丹羽 宏彰 様
京都大学法学部 卒業
令和6年予備試験 合格
総合得点 278.71 点
総合順位 100 番台
憲法 A
行政法 A
民法 B
商法 A
民事訴訟法 C
刑法 B
刑事訴訟法 D
選択科目 A
法律実務基礎科目 B
元々、他予備校で学習を進めていましたが、勉強しても労働法がなかなかうまく書けるようにならず、評判の良い加藤ゼミナールの講義で1から勉強し直すことにしました。
元々使っていた他予備校の論証集と比べて加藤ゼミナールの論証集は当てはめまでしっかりと記載されていること、論証の掲載数自体が比べものにならなかったということもあり、確実に点数を上げるために乗り換えを決意しました。
労働法の論証部分以外の基本的な知識にかなり不安があったので、初学者同様に速修テキスト講義はマーク・視聴しました。
知識をインプットするところからだったので、速修テキストを何度も読み込んでいたこともあり予備試験との関係では論証集はほとんど読みませんでした。
自分は大量の情報を覚えるインプット優位の勉強が合っているので、より情報量の多い速修テキストをメインで学習していきましたが、ここは好みに応じてどちらかを使い分ける形で良いのかと思います。
労働法過去問講座は、一週目はほとんどわからないのでちょっと読んで論点がわかるか一応確認したらすぐ答案例・解説講義を視聴しました。
書くことも大事ではありますが、加藤先生も最初はすぐ解説講義を視聴しても良いと言っていた覚えがあり、自分のようにインプット優位の方が学習しやすい人間はその方がより効率よく勉強できると思います。
二週目以降は、当てはめの方向性まで含めて答案構成を行った上で答案例を読み、苦手分野については2、3 回、解説講義を聞いて解答作成力の向上に努めました。
速修テキストにしっかり記述されていた部分(施設管理権と組合活動の衝突、不当労働行為)がほぼそのまま試験で出題されたので、当日は答案構成がかなりスムーズに行え、当てはめをいかに充実させるかに注力し、非常に充実した答案を作成できたと思います。
自分はそもそも他予備校で労働法を学習済みだったとはいえ、かなり知識に穴があり、論証も掲載数が不十分でした。
そのため、予備校メインで学習していただけでは太刀打ちできない状態でしたが、加藤ゼミナールのテキスト・論証集には新しい判例の理解や受験界通説、試験傾向に合った理解が反映されており、知識をブラッシュアップするために有益でした。
基礎編〜応用編と講義が何個か分割されていることで、基礎事項の理解に注力した後、発展事項について学習が進んだ段階でしっかり検討するという形でインプットの質が高くなるように講義が設計されていたと思います。
他に苦手科目があり、暗記量が多いとはいえ労働法にばかり時間をかけるわけにもいかなかったところ、加藤ゼミナールの教材だけで一元化して学習することができ、迷いなく効率よくレベルを上げることができたと思います。
元々加藤ゼミナールの労働法の評判がよく、加藤先生が全て作成しているという点も信頼できるポイントでした。
予備試験は決して容易に突破できる試験ではありません。学習を続けていく上で、さまざまな困難に直面することがあると思います。
自分も予備試験に合格することは無理なんじゃないかと諦めかけていた時期もありますが、勉強は欠かさず続けていました。
短答式を安定的に突破できるようになれば、後一歩です。あなたに法律適性がないからではなく、初学者の頃にフルセットで購入した入門講義・事例問題集などの相性が悪いだけの可能性は十分にあります。
自分に合った教材を探してみることが、合格への最後の1ピースとなることがあるかもしれません。少なくとも、自分はこの講座のおかげで今年の合格を勝ち取ることができました。
これを読まれている皆さんも、どうか諦めずに、必ず合格するのだと信じて学習を継続してください。