加藤ゼミナールについて

受験1回目で総合132位の上位合格!

プロフィール

M.R 様
京都大学法学部 卒業
京都大学法科大学院(既修・在学)
令和5年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合順位 132位
論文順位 125位

公法系 120点台
民事系 210点台
刑事系 120点台
選択科目 50点台

 

講座を選択した経緯・理由

LSに学部から早期卒業で入学したことから、4法(憲民刑商)しかきちんと勉強したことがなく、司法試験7ヶ月前まで民事訴訟法、刑事訴訟法は全分野きちんと勉強したことがありませんでした。当然のことながら、司法試験の過去問すら見たことがない状態でした。そのため、司法試験に間に合うのかととても不安になっていました。

そのような中、知り合いの弁護士の先生に相談したところ、加藤先生の作成したテキスト及び講義は非常にわかりやすく、これをこなせば合格できるとアドバイスをいただきました。

そして、他に頼るものもなかったことから、まずは過去問講座を12月頃に受講しました。

しかし、過去問講座だけでは司法試験の問題を解くのに、その頃の私にとっては難易度が高すぎであり、さらに解説を聞いてもさっぱりわかりませんでした。

1ヶ月ほど過去問講座を受講した後に、体系的な講座で基礎的な部分も確認しなければ過去問講座を吸収しきれないと考えるようになり、2月上旬に総まくり講座を受講するに至りました。

 

講座・教材の使い方

総まくり講座については全部受講しました。司法試験前の2月で総まくり講座を全部視聴しようと決め、3週間で講座を1周できるように、計画を立てました。そして、毎朝、その日に受講すると決めた総まくりテキストにマーク指示に従ってアンダーラインを引き、そのあとはひたすら講義を聞くことにしました。そのため、司法試験前の2月はアウトプット0のインプット100の勉強スタイルでした。

そして、3月からは過去問講座と総まくり講座を並行して行いました。総まくり講座については、1周目でわからなかった部分を重点的に、過去問講座については、民法・民訴を除く法律科目について4年分は答案構成をやりました。実際に起案したのは、2年分くらいです。民訴に関しては、既判力・多数当事者をまだ理解していなかったので、過去問に手も足もでなかったこと、民法については過去問からの再度の出題が薄いことから3月の時点ではやりませんでした。

4月以降はLSの授業が再開したので、商法、刑訴、行政法を中心に7科目の過去問講座を少しずつやろうと決めました。しかし、在学中受験ということもあり、授業の予習・復習で非常に忙しく、司法試験までに行政法・刑訴はほとんどの過去問に目を通しましたが、それ以外の科目については平均して5年分くらいしか見ることができませんでした。

途中で過去問に時間を費やしている時間がないことに気がついたので、勉強方法としては、総まくりテキストに司法試験の出題歴が載っている箇所、加藤先生が再度の出題可能性があると講義中に指摘していた部分を重点的に何度も読み込み、自分の言葉で表現できるように潰していきました。

論証集については、赤シートで隠せるようにして、司法試験3ヶ月前の4月から寝る前1時間読み込むようにしました。結果的には全論点を自分なりの言葉で覚えました。その際に、覚えにくい箇所については、Wordにその論証を自分なりの言葉で噛み砕いたものを入力し、Wordの音声読み上げ機能を用いて、音楽を聴くノリでご飯を食べる際などに論証を聞き流すようにして覚えていました。

 

講座・教材が令和5年司法試験にどのように役立ったか

論点単位では、すべての科目が役に立ちましたが、とりわけ総まくりテキストの効果を実感した民事訴訟法について述べたいと思います。具体的には、不利益変更禁止の原則について出題された点(設問2)については、「不利益」とは何を基準に判断するのか、相殺の抗弁に既判力が生じる趣旨・既判力が生じる範囲といった基礎・基本的なことが非常に丁寧に総まくりテキストでは解説されていたので、論証として表面を覚えるのではなく自分の言葉で表現できるレベルまでにしていました。そのため、これらを組み合わせての出題だなとすぐに気づくことができました。また、様々な判決効(設問3)についても、判決の効力の本質・趣旨をテキストではきちんと説明されており、これを血肉にしていたので、問題文の誘導を参考にすることにより、ある程度出題趣旨に沿った解答ができました。

おそらく今後も民事訴訟を筆頭に司法試験では応用問題がたくさん出ます。しかし、総まくりテキストに書いてある基礎的な部分について、表面的な部分を超え論点の本質を捉え、自分の血肉にすることができれば、司法試験の問題は全く怖くないと思います。むしろ、自分のさまざまな知識を横断的に操縦し、新たな問題を解決する感覚を経験すると、応用問題を解くことが楽しくなってくると思います。その土台となるものが、まさに総まくりテキストに詰まっていると司法試験を受けながら思いました。その意味で、総まくりテキスト・過去問講座は全科目を通じてとても役に立ちました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

加藤先生が講座で言っていることを疑うことなく信じて取り組めば、必ず合格できると私は思います。勉強でしんどい日々が続くと思いますが、加藤先生を信じて頑張ってください!