田中 晃平 様
名古屋大学法学部法律政治学科 卒業
慶應義塾大学法科大学院(未修) 卒業
令和5年司法試験 合格
総合 926.04点 685位
論文 448.02点 721位
公法系 101.65点(E、A)
民事系 177.83点(A、A、B)
刑事系 119.56点(C、A)
選択科目 48.96点
私は、1回目の司法試験に合格することができず、昨年度合格した友人に、合格するためにはどのように学習を進めていけばいいのか相談に乗ってもらいました。そして、友人から、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座を受講し、過去問講座を中心に勉強を進めていくのが合格に最も近道だというアドバイスをもらい、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座を受講することにしました。
最初は、友人からアドバイスをもらったとおりに、平日は1日1科目1年分というペースで過去問を解いてじっくり解説を見る、ということをまずは継続しました。なぜなら、これまでは他予備校の論点をマスターするための短い論文講座で扱う程度の短い論文問題しか解いたことがなく、司法試験のように2時間頭をフル回転させて6〜7ページの論文を書ききるという練習をしたことがなかったためです。
過去問を解くことに慣れてきたら、次に、過去問と解説に加えて、その日過去問で学習した分野について他の問題集などを使って復習する、というところまでするようにしました。約20年分の過去問では、かなりの論点が出題されてはいますが、まだ問われていない論点もたくさんあるので、不安を解消するためにできるだけ多くの論点について書けるようにしておきたかったからです。
そして、最終的には、各科目について最低2周以上過去問を解き、各問題について、司法試験委員会が出題趣旨・採点実感でどのようなことを述べていたのか、ということを覚えているといった状態になりました。
司法試験は、重要な論点については、問い方を変えたり、問い方は同じでも少し難易度を上げたりして何度も問われることが多いです。本年度の司法試験でも、例えば刑事訴訟法のように、科目によっては過去問をやっておけば全問対応できるものがありました。
加藤ゼミナールでは、司法試験に上位合格され、しかもその後ずっと司法試験受験生の指導を続けておられる加藤先生が、過去問を緻密に分析し、その結果を過去問講座の解説で惜しみなく伝えてくださいます。受験生が自身の頭で過去問を分析するよりはるかに緻密に分析されているので、加藤ゼミナールの受講生は、他の司法試験受験生と比べて過去問に対する理解が深くなります。
過去問講座のおかげで、本試験においても、過去問の出題趣旨・採点実感の正しい理解から、司法試験委員会が何を求めているのかを素早く感じ取ることができ、結果としてバランスのいい答案を書くことができました。
また、過去問講座では、上位合格者である加藤先生が時間をかけて作成された上位答案例が掲載されており、講義ではさらに先生ご自身がどのような思考回路で解答を作成したのか、ということについても伝えてくださるので、その点も実際に答案を書く時にかなり参考になりました。
以上のことから、私は、司法試験過去問講座に出会えて本当によかったと感じています。
これから司法試験・予備試験を受験する方々にも、絶対におすすめできる講座だと思います。
私は、ロースクールに入学してから、6年という長い時間をかけてやっと司法試験に合格することができました。
合格するまでは、「何者でもない自分」ということに毎日が憂鬱で、本当に苦しかったですが、合格が決まったことで、勉強を続けてきて本当によかったと感じています。
これから司法試験・予備試験を受験する方々も、合格するまでは本当に苦しい時間が続くと思いますが、今まで自分が続けてきた努力を信じて、あと少しの間、頑張ってください。