加藤ゼミナールについて

前年不合格から加藤ゼミナールの講座で軌道修正し見事合格!

プロフィール

T.O 様
中央大学法学部 卒業
早稲田大学法科大学院(既修) 卒業
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合   830点台 1070番台
論文   390点台 1200番台

公法系  100点台(A、C)
民事系  150点台(B、A、C)
刑事系    90点台(B、D)
選択科目   50点台

 

講座を選択した経緯・理由

令和5年度の在学中受験に不合格となってしまったことから、敗因分析をしたところ、自分の敗因は次の点にあると分析しました。

① 自分のまとめノート(基本書や授業で習ったものを自分でまとめたもの)の分量が膨大すぎて、まとめノートを高速周回し記憶を定着することができない/規範が長すぎてあてはめに時間を避けない/規範が不正確である。

② 趣旨実感・優秀答案を自力で分析するも不十分であり、再度の出題で差をつけられてしまう。

③ 問題文の事実に着目して自分なりの評価をすることができていない、全く知らない論点等に対面したときに混乱してしまう

情報収集した結果、これらの問題を解決するには、以下の理由から司法試験過去問講座が効果的であると考え、同講座を選択しました。

① まず、論証集は自作のものは辞め、総まくり論証集のみを使用することとしました。その理由としては、司法試験にでる論点の大部分は基本論点であり、基本論点以外は他の受験生もおさえていないことから、基本書や授業等で幅広く論点を抑えておく必要はない、その一方、予備校の論証集の中には基本論点でも網羅性が不安なものもあることから、網羅性に定評がある総まくり論証集がよいと考えたからです。

また、総まくり論証集の規範は、2~3行の論証が多くあてはめに時間を避けること、ロースクールを卒業された先生が書かれているので規範の正確性も信用できたこと、も理由です。

そして、司法試験過去問講座は、この総まくり論証集と同じ加藤喬先生が書かれているので、総まくり論証集の規範の使い方が学べます。論証集を読むだけでは規範をしっかりと理解できているのか不安であったため、司法試験過去問講座を受講して正確な理解をしようと考えました。

② 加藤ゼミナールの司法試験過去問講座は、膨大な量の趣旨・実感のうち、合格に必要な部分のみに絞って解説しているので、時間を短縮でき、かつ本当に必要な部分の分析に集中できます。

また、自力では分析が難しい部分も、加藤先生のかみ砕いた説明により、正しい理解をすることができます。

③ 加藤ゼミナールの司法試験過去問講座は、問題文の読み方、事実の着目の仕方、評価の仕方、全く知らない論点がでたときの対応の仕方等も丁寧に解説があり、その力を鍛えることができます。

 

講座・教材の使い方

以下の方法で使用していました。

① 総まくり論証集で論証を確認する。

② 過去問を時間を測って解く。

③ 司法試験過去問講座を聴く。

④ 総まくり論証集の論証の使い方が正しいか、講座で説明のあった問題文の読み方・事実の着目の仕方・評価の仕方・知らない論点への対処ができているか確認する。

⑤ ④でできていなかったところは、総まくり論証集に書き込んだり、自作の論文作成の注意点を記したエクセルシートに書き込んで、それらを次の過去問を解く前に確認することで、同じ間違いをしないようにする。

 

講座・教材が令和6年司法試験にどのように役立ったか

① 再度の出題への備え

全年度を解いたことで気づいたのですが、司法試験は類似の論点や問題意識が本当によく繰り返されています。令和6年でも多くの科目で類似の論点や問題意識が再度出題されていたように思います。

1度出題された論点や問題意識については、過去問講座で深くまで理解して書けるようになるため、少なくとも周りの受験生に差をつけられないように対応できるようになったと思います。

② 問題文への向き合い方

令和5年は、事前に準備してきた長い論証を書き、あてはめ部分はとても薄くなっていました。令和6年では、過去問講座のおかげで、問題文の事実をほぼ余すことなく拾い、自分なりの言葉で評価することができました。

全く知らない論点、あるいは論点がどこかすら一見してわからない問題については、令和5年は事前に準備してきた論証パターンを書くことに終始してしまい、いい評価が得られませんでした。

令和6年では、加藤先生の「必ずしも趣旨通りの回答筋でなくとも、自分なりによく考えそれを示せればしっかりと評価してもらえる」との言葉を信じて自分なりに考えてそれを答案に示したところ、いい評価を得ることができました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

私は1回目の受験時、沢山勉強時間を費やしたにも関わらず不合格となりました。一緒に受験したロースクールの仲間の多くが受かり、その中で落ちてしまった自分はもう伸び代はないのではないかと絶望してしまいそうになりました。

もっとも、その後しっかりと自分の敗因を分析・情報収集をした結果、加藤ゼミナールの総まくり論証集・過去問講座に出会うことができ、2回目受験でうまく軌道修正をすることがきました。

2回目受験のためにやったことは、答案の個別指導の他は、加藤ゼミナールの総まくり論証集と過去問講座のみです。1回目受験のように演習書や基本書に手を広げることは一切しなくとも、合格することができました。

しっかりと弱点分析をし、情報収集をすることこそが、翌年合格するためのキーポイントではないかと思います。