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CBT方式による試験導入に関するQ&Aが更新されました!

2025年05月27日

本日、CBT方式による試験導入に関するQ&Aが更新されました。

特に重要なのは、Q8です。

CBT方式が導入される「司法試験」の短答式試験・論文式試験及び「予備試験」の論文式試験では、紙媒体の構成用紙(メモ用紙)が配付され、かつ、試験後に持ち帰ることができます。

構成用紙が配付されることにより、問題文は紙媒体では配付されずパソコンで閲覧できるにとどまるという不便さが、ある程度解消されると考えます。

なお、Q1のAでは、「司法試験については、令和8年試験から短答式試験及び論文式試験のいずれにもCBT試験を導入することを目指しています。」とある一方で、「司法試験予備試験については、令和8年試験においては、論文式試験のみを対象としてCBT試験を導入することを目指しています。」とあり、予備試験におけるCBT方式の導入については「論文式試験」に限定されています。

「令和8年試験においては」という留保付きであるため、令和9年以降は予備試験の短答式試験でもCBT方式が導入される可能性もありますが、予備試験の短答式試験の受験者数が1万2000人~1万3000人もいるため、CBTシステムを導入した専用PCを手配することが困難であることを踏まえると、令和9年の予備試験から直ぐに短答式試験でもCBT方式が導入されることとなる可能性は低いと考えます。

詳細はこちら
https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00238.html


加藤ゼミナール代表 加藤喬