
山口 翔大 様
同志社大学法学部 卒業
大阪大学法科大学院(既修)在学
令和7年司法試験 合格
総合 884.52点 773位
論文 434.58点 826位
公法系 85.90点(B、D)
民事系 164.77点(A、A、B)
刑事系 133.39点(A、A)
選択科目 50.50点
大学3年生の頃に予備試験の受験を決意し、加藤ゼミナールさんとは別のオンライン予備校の入門講座を受講しました。
入門講座を一通り受け終えて、論文の勉強を始めたところ、憲法だけ答案の書き方が全く分かりませんでした。
そこでインターネットで憲法の答案の書き方を調べていたところ、加藤先生がYouTubeで憲法の過去問解説をしている動画を見つけました。
その動画では、過去問の解説に加えて、憲法の答案の書き方を丁寧に解説されていました。
その動画を見て、加藤先生の授業で憲法の書き方を習得したいと思い、憲法の総まくり講座と基礎問題演習講座を受講するに至りました。
その後、大阪大学の法科大学院入試に合格して、進学することになり、進学するまでにもう一度基礎から学習をしなおしたいと思い、予備試験合格パックを受講するに至りました。
まずは総まくり講座を各科目視聴しました。
視聴する際に気をつけていたことは、1コマ視聴した後、その部分の論証集を確認して、暗記するようにしていたことです。
総まくり講座で加藤先生が口頭で話していた内容を論証集に反映したりもしていました。
総まくり講座を視聴した後に、基礎問題演習講座を受講し、総まくり講座の場合と同様、問題で出てきた論点などを論証集で確認して、暗記するようにしていました。
ある程度基礎が固まってきたと感じたのでその段階で予備試験・司法試験の過去問講座を受講して、過去問特有の捻りの効いた問題への対処の仕方や出題のパターンを把握しました。
この際にも、論証集に適宜戻って、知識の暗記をするようにしていました。
あとは、ひたすら論証集を周回して、記憶の定着に努めました。
自分自身記憶力があまりなく、記憶を定着させるのに本当に苦労しました。
論証集を何十周したか分かりません。
加藤先生がガイダンスの動画で、「予備試験・司法試験は暗記をすれば受かる」と仰っていたのでその言葉を信じてひたすら論証集を周回しました。
また、苦手な科目(民法・商法・民事訴訟法・行政法)は基礎からやり直したかったので、総まくり講座を受ける前に高野先生の入門講座を受講しました。
令和6年予備試験に合格した後、司法試験に向けて学習の軸足を「知識の網羅」から「事実評価と答案の精度」に移す必要があると感じておりました。
この段階で、予備試験合格パックで使用した教材がそのまま司法試験対策の基盤として非常に有益に機能いたしました。
まず、予備試験期に徹底的に暗記した総まくりテキストと論証集は、司法試験に向けて理解を深める際の出発点として大きな役割を果たしました。
特に論証集には最新判例の理解や通説・反対説の整理が反映されており、「どの理解に立って答案を書くか」を迷わずに判断できたことが、司法試験特有のスピードと精度の両立に直結いたしました。
また、司法試験では問題文の事実をどう意味づけるかがより重要になりますが、基礎問題演習テキストで繰り返し学習した「素材事案の読み方」が、この事実評価の力を育ててくれました。
実際、令和7年本試験の刑事系や民事系では、基礎問と構造が類似した設問があり、問題文を読む段階で「どの事実を、どの規範に結びつけるのか」という見通しを素早く立てることができ、答案構成に迷うことがありませんでした。
さらに、全科目共通の方法論(問題文の区切り方、規範の置き方、事実評価の流れ)が講義の中で明確に示されていたため、科目ごとの癖に左右されず、安定した書きぶりを維持することができました。
私はもともと文章表現や当てはめが得意ではありませんでしたが、講座で示された「結論→規範→事実評価」という型を繰り返し練習したことで、司法試験でも大きく崩れない答案を作る力が身についたと感じております。
直前期には、論証集のランク付けとマーク指示が特に役立ちました。
出題可能性の高い部分を中心に知識の棚卸しができ、限られた時間の中でも十分に総復習することができました。
いずれの教材も講師の方が一から作成されたものであり、内容面での信頼性が高かったことから、試験当日も「この理解で書けば大丈夫だ」という安心感を持って臨むことができました。
私は大学在学中に予備試験の受験を決意し、基礎力を固める必要性を痛感して予備試験合格パックを受講いたしました。
講座を通じて知識の土台が大きく強化され、令和6年予備試験に合格することができました。
司法試験の学習では、この基礎力に加えて、より丁寧な事実評価や複数科目を横断する理解が求められますが、講座で身につけた「問題文の読み方」や「当てはめの型」が大きな支えとなりました。
受験勉強では、不安になることも多いと思いますが、正しい方向性で学習を積み重ねれば必ず力になります。
特に、講義や教材で示されている「書き方のルール」や「メリハリの付け方」を素直に実践することで、答案の安定感が大きく変わると感じました。
受験を乗り越えた今振り返ると、日々の学習を丁寧に積み重ねたことがもっとも大きな財産でした。
皆様の学習が実を結び、合格につながることを心より願っております。