加藤ゼミナールについて

総合120位台の超上位合格!自信をもって司法試験に臨めた

プロフィール

茂木 大郎
令和3年予備試験 合格
令和4年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 120位台

 

講座を選択した経緯・理由

司法試験では予備試験と異なり、事実認定に幅があり因果関係や損害「額」に気を使ったりすることが多いと聞き、改めてインプットの質を高める必要性を感じていました。

そこで総まくりテキストのサンプルを拝見したところ、詳細な引用と解説が付されていてインプット重視な自分に合っていると感じ受講を決めました。また、加藤先生の解説は大変聞きとりやすく、倍速再生しても声が通っているために聞き取りでのストレスは皆無だったのも決め手でした。

 

講座・教材の使い方

直前期にどんな勉強をしたいかによって、教材の加工の方法は人ごとに変わってきます。

私はまず、マーク指示について反映させつつ、教材の大まかな流れを把握しました。その後科目ごとに総まくり講座、過去問講座の順に受講しました。過去問講座は可処分時間の関係でフル起案はほぼしませんでしたが、全問について答案構成段階まで行い、自分の考えた論理と解答例のズレを検証しました。

過去問講座で新たに発見した論証の使い方は総まくりテキストや総まくり論証集に書き込むなどして、終盤に総まくりテキストを回すときにアウトプットを意識できるように工夫しました。

 

講座・教材が令和4年司法試験にどのように役立ったか

出題内容との関連性

令和4年憲法では①学問の自由と大学の自治との関係②教授の自由が論点として含まれる比較的難易度の高い出題でした。おそらく、違憲審査基準の定立の過程が曖昧であると抽象的な議論に終始してしまい空中分解してしまうような出題であったと思います。総まくりテキスト及び総まくり論証集では、最初に違憲審査基準の定立の基本の枠組みが記載してある構成で、財産権など特殊なものは各論に記載してあり、どのように使うのかを含め講座内で解説してもらえます。

また、平成21年度司法試験を踏まえた大学の自治との関係性についての解説や論述例がそのまま使える形で乗っていました。そのおかげで、保障の範囲を適切に設定した上でこれを応用して違憲審査基準を定立して論述すれば大コケすることはないだろうという自信をもって司法試験に臨むことができました。

教材

加藤ゼミナールの教材の強みは詳らかな引用と論証の使い方をテキストの文章に落とし込んでいる、ということに尽きると思います。自学自習や個別指導等の経験値に頼ってくださいという設計ではなく、テキストと同一の解答例作成者が一貫して論証の取り扱いの説明までしてくれることを前提にしています。

また、論証集は論証の切り貼りではなく、テキストのミニチュア版ともいうべき設計で持ち運びに重宝していました。司法試験の試験会場へ最後のお供として会場に持って行ったのはこれです。コンパクトなサイズでしたが、大変頼もしい教材でした。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験や予備試験は解答例と自分の答案を突合せて答え合わせをしなければならず、その手段の確保に苦労します。あくまで解答例ですから、学習初期はあっているのか間違っているのか判断ができないのです。紙面上の添削はある程度添削者の意図がくめるようにならないと効果は上がらず、個別指導は費用がかさみます。このように、答え合わせのハードルが高いのが司法試験や予備試験における論文対策の難点です。

そこで、答案に落とし込む書き方を受講生の習熟に頼るのではなく、ある程度は直に教えてくれる講座が必要です。そのためには解答例まで一貫して同一人物が監修していることが望ましいと考えます。応援しています。