K.K 様
在学4年 青山学院大学法学部
学部成績:GPA2.5
慶應義塾大学法科大学院合格
早稲田大学法科大学院合格
中央大学法科大学院合格
明治大学法科大学院合格(全額免除)
・基本7科目総まくり論証集
私は当初、他の司法試験予備校に通い、その予備校の教材を中心に学習を進めていました。
しかし、学習を重ねるうちに、使用していた教材では論点の網羅性や論証の精度に限界があると感じるようになりました。
特に、重要判例や細かい論点の扱いにばらつきがあり、科目全体の知識を体系的に整理するには不十分だと感じたのです。
そこで、周囲の受験生に相談したところ、加藤ゼミナールの総まくり論証集を紹介してもらいました。
実際に内容を確認してみると、主要な論点だけでなく、他の教材では省略されがちな細部の論点まで論証化されており、まさに「一元化教材」として最適だと感じました。
総まくり論証集は、百選判例の対応関係や学説対立、重要度ランクが明確に整理されています。
そのため、重要論点を効率的に優先順位づけしつつ、体系的に知識を積み上げることができました。
基本7科目を購入し、法科大学院入試・予備試験双方に対応できる学習基盤として活用しました。
使用方法としては、まず論証をそのまま暗記するのではなく、余白スペースに自分なりのあてはめ例・考慮要素・試験での使い方をメモして、一元化教材に仕上げていきました。
結果的に、知識の抜けや曖昧さが解消され、試験本番では自信を持って答案を構成できるようになりました。
私は、法科大学院入試対策として、総まくり論証集を中心に学習を進めました。
加藤ゼミナールの教材は、論点の整理・判例の位置づけ・学説の対立関係が非常に明確であり、限られた時間で体系的に知識を固めたい私にとって最適なツールでした。
総まくり論証集は、重要度のランク付けや、対応する百選判例・主要学説が明記されている点が大きな特徴です。
私はこのランク付けを、学習の優先順位を決める際の目安として活用しました。特にAランク論点は、繰り返し音読・書き出しを行い、入試本番でも自然に書けるレベルまで反復しました。
また、この教材の余白スペースを活用して、各論証に対応するあてはめ例や考慮要素、答案作成上のお作法(論証の出し方や結論処理のコツなど)をメモ書きし、一冊に知識を集約(一元化)するようにしていました。
たとえば、憲法であれば判例の当てはめ部分を自分の言葉で要約し、刑法では学説対立の論拠を簡潔に整理しておくことで、直前期にはこの一冊を見返すだけで全範囲を確認できるようにしていました。
単に「覚える」だけでなく、「なぜそのような論証になるのか」を理解しながら学習できた点が、答案の説得力向上に大きく寄与したと思います。
学習スケジュールとしては、平日は1日の勉強時間を2科目に二分し、論証集の一周を目安に回し、週末にそれを復習・書き出し練習する形をとりました。
論証集の内容を完全に暗記しようとするのではなく、判例や条文の趣旨に照らして論理的に再現できるようになることを目標にしていました。
その結果、知識が単なる暗記ではなく、「思考として使える形」に整理され、入試本番の記述問題でも落ち着いて対応できました。
最終的に、総まくり論証集を中心に、加藤ゼミナールの講座で学んだ内容を反復しながら一元化したことが、合格につながった最大の要因だと感じています。
上位・難関法科大学院の入学試験では、判例知識、とりわけ百選判例に基づく理解と分析力が重視されます。
判例を踏まえた具体的な法的思考力が求められるため、単なる条文知識にとどまらず、判例の射程・趣旨・学説上の位置づけまで正確に把握しておくことが不可欠です。
その点で、総まくり論証集は、各論証に重要度を明示しているだけでなく、対応する百選判例を併記している点が大きな特徴です。
したがって、法科大学院入試における判例ベースの論述対策に極めて適した教材といえます。
特に憲法では、主要百選判例を素材にした答案構成例や想定解答例が掲載されており、実際の試験問題を念頭に置いた具体的な論述練習が可能です。
このため、総まくり論証集を体系的に暗記・理解すれば、少なくとも知識面において他の受験生に劣後することはほとんどありません。
また、論証自体の正確性に加え、刑法などの学説対立にもバランスよく対応しており、単なる知識の羅列ではなく、法的思考の処理手順を体系的に身につける構成となっています。
これにより、受験生が自ら複数の基本書・判例集を分析して自作の論証集を作成する手間を大幅に省くことができます。
総まくり論証集は、法学部における法律学習においても極めて有用な教材だと思います。
特に、憲法・民法・刑法といった主要科目の定期試験やレポート課題では、論理的な構成と正確な法的表現が求められます。
その際、本書の論証を活用することで、答案の骨格を的確に組み立てることができ、結果として成績向上につながるのではないかと思います。
総まくり論証集は、各論点に対応する百選判例や重要学説を明示しており、単なる暗記ではなく、法的根拠に基づく理解型の学習を可能にします。
これにより、判例の射程や趣旨を踏まえた答案作成ができるようになり、理論的かつ説得的なレポート・答案を書けるようになります。
また、学説対立や論証の正確性にも配慮されているため、刑法や民法のように複数の立場が存在する科目でも、学説ごとの論理構造と結論の導出過程を明確に整理できます。
この点は、大学の試験で部分点を積み重ねるうえでも非常に有効です。
さらに、学部段階から総まくり論証集を活用しておくことで、法科大学院入試や予備試験への対策を早期に開始することができます。
大学の定期テスト対策が、そのまま上位法科大学院合格や司法試験学習の土台づくりにつながる点は、大きなメリットです。
今年度の法科大学院入試は、志願者の増加や募集人数の減少など、受験が一層厳しくなった年でした。
特に明治大学法科大学院では、例年よりも合格者数が絞られ、法科大学院人気の高まりを感じました。
もっとも、受験生層の多くは依然として学部生が中心であり、出題形式や求められる答案水準のものは、例年と大きく変わっていないように思います。
したがって、基礎知識をしっかりと固め、判例・論証を正確に再現できれば、十分に戦える試験であると感じました。
特に、予備試験の学習を並行して進めている受験生であれば、難関といわれる法科大学院にも合格できる可能性は高いと思います。
私は、入試のおよそ一か月前に総まくり論証集を購入し、短期間で集中して暗記と答案練習を行いました。
論証に対応する百選判例の理解と結び付けが非常に効率的で、限られた時間でも得点に直結する知識を整理できたと感じています。
結果的に試験には間に合いましたが、今振り返ると、もう少し早い段階で一元化教材を決定し、「この教材で最後までやり切る」という方針を固めておくべきだったと思います。
来年度以降の受験生は、早期に信頼できる教材を選び、「 判例と論証を一体として理解する学習 」を意識して取り組むことを強くお勧めします。