原田 修磨 様
在学4年
学部成績:GPA3.318
立命館大学法科大学院(既修一般)(S 奨学金) 合格
中央大学法科大学院(既修一般) 合格
早稲田大学法科大学院(既修一般) 合格
慶應大学法科大学院(既修者一般) 合格
・総まくり論証集 2025
私はもともと他の予備校で学習していました。
学習を進める中で、他の予備校の憲法に強い苦手意識を持っていたため、このままでは問題があると考えていました。
そして、加藤ゼミナールの総まくり論証集が他の予備校の論証集と比べて網羅性が高く、加藤先生が全て作成されているとの情報に触れ、内容も信頼できると考え、試験の2か月前に加藤ゼミナールの憲法の総まくり論証集を購入するに至りました。
① 出題内容との関連性について
慶應義塾大学法科大学院の憲法は、単なる目的手段審査では充分に対応することが出来ない問題や「参照すべき判例に言及しながら」という判例を明示的に問う問題が多く出題されています。
実際に慶應義塾大学法科大学院の憲法では、「石に泳ぐ魚」事件判決や北方ジャーナル事件判決等が例に挙げられる、表現行為に対する事前差止めが出題されました。
そこで、総まくり論証集で学んだことをそのまま答案に反映させることで、構成を考える時間が不要となり、
その分あてはめにかけることが出来る時間が増えたため、苦手だった憲法で大きく点数を伸ばすことが出来ました。
また、早稲田大学法科大学院の憲法では、公務員の政治活動の自由が出題され、寺西判事補事件判決や堀越事件についての理解を問う問題が出題されましたが、総まくり論証集に記載があったため解くことができました。
さらに、立命館大学法科大学院の憲法では、公務員の労働権が出題されましたが、これも総まくり論証集で充分対応することができました。
このように、私が受けた法科大学院の入試で求められた知識は、総まくり論証集に全て記載されており、総まくり論証集を極めればどの大学院であっても、余裕を持って合格できることを実感しました。
② 教材について
総まくり論証集は、判例の要点や答案への反映の仕方が分かりやすくかつ詳細に記載されているだけでなく、判例の射程の議論まで記載されているものも多いです。
また、加藤先生がいちから教材を作成されており、内容面も正確で安心して学習を進めることが出来ます。
そのため、入試直前期に憲法の勉強方法に迷走していた私が、総まくり論証集を完璧にすれば絶対に合格できるだろうと試験までの明確なゴールを設定することができました。
その結果、直前期に苦手な憲法を迷いなく学習することができ、直前期にも関わらず実力を大きく伸ばすことが出来ました。
私は、大学4年生で総まくり論証集を購入し、その時点で単位はほぼ取得していたため、学部試験の学習では総まくり論証集を使用していませんが、加藤ゼミナールの総まくり論証集は、網羅性及び論証の精度が圧倒的であるため、学部試験に用いるのみでは少しオーバースペックかもしれません。
しかし、総まくり論証集を用いて学部試験の学習をすることで、学部で得た知識を論証集に加筆し情報の一元化を行い、法科大学院入試や予備試験に活かすことができるため、法科大学院入試や予備試験を目指す方にとって最高のテキストであると思います。
入試の超直前期には1番苦手科目だった憲法にも自信が付き、あとは出し切るだけというメンタルで試験に望むことができました。
試験中には、「自分が分からない事は他の人も絶対分からないから丁寧に基礎を論述し点数を積み上げる」という意識で試験問題を解いていました。
また、網羅性のある総まくり論証集で学習することができたため、本書に記載がないことは独自の見解な可能性が高く、減点されてしまうと考え、ひらめいても書かないようにしました。
法科大学院入試は年々難化していますが、総まくり論証集を軸に学習すれば、判例知識と答案の方向性を一貫して身につけ、合格水準に達することができます。
迷いなく勉強を進めたい方には非常に有効な教材だと思います。