加藤ゼミナールについて

司法試験過去問講座で磨いた答案作成の技術で合格!

プロフィール

岸田 大督 様
私立大学法学部 卒業
私立大学法科大学院(既修) 卒業
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 1100位台
論文 1000位台

公法系 A 、A
民事系 A、E 、D
刑事系 A 、B
選択科目 48点台

 

講座を選択した経緯・理由

1番の理由は、司法試験過去問講座を15万円という比較的安価で受講できたという点です。他の予備校で、司法試験過去問講座を受講するとなると、安くても30万円から40万円ほどかかり、そのような費用を捻出する余裕がなかった私にとっては、良心的な価格でした。

また、サンプルテキストを閲覧したところ、解説部分では出題趣旨や採点実感を細かく分けて記載し、それに関連する論点や条文、判例が記載されており、難易度の高い司法試験過去問を丁寧かつ簡潔に解説されている点に魅力を感じました。

そして、別売りの総まくり論証集との相性が非常に良く、出題された論点がAランクなのかBランクなのかなど、合格に必要な水準を容易に確認することができる点にも魅力を感じました。

 

講座・教材の使い方

問題を読んで、時間があるときは答案構成、時間がないときは頭の中で問題となる論点あるいは答案の流れを考え、それから講座を受講するようにしていました。

加藤ゼミナールでは、ホームページで司法試験過去問ランキングが公開されているので、科目ごとにAランクの年度を優先的に受講するようにしていました。また、加藤先生は年度が最近のものほど、問題の難易度が高いとおっしゃられていたことから、こちらも参照して講座を受講していました。

教材は、写真のように重要箇所と感じたところは、マーカーを引くようにしていました。私は、ピンクのマーカーは論点・問題の所在、黄色のマーカーは定義・規範、オレンジのマーカーはその他重要箇所と使い分けをしていました。

また、講座の中で加藤先生が重要事項を解説されていると感じた部分は、適宜赤ペンでメモを取るようにして、復習することができるように工夫していました。

その他、1度受講した年度の問題は、答案を書くようにして、自分の答案と教材に掲載されている模範答案・中上位答案とを比較し、自己添削を行うといった教材の活用もしました。

 

講座・教材が令和6年司法試験にどのように役立ったか

全科目共通して役立ったことは、司法試験過去問講座の答案例は、規範に対応したあてはめとあてはめは事実を摘示した後に評価が行われているため、一般的に現行の司法試験で高評価が得られやすいといわれる答案の書き方を学ぶことができた点です。

また、民法の答案例では、条文を重視して答案に記載することが多く、条文を摘示しながらあてはめに取り入れるという書き方が個人的に役立ちました。実際に、本年度の民事系科目第1問の設問2では、錯誤に関する問題が出題され条文が改正されたことから、なるべく条文に引きつけた答案を書くように意識づけできました。

そして、本年度の試験との関係で最も役立ったと感じるのは、行政裁量の書き分けです。本年度の行政法の問題は、実体的違法に関する会議録の記載が少なく、試験中、処分の判断過程に関する記載がないと考え、条文解釈で検討するようにしました。この点は、司法試験過去問講座の解説や論証集で言及されており、基本書や市販の演習書では得られなかったものといえます。

さらに、その他の科目についても司法試験過去問講座を通して、科目特有の答案の書き方や条文・判例の使い方、出題趣旨・採点実感を踏まえた答案への落とし込みなどを学ぶことができ、本年度の司法試験に役立ちました。

 

これから予備試験を受験する方々へ

個人的に、司法試験合格には過去問を何回も解くことが重要であると感じています。しかし、司法試験過去問は難易度が高く、膨大な量があり、出題趣旨・採点実感は高度なことを要求している場合もあり、独学では出題傾向や合格に必要な水準をつかむことはできないと思います。

加藤ゼミナールの司法試験過去問講座では、膨大な量の司法試験過去問を、出題された分野をもとに、ある年度に出題された問題と同じパターンであることや同じパターンでも捻りが加えられていることなどを教えていただけます。

これにより、司法試験の出題傾向がわかり、多く出題される分野については、過去問を抽象化して初見の問題に対応することもできるようになります。また、講座の中で、出題趣旨・採点実感が求めていることまで書くことができなくとも、合格水準に達することをおっしゃられることもあります。これは、加藤先生が過去問分析で培われた自信の表れともいえ、私はこの言葉を信頼し、司法試験過去問に着手しやすくなりました。

このように、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座は、前項に記載したことも含めて、効率的に、論文式試験を乗り越えるノウハウが詰まっているといえます。ぜひ一度、サンプル講義なども参照して受講を検討してみてはいかがでしょうか。