松本 祥吾 様
東北大学経済学部 卒業
東北大学法科大学院(既修) 在学
令和6年司法試験 合格
総合 1062点 52位
論文 531点 39位
公法系 121点(A、A)
民事系 197点(A、A、A)
刑事系 123点(A、A)
選択科目 89点
私は、司法試験を受けるにあたって、司法試験の過去問をなるべく多く、解きたいと思いました。
最初のころは、自分で問題・出題趣旨・採点実感を印刷して、自分で基本書等の該当箇所を探して答案例を考えて勉強していたのですが、時間が短縮できると思うようになり、全年度の問題・答案例・解説・出題趣旨・採点実感が冊子で用意されている講座を探しておりました。
そうすると、ほとんど加藤ゼミナールしか選択肢がありませんでしたので、こちらを購入いたしました。
私は受講する時期が遅かったので、講義を聞く時間をとることができず、問題をみて答案構成するということを行い、そのあとに、解説(出題趣旨及び採点実感を含めて)をしっかり読んで理解に努めました。
解説が非常に充実しており、基本書への引用の仕方も丁寧で、理解できないときは原典にあたることができ、探す時間を削減できたと思います。
全体として、基本書に準拠した答案例(極めてわかりやすい)が記載されており、さらに年度によっては中上位答案という現実的な答案例も記載されているので、得意不得意に応じて学習することができました。特に私は、憲法と刑法が苦手だったため、これらを重点的に利用しました。
民法の過去問は令和元年から5年までは解いたのですが、それ以外は解けませんでした。
民事訴訟法は、苦手意識はなかったのですが、司法試験過去問が難しく、解けないのがつらく、9年分しか解けませんでした。
憲法が苦手だったのですが、三段階審査での判例の現実的な使い方・書き方を司法試験過去問のなかで解説してくださるので、司法試験過去問演習と憲法についての学習を同時に進めることができ、効率的に学習を進めることができました。
本年では薬事法事件に言及しながらの解答を求められましたが、過去に出題済の論点であり、受講していたので、自分としては首尾よく書けたのかなと思います。そして、過去問演習の重要性を再認識しました。最終的には全年度解くことができました。
行政法では、出題形式が特殊であるため、答案構成の仕方なども含めて丁寧な解説をしてくださるので、参考になりました。最終的には全年度解くことができました。
刑法では、出題趣旨・採点実感だけだといったいどれをどのように書くべきかわからなくなり迷走することになりましたが、答案例によりその迷いがなく学習を進めることができました。効率があがり、最終的には全年度解くことができました。
商法では、答案例と解説を読むと、商法の基本的な考え方の理解が深まり、非常に効率的に学習を進めることができました。最終的には全年度解くことができました。
司法試験は、過去問に向き合うことが重要でありますが、解き始めると、自分の力不足を自覚するため、非常につらいものになるかなと思います。
それゆえ、一歩踏み出す勇気が必要になると思いますが、辛ければ、人と一緒に向き合ってもいいですし、加藤ゼミナールのような予備校とともに向き合ってもいいと思います。