加藤ゼミナールについて

令和5年予備試験向け 労働法の過去問ランキング

令和5年予備試験向けの予備試験過去問ランキングを公開させて頂きます。

予備試験過去問をやる意味には、3つあります。

①「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を書くために必要な勉強内容を把握する」

②分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(分野論点単位での書き方の習得も含む)、科目単位での書き方を身につける

③問題文から検討事項を抽出するコツを掴む(本試験特有の問題文の読み方に慣れる)、現場思考問題・分からない問題に対処するための読解・思考・書き方のコツを掴む、文章力を鍛える、情報処理に慣れる、途中答案対策等

①は、今後の勉強の方向性を明らかにする(又は修正する)ためのものです。まず初めに、①のために、令和3年・4年予備試験の過去問をやります。

①を終えたら、②のために、年度が古い順に、予備試験過去問をやります。

③は、①・②の際の答案練習を通じて徐々に鍛えていくものです。

下記のランク表は、②を基準とした場合における過去問の優先順位を示したものです。

なお、予備試験論文の合格水準は高いですし、予備試験論文過去問1問あたりの演習・分析の負担はさほど大きくないので、原則として、全問やるべきです。その上で、Aランクは少なくとも2周以上、Bランクは少なくとも1周以上、Cランクは軽く答案構成を1周といった感じで、過去問ごとの重要度に応じたメリハリ付けをするのが望ましいです。

予備試験過去問ランキングの説明動画

労働法の過去問ランキングに関する動画は、29:26から開始します(青文字部分をクリックして下さい)。

問題ごとのランク

予備試験の労働法の対策としては、司法試験過去問は必須ではないどころかオーバースペックですから、労働法重要問題100選講座が適切であると考えます。もっとも、予備試験対策として司法試験過去問をやる方もいらっしゃることを想定し、予備試験向けの司法試験過去問のランキングをさせて頂きました。

労働法に限らず、選択科目全般について言えることですが、予備試験における初期の出題では、「司法試験過去問で出題された論点のうち、出題頻度が高く、かつ、難易度の高くないもの」が出題される可能性が高いです。

なお、労働法重問問題100選講座では、A・Bランク論点をほぼ網羅している上、司法試験過去問の重要部分も取り上げているので、労働法重問問題100選講座を受講している方は、予備試験対策として司法試験過去問までやる必要はありません。例えば、令和4年予備試験で出題された労契法19条と18条の組み合わせ問題も、労働法重要問題100選講座の第59問(Aランク)で取り上げておりました。

令和4年予備試験労働法の問題文はこちら

労働法重要問題100選講座の第59問はこちら

(第1問)

Aランク H20 H21 H26 H29 H30 R2
Bランク H18 H24 R3
Cランク H19 H22 H23 H25 H27 H28 R1 R4

(第2問)

Aランク H18 H19 H23 H24 H26 H27 H29 H30
Bランク H22 H25 H28 R3 R4
Cランク H20 H21 R1   R2