児玉 悠真 様
国立大学法科大学院(既修) 在学
令和6年司法試験 合格
総合 700位台
論文 700位台
公法系 A、B
民事系 D、B、A
刑事系 B、A
選択科目 56点
まず、総まくり講座については、司法試験の直前期に全体的に見直せるような講座があればと思い探していたところ加藤先生の講座を見つけました。サンプル等を見たところマーカーで覚えなければいけないところを色付けしており覚えやすいと感じ、総まくり講座を受講することにしました。
司法試験過去問講座については、これを使っていた友人から、「司法試験過去問講座は、論点の説明というよりは点数が取れる書き方、あてはめの視点を解説している」ということを聞き受講を決めました。論点の解説などはテキストをみれば大体はわかるもので、点数の伸びる書き方等は自分で勉強することは難しいと考えていたため私の需要と一致しました。
総まくり講座についてはマーカーを引き講座を受けました。私は総まくり論証集を一元化教材として利用し、自分が難しいと思ったところや覚えにくいところは総まくりの授業で加藤先生が解説していたところを書き写したりしました。ですので、総まくり講座を何回も見直すというよりは、総まくり講座で学んだことを総まくり論証集に一元化するという方法をとっていました。
過去問は、A・Bランクについてはまず起案し、司法試験過去問講座を見て一度テキストに授業で解説のあったところをメモし、その後に総まくりに一元化するということをしていました。また、過去問の論点の年度は総まくり論証集に出題年度を書き込むということもしていました。これは、一度聞かれた論点を何度も聞かれるという科目もあるため重点的に勉強するときなどに参考にしていました。
また、Aランクについては二回以上起案し頻繁に出題される分野については自分の中で書き方を身に付けてあてはめで時間を使えるようにできるようにしました。
私は特に司法試験過去問講座の全科目に共通するあてはめの視点の解説が役に立ったと思います。また、わからない論点が出てきたときの対処方法も講座で解説しており、今回の司法試験でも役に立ったと思います。
憲法では、職業の分野が出ました。この分野については司法試験過去問講座で何度もあてはめの仕方を説明しており、本番では焦らずに書くことできました。また、営利的表現の自由についても論証集に書いてあったことから、他の人よりは書けたと思います。
民事訴訟法の自白の問題については、司法試験過去問講座で深い理解が必要だとして丁寧に解説をしていたためこの点については説得力のある答案になったと思います。
刑事訴訟法の強制処分該当性については、総まくり講座でも司法試験過去問講座でもあてはめの仕方を詳しく解説しており、様々な視点であてはめをすることができ点数が伸びたと思います。
また、司法試験を受けてみて総まくり論証集に書かれていることをランク別にある程度覚えておけば、試験中に焦ってなにも書けなくなるということはなくなるくらい網羅性があると感じました。
私は、司法試験を受け一番やってよかったことは、一元化を総まくり論証集にして何回も見直したことだと思います。
試験勉強をしていたらいろんな教材に手を出してしまうことは結構あると思います。しかし、総まくり論証集に書かれていることをしっかり覚えていればまず他の受験生と同じレベルにはなると思います。ですので、あまり手を広げずに加藤先生の講座をまずはしっかりやりきり、一元化するということが大事だと思います。
また、過去問講座では、とてもためになることを解説しているため必ず受講すべきです。
試験勉強は長丁場でしんどくなる時もあると思いますが自分を信じて頑張りましょう。