加藤 光樹 様
国公立大学法学部 卒業
私立大学法科大学院(既修) 在学中
令和6年司法試験 合格
総合 1300位台
論文 1300位台
公法系 C、A
民事系 B、D、B
刑事系 D、A
選択科目 66点台
私は元々、別の予備校の講座を受講していましたが、過去問演習を始めるにあたり答案の型が上手くつかめずにいたところ、法科大学院の友人達が利用していた総まくり論証集を勧められ、購入しました。その後、総まくり論証集の内容に満足したため、苦手な民事訴訟法をもう一度学習し直そうと思い、民事訴訟法の総まくり講座も受講しました。
まず、総まくり論証集についてマーク動画を見ながらマークをする段階で、その内容に一通り目を通しました。総まくり論証集は、一般的な論証集に比べて、論証以外の基本書的な解説部分や答案の書き方が圧倒的に充実しているため、これによって自分の知識が整理され、また、答案への知識の落とし込み方が理解できました。また、総まくり論証集の論証は高度な内容が端的にまとめられているため、理解した際に得られる知識が深い一方で、単独では理解の難しさを感じました。そこで、苦手科目であった民事訴訟法については総まくり講座も受講しました。
総まくり講座では、論証集同様に内容は高度ですが、具体例などを用いて加藤先生が丁寧に解説されているため、講義で理解した内容を総まくり論証集に書き込むことで、知識をより確実なものにすることができました。
また、私はロースクールに通っていたため、その授業等で得た知識、テクニック等も総まくり論証集に一元化することで、受験直前期には論証集を読み返すことでこれまでの学習を総復習できるようにしていました。総まくり論証集はほぼ全ページにメモができるような余白が用意されているため、自分なりにカスタマイズしやすいと思います。
まず、総まくり講座・論証集では、各科目について答案の書き方がまとめられており、これが非常に役立ちました。司法試験の論文式試験では、各科目ごとに問題特性があります。総まくり講座では、それぞれの特徴を踏まえた上で、科目ごとに、一般論とあてはめの割合をどの程度にするべきか、型のある科目についてはその型などが解説されています。特に、行政法の処分性や原告適格のような論点は、頻出であり、かつ、書き方の型がある程度決まっているため、総まくり論証集では、さまざまな判例についてそれをベースとした場合の答案の書き方がまとめられており、実際に令和6年司法試験には処分性が出題されたため、対応することができました。
また、私は総まくり講座・論証集を受講するまで、判例の知識をどのように答案に落とし込むべきか悩んでいました。しかし、総まくり講座・論証集における論証は、判例・裁判例をベースにして作成されており、これを理解してかけるようにしておくことで、自然と判例を答案上に表現することができるようになります。その上で、論証中に判例ベースであることが示されており、裁判年月日と百選掲載判例の場合は百選の番号が記載されているため、判例学習のベースとしても用いることができました。
最後に、民法が要件事実ベースでまとめられている点が非常に役立ちました。私は、総まくり論証集を使って民法を学習したことで、民法の問題で全く手が付けられないことがなくなりました。生の主張から訴訟物をとらえ、要件事実に沿って各要件を検討していき、その中で論点が登場して解釈論とあてはめを展開するという流れで民法の問題を解くことで、民法に対する苦手意識はなくなりました。民法の総まくり論証集はすべて要件事実に沿ってまとめられているため、このような民法の解き方にはとても役立ちました。
勉強をしていると、司法試験は難関資格であるというイメージから、どの程度まで精度を高めればいいのか不安になると思います。しかし、限られた時間内で勉強するしかない在学中受験では特に、いかに網羅的に勉強できるかが大切だと思います。加藤ゼミナールの講座は、高度かつ網羅的な内容なので、とにかく早く受かりたい人にも、上位合格を目指す方にも対応していると思います。
皆さんも加藤ゼミナールの講座を有効利用して頑張ってください。