと思っています。
ぜひ受験会場には、総まくり論証集をお守りとして持っていき、最終確認も総まくり論証集を信じ切りましょう。加藤ゼミナールを受講している皆さんが合格されることを心から願っております。