宗野 佑熙 様
同志社大学法学部 卒業
京都大学法科大学院(既修)卒業
令和7年司法試験 合格
総合 823.62点 1175位
論文 400.93点 1256位
公法系 88.27点(E、A)
民事系 150.77点(A、C、C)
刑事系 105.90点(B、B)
選択科目(国際私法) 55.98点
1年前の司法試験で不合格になり、2度目の受験をするにあたりどのように学習していくか迷っていたところ、YouTubeで加藤先生が不合格の方に向けての動画を配信しており、それを視聴したことがきっかけです。
加藤先生が動画内で司法試験終了から合格発表まで勉強していなかった場合、自分よりも順位が低かったけれど勉強を継続していた人にすでに追い越されている可能性があるという趣旨のお話をされていて焦りを覚えました。
そこで、加藤ゼミナールの体験授業(刑事訴訟法の過去問講義)を視聴し、自分の答案がなぜ合格に至らなかったのかに気付かされたため、加藤ゼミナールで学習して合格答案に近づきたいと考えました。
私は総まくり講座を徹底して受講しました。基礎問講義のテキストは総まくりの復習をするために答案を確認しました。
過去問については、加藤先生が令和7年度の司法試験のためにランク付けしてくださっていた問題を解いて、答案を確認しました。
総まくりに時間をかけたかったため基礎問講義と過去問講義の動画は視聴できなかった部分もあったのですが基礎問講義や過去問講義の答案は読むだけでもすごく勉強になりました。
総まくり講座については講義を視聴し、加藤先生が覚える必要があるとおっしゃっていた部分をくり返し読み込みました。
特に行政法では判例の射程の部分を中心に読み、刑法では学説と判例の対立の部分について深く読むようにしました。
総まくり論証集については行政法を特に愛用しました。
司法試験の問題を解くにあたっては必要な知識がすべて載っているように思います。
商法は苦手だったため(1年前の試験ではE評価)、基本テキストを中心に学習を進めました。
商法は条文の知識が何よりも大切だと思っていたのですが、加藤先生が講義で商法は判例がとても大切だとおっしゃっており、そこからは判例をしっかりと学習するように意識しました。
刑事訴訟法は基本テキストの伝聞法則のところや捜査の分野を徹底的に復習しました。
憲法は総まくり講座で受講した内容を基礎問講義のテキストで答案を確認したりしていました。
民法は総まくり講座を全て消化しきれなかったため、基礎問講義の問題を解く方針に切り替えました。
民事訴訟法は重要判例や弁論主義、既判力の部分を徹底的に読み込みしっかりと理解するようにしました。
私が成果を実感したのは論文試験だけでなく短答試験においてもでした。
短答講座を視聴する余力がなかったのですが、刑法については総まくり講座で十分対応できました。
穴埋め問題が多く本番ではすごく焦ったのですが、総まくり講座では判例と学説の対立をしっかりと解説してくださっていたのでそういった問題にも上手く対処することができました(刑法の短答では43点取れました。)。
一方で、憲法や民法については短答講座をしっかりと受講すればもう少し点数が取れたのかなと思います。
論文試験では特に行政法で驚くほど総まくり講座の凄さを感じました。
総まくり講座では処分性の判例の考え方や射程についてかなり詳しく解説されていたのですが、それが今年の試験ではすごく生きてきました。
具体的には、病院開設の中止勧告に関する判例の考え方について換地処分の判例との違いについて明確に押さえることができました。
今までは似たような判例だけど言い回しが違うのかなくらいにしか思っていなかったのですが、この2つの判例は全然違うものだと、総まくり講座を通して学ぶことができました。
どういった場合にいずれの判例を使えば良いのかということは総まくり講座を受講すれば完璧に習得できます。
加藤先生のおかげで今は行政法が一番好きになりました。
また、刑事系の問題を解く上で加藤先生の言葉がすごく印象に残っています。
総まくり講座や過去問講義で加藤先生は事案にしっかりと喰らいつく必要があることを強調されていました。
当日はそこを意識して解くことができました。
実際、刑事訴訟法では設問2の小問1で問題文を読み間違えてしまい、合格できるかとても不安になっていました。
しかし、成績を見てみるとミスがあったにも関わらず、合格答案を守り抜くことができていました。
これは加藤先生が事案に喰らいつく必要性を強調されていたので、他の問題での事実の評価や当てはめが評価されたのではないかと思います。
昨年まではスカスカの当てはめで規範を中心に書くといった答案になっていたのですが、今年は規範よりも当てはめを中心に書くことを心がけ、ミスしたにも関わらず昨年よりも良い評価を得ることができました。
また、刑法では判例をしっかりと押さえておけば十分合格答案になるような問題だったため総まくり講座と過去問講義を受講していれば十分合格答案は書けたのではないかと思います。
商法と民事訴訟法はとても苦手で昨年はそれぞれEとDだったのですが、今年はCまで上げられたので合格に繋がったと思います。
私は2度目の受験だったのですが、加藤ゼミナールを受講して本当に良かったと思います。
ロースクールでは判例や学説などを深く学ぶことができたのですが、その一方で上手く整理できていないという状況でした。
加藤ゼミナールのテキストは学問的な内容と試験に必要な知識との調和がすごく上手くまとめられておりロースクールで学習した知識を答案に活かすことができます。
私は他の予備校の講座も受講していた経験があるのですが、学問的な内容を答案に活かすような形で学習するということはできていませんでした。
これは加藤ゼミナールの講義やテキストでこそ実現できるものだと私は考えています。
私は総まくり講座をメインに学習していたため基礎問講義の動画については視聴できないところが多かったのですが、時間があればすべて視聴したいと思えるくらいの良問揃いだと思います。
特にいきなり過去問から解くのは難しいと思われる方は基礎問講義から視聴したほうがいいと思います。
私がもっと早くに基礎問講義に出会うことができていたら答案の形を早くに会得できていたと思います。
いずれにせよ司法試験に合格したいということであれば加藤ゼミナールの講義を受講することを強くおすすめします。
特に一度不合格になった経験がある人は加藤ゼミナールを受講すべきだと思います。
加藤ゼミナールを受講すれば自分の答案のだめな点や伸ばせる部分というのが自ずと見えてきます。
司法試験合格を諦めそうになっている人も一度加藤先生の無料講義を視聴してみてください。
きっと、自分に希望が見出せるはずです。
そして、加藤ゼミナールを受講される方は加藤先生の講義を信じて試験本番まで駆け抜けてください。
そうすれば合格できるはずです。
最後にYouTubeで配信されていた受験前の加藤先生からの応援メッセージは本当に試験当日の時の指針になりました。
そこで事案に喰らいつくことの大切さを訴えかけてくださったので当日は諦めずに事案に喰らいつくことができました。
そのため、試験直前の応援メッセージは絶対見たほうがいいと思います。