加藤ゼミナールについて

労働法攻略パックで効率的に学習、受験1回合格

プロフィール

K 様
京都大学法学部 卒業
京都大学法科大学院(既修) 卒業
令和4年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 866点 700位台前半
論文 422点 700位台前半

公法系  97点(C、A)
民事系  152点(A、A、B)
刑事系  109点(A、B)
選択科目 63.29点(労働法)

 

講座を選択した経緯・理由

大学の先輩で、司法試験に1発で合格した方に司法試験の勉強法についてよく相談をしていました。その先輩も労働法選択だったのですが、「労働法を選択科目にする場合は、加藤先生の講座を受講した方が良い」とのアドバイスを貰いました。具体的には、加藤先生は労働法の教え方が上手く、テキストも充実しているため、予備校業界の中で労働法の科目を受講するならば絶対に加藤先生を選んだ方が良いということでした。

基本7法の勉強だけで分量が多いため、選択科目である労働法は効率的に学習する必要がありました。そのため、この講座を選びました。

講座については、労働法攻略パックAプランを選択しました。

まず、労働法速修テキスト講座は、労働法の基本的な知識を付けるために必ず必要だと思ったので、選択しました。

次に、労働法重要問題100選講座は、市販の問題集で代用できるかなと思い、当初は受講を迷ったのですが、上記の先輩から、「労働法速修テキスト講座ならば問題集も加藤先生で統一した方が良い」とのアドバイスを受けたので、受講しました。結果的に、受講してとても良かったと思っています。

最後に、労働法過去問講座については、労働法攻略パックAプランを受講してみて、もし必要であれば追加しようという方針で考えていました。もっとも、結果的に、司法試験まで時間がなかったため、労働法過去問講座は受講せずに終わりました。

また、受講に関して、たしかに料金が安いとまではいえませんが、労働法1科目なのでそこまで高額な料金になることもなく、料金を支払うことの負担よりも、労働法を効率的に学習することができ、司法試験の勉強がスムーズに行くというメリットの方が大きいだろうという確信が持てましたので、講座を受講しようと決心しました。

以上が、講座を選択した理由・経緯になります。

 

講座・教材の使い方

労働法速修テキスト講座の学習方

労働法速修テキスト講座では、先生の授業をいかに早く聴ききるか(消化するか)を念頭に置いて学習していました。大学の学部生時代に労働法を受講したことはありましたが、正直、大学学部在籍中は司法試験受験を真剣に考えていなかったため、労働法もほとんど真面目に学習したことはありませんでした。そのため、労働法は何となく知っている程度であり、知識自体はほとんどない状態でした。もっとも、基本7科目の勉強により、基本となる講義は、とにかく早く聴ききる(消化する)ことが大切であるということを心得ていました。そこで、労働法の受講を開始した、法科大学院の夏頃に一気にまとめて労働法速修テキスト講座を聴ききりました。その際、当然ならがテキストで先生が重要だと指摘した部分にマーカーを引いたり、先生が説明されている図を書き込んだりしていきました。それによって、先生の講座を聴いているときには完璧に理解できなかったとしても、後でテキストを見返すと、分かるような状態に仕上げていました。

労働法重要問題100選講座の学習方法

これも労働法速修テキスト講座の学習方針と基本的には同じで、先生の授業をいかに早く聴ききるか(消化するか)を念頭に置いて学習していました。問題集で先生が重要だと指摘した部分にマーカーを引いたり、先生が説明されている図を書き込んだりしていったことも同様です。まず、問題文を読んで問題の状況を把握した上で、自分の頭の中で少し問題点等を考え(その際、初見でも問題が正確に解けるわけがありませんから、答案構成等はしませんでした)、すぐに先生の講義を聴いていきました。そして、労働法重要問題100選はその後、何度も何度も繰り返しました。具体的には、司法試験までは合計7周ほどしたのではないかと思います。条文や問題の所在、問題同士の関連性などを意識しながら繰り返し解きました。

 

講座・教材が令和4年司法試験にどのように役立ったか

司法試験の実際の出題内容との関連性について

今年の労働法では、第1問が、配置転換命令の法的根拠、その適法性及び有期労働契約の雇止めの可否という、個別的労働関係法における基本的な論点について検討することを求めるものであり、それらの論点に関する最高裁判例や関係条文から導き出される規範の正確な理解と当該規範への具体的事実の当てはめの的確さを問うものであり、第2問が、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(平成30年法律第71号。いわゆる働き方改革関連法)による短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する法律(以下「短時間・有期雇用労働法」という。)の改正(題名も変更)に伴い企業内の賞与制度が改定されたという事案を素材に、労働協約、就業規則、労使慣行など労働法の法源に関する基本問題についての正確な理解と、近時実務上の重要課題となっている有期・無期雇用労働者間の待遇格差の是正をめぐる論点についての法的な理解と事例に即した判断の能力を問うものでした。いずれの論点もテキスト・問題集に記載されており、授業でも重要だとの指摘があった部分ですので、講座を受講した上で、問題集を繰り返し解くことで、確実に得点を取ることができました。

講座と教材について

労働法速修テキストには試験との関係で必要なことが凝縮されているため、労働法をゼロから勉強してインプットを完成させることに非常に役立ちました。実際は、法科大学院で労働法の授業や演習の授業も受講していましたが、労働法の基本的な知識のインプットは労働法速修テキストで行いました。法科大学院自体も分かりやすかったですが、本件講座では、司法試験ではここが特に狙われるとか、この部分は正確に暗記してくださいという有益な情報を与えてもらえるため、そのような重要な情報を聞き逃さずにメモして、司法試験の対策につなげていました。

また、労働法重要問題100選講座の問題集については、同じく基本的なアウトプットの素材でした。法科大学院での労働法の定期テスト前にも繰り返し解いていましたし、司法試験の直前期まで継続して解いていました。

いずれも非常に役立ちました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験については、現在受験者数が年々減少している一方で、来年からは法科大学院在学中受験が可能になることとの関係で、受験者数が一気に増加することが予想されます。また、そもそも合格しても就職先がないのではないかとか、法曹ではそもそも食っていけないではないか等、いろいろとネットで指摘されたりしているため、特に受験生時代には迷いが生じ、勉強を継続することが難しい部分もあるかもしれません。

もっとも、自分がどうして法曹を志したのか、どのような法曹になりたいかという想いを忘れることなく、学習を続けることが大切です。

司法試験の受験勉強の方法論については唯一の正解はなく、合格者の同期の話を聞いていても本当に千差万別だなぁと感じます。そのため、自分の信じた方法に沿って、根気強く勉強し続けるしかありません。

その上で、司法試験受験予備校というは、必ず利用しなければ司法試験に合格できないというものではありませんが、利用することによって効率的に学習が進められることは間違いがないと思います。講座料金は必ずしも安価ではないので、料金との兼ね合いなどの部分があるかもしれませんが、司法試験合格のための自分なりの勉強方法を確立して、日々努力を重ねてください。そうすれば、必ず合格できると思います。頑張ってください。