加藤ゼミナールについて

司法試験過去問講座で現場思考問題に対応できる実力が身に付いた!

プロフィール

林 龍太郎 様
立命館大学法学部 卒業
大阪大学法科大学院(既修) 卒業
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 820点台 1100番台
論文 400点台 1100番台

公法系 100点台(B、A)
民事系 140点台(B、C、B)
刑事系 90点台(D、A)
選択科目  52.71点

 

講座を選択した経緯・理由

司法試験対策を始めるにあたり、どのように過去問演習を行えばよいのか悩んでいました。

そうした矢先、ロー入試段階から参考にしていた予備試験・司法試験合格者のブログで、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座が絶賛されているのを発見しました。私はその方の勉強法を信頼し、模倣していたため、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座に興味を持ちました。

そして、公開されているサンプル講義(令和元年司法試験憲法)を視聴してみると、問題文の事実の使い方、違憲審査基準定立の思考過程、自説と反論の書き方といった点について説明がなされており、私にとっては目から鱗が落ちるような内容でした。

そのため、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座を受講することに決めました。

 

講座・教材の使い方

科目別の使い方

加藤ゼミナールが公開している司法試験過去問ランキングのランクに従って過去問を解いていましたが、自分なりにアレンジもしていました。

具体的には、行政法、刑訴はCランクまですべて何周も解き、民事系はA・Bランクのみ1、2回解いて傾向を掴むにとどめ、市販の演習書を周回していました。民事系(特に民法)は出題範囲が広く、過去問で傾向を掴んだ後は演習書で論点抽出能力を磨いたほうが良いと考えたためです。

もっとも、過去問を周回しなかった科目は軒並み成績が良くなかったため、勉強法に改善の余地ありと感じました。

具体的な使い方

私は昨年、在学中受験に失敗してしまったのですが、その敗因の一つがあてはめの不十分さであると感じていました。そこで、模範解答の「事実に対する評価」部分にマーカーを引き、説得的な事実の評価の方法やあてはめで使える語彙を増やしていました。

また、講座で加藤先生がおっしゃっていたことを総まくり論証集に一元化し、試験直前に見返すことができるようにしていました。

 

講座・教材が令和6年司法試験にどのように役立ったか

憲法について

私は、これまで判例の学習方法が分かっておらず、司法試験での「参考となる判例に言及して論ぜよ」といった指示にも従うことができていませんでした。

しかし、加藤ゼミナールの講座・総まくり論証集では、判例の使い方や、どこまで判例を覚えればよいのかといったことが説明されています。そのため、必要最小限の判例のキーワードを覚えることで暗記の負担を軽減しつつも、自信を持って試験本番に臨むことができました。

令和6年司法試験では、営利的表現の自由が出題されました。

私は加藤ゼミナールの講座・論証集を使用する以前は、営利的表現の自由という言葉自体知りませんでした。ですが、加藤ゼミナールの総まくり論証集には営利的表現の自由の処理パターンが丁寧に書かれており、本番では焦ることなく落ち着いて処理することができました。

行政法について

行政法の講座では、加藤先生が現場思考の問題における答案の書き方を繰り返しおっしゃっておられました。

令和6年司法試験では難易度の高い問題が出題されたところ、現場思考が重要だと感じ、加藤先生の教えが頭に浮かびました。そして、わからないながらも①条文の趣旨→②問題文の事実から逆算した規範定立→③規範に沿ったあてはめといった流れで答案を処理した結果、手ごたえはないながらもA評価を得ることができました。

加藤ゼミナールの講座を受講していなければ、現場でパニックになり低評価の答案を作成してしまっていたと思います。

刑事訴訟法について

刑事訴訟法の講座では、加藤先生が説得的なあてはめができるテクニックを説明してくださっています。

また、総まくり論証集には、あてはめの考慮事由が細かく記載されています。令和6年の司法試験では、強制処分該当性・任意処分の限界に関する論点が出題されたところ、講座で得たテクニックと総まくり論証集記載の考慮事由を使うことで、充実したあてはめをすることができました。

今年の問題は比較的オーソドックスな問題だったと思いますが、他の受験生に書き負けずに済んだのは加藤ゼミナールの講座・総まくり論証集のおかげです。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

私は勉強が得意なタイプでは全くありませんが、そんな私でも司法試験に合格することができました。

過去問対策を正しい方法で行うことができれば、司法試験は合格不可能な試験ではないと身をもって感じました。その対策に加藤ゼミナールの司法試験過去問講座は最適だと自信を持っておすすめできます。

受験生活は長く苦しいですが、これから受験される皆様が合格されることをお祈りしています。