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Y.T 様
私立大学 卒業
国立大学法科大学院（未修） 修了
令和７年司法試験 合格
総合 800 位台
1回目受験で司法試験の不合格が決まり、今後の学習計画を立てるために合格した先輩に相談しました。
その際、合格した先輩方に勧められたことがきっかけで、加藤ゼミナールを受講しようと思いました。
ロースクールを卒業後1回目の受験時に、公法系の科目で途中答案を連発し、民事系科目においても基本的な問題も解けない状態であったことから、全体的に基礎力が十分でないことを痛感しました。
そのため、基本から徹底して学習する必要があると考えていました。
しかし、合格発表後に受講をし始めたため、試験本番までに時間がなく、入門講座をもう一度受けている余裕がない状態であったことから、加藤ゼミナールの司法試験対策パック3を受講して、効率よく実力を養成しようと思いました。
加藤ゼミナールを選んだ理由は問題文の読み方やあてはめの方法等論文試験に必要な知識・技術を網羅的に身につけることができること・細かい分野であってもきちんと押さえているので知識に不安を抱えずに受験できるのではないかと思ったからです。
また、過去問の模範解答の執筆者が実力確かな先生であることから信用できると思い、加藤ゼミナールを使用することに決めました。
過去問を検討する際、必ず一度自分で答案構成してから加藤ゼミナールの講座を受講するようにしていました。
加藤先生は必ず答案作成のポイントや問題文の読み方で注意する点を講座内で指摘します。
受講し終えた後、この指摘した点を意識して自分で再度問題文を読み、答案構成をするという方法で教材を使っていました。
これらの作業を一通り行った後、2周目からは過去問の答案構成及び実際に起案し、模範解答を読み込むという作業をしていました。
このような作業をすることで問題文の読み方や思考プロセスを定着させ、本番でも類似した問題が出題された場合には処理手順を瞬時に想起できる状態を作ることができたと思います。
そして過去問検討の際、どうしてもつまずくような場合や特定の分野に対する知識の不安がある場合には基礎問題演習講座を受講しました。
その際必ずメモを取るようにしており、思考過程を忘れないように書き残していました。
このような作業を繰り返すことで知識の穴がなくなるように意識した学習ができたように思います。
・出題内容との関連性について
苦手意識の強い公法系の関連性について基礎問題演習講座で選挙権の問題を扱っていたことや過去問で一度選挙権の問題が出題されていたことから本番でも焦らずに論述することができました。
特に選挙権では在外国民選挙権行使制限事件判決という重要な判決をどのように答案に使うかを先生が丁寧に解説されていたので本番でもその解説を思い出して解くことができました。
また選挙の性質についても論証集で記載があったことから落ち着いて学説対立と自説を採ることの理由付けを論述することができたように思います。
行政法に関しても先生が基礎問題演習講座で重要判例として取り上げていた判例が出題されたことでしっかり判例の枠組みを示すことができたと思います。
特に過去問演習講座では繰り返し時間制限内に書ききることの重要性を指摘してくださっていたので今年のような問題量の多い出題でも時間内に書ききることができました。
特に設問1(1)(2)は過去問や基礎問題で繰り返し扱ってきた分野の出題であったことから十分なあてはめをすることができたように思います。
公法系は苦手意識がとても強かったのですが、結果的には憲法行政法どちらも高評価を得ることができ(どちらもA 評価)、司法試験1日目で大きくリードすることができたと思います。
・方法論について
まず、原理原則に立ち返ることの大切さを本講座では学ぶことができますし、加藤先生も繰り返し講義の中で原則の重要性を強調しています。
この原則に立ち返るという考え方を身に着けたうえで繰り返しテキストを読み込んだことで、現場思考問題や変わった出題にも落ち着いて対応することができ、最低限の守りの答案を書くことができたように思います。
・教材について
前述したとおり、司法試験で出題される問題を本講座のテキストでは取り扱っている事が多いため、テキストの内容を信じてひたすら解いて理解することで本番でも自信をもって解けた科目が多かったです。
また、刑事系科目は模範解答のあてはめ部分まで、この教材でインプットしていたため、類似の問題の出題がされた際、十分なあてはめをすることができました。
刑事系科目のように処理手順が大事な科目では基礎問題や過去問演習講座の教材のあてはめ部分も暗記しておく方法が本番でも功を奏したと思います。
基礎問演習講座や過去問講座では模範解答が一つ一つついています。
その模範解答を分析しながら講座内で先生がおっしゃっていることを意識して日頃からアウトプットする方法が効果的だと思います。
そうすることで本番でも落ち着いて解くことができました。
また、行政法等時間制限が厳しい科目の対策のためには典型問題の処理手順を徹底して理解することが効果的と考えています。
処理手順については先生が講座内できちんと説明しているので本番でもその処理手順を忠実に守れば、時間制限内に答案を書ききることができると思います。
司法試験は5日間にわたるため心身ともに疲労感が強いと思います。
前日の科目の失敗を引きずってミスを重ねたり、疲労感から問題文を読み違えたりすることは十分あります。
このようなイレギュラーな事態の発生をあらかじめ覚悟してそれでもあきらめずに前を向くという姿勢が大事なのではないかと思います。
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