K.F 様
東京大学 他学部 卒業
社会人で令和6年予備試験合格
令和7年司法試験 合格
論文 600番台
公法系 (B、B)
民事系 (B、B、A)
刑事系 (A、A)
選択科目(経済法) 58.04点
予備試験最終合格が分かった2月に司法試験対策の教材を探し始めました。
予備試験合格後、予備校各社が司法試験過去問講座を提供してくださる中、司法試験の過去問全年度および模範答案があること、購入にあたり何らかの条件・縛りがないことを踏まえれば、加藤ゼミナール以外ありませんでした。
料金面も良心的であったと思います。
また、予備試験の基礎講義は、高野先生の講義を聞いていたため、その点からも加藤ゼミナールで司法試験対策をすることを決めました。
私は、予備試験には合格していたものの、司法試験特有の問題形式への順応や、予備試験で得点が伸びなかった科目の補強が必須でした。
本来であれば全年度をフル起案するのが理想ですが、司法試験対策を始めたのが予備試験最終合格発表の2月と遅く、仕事との両立もあったため、時間的制約が大きい状況でした。
そのため、加藤先生のブログに掲載されている過去問ランクを参考に、Aランク問題を中心に一部をフル起案し、それ以外は答案構成にとどめました。
フル起案した問題は、まず模範解答(上位答案があればそれも含む)を確認し、自分の答案で欠けていた点を洗い出したうえで、解説講義で理解を深めるという流れで進めました。
予備試験対策では十分な学習期間や知識量が確保できておらず、その不安を司法試験までに補いたいと考えていました。
しかし講義を聞いたり、模範答案を確認したりすることで「当てはめで何が重視されるのか」「事情をどのように評価するのか」を体系的に理解することで、自然と規範や過去問の理解が深まり、知識の補充にもつながりました。
また、解説講義では他科目や他年度の問題にも応用可能な考え方やフレーズが示され、それらはメモして繰り返し利用していました。
加藤ゼミナールの最大の特徴は、全教材と講義を加藤先生が一貫して作成されている点です。
科目内のみならず科目間でも矛盾がなく、他予備校で生じがちな作成者ごとの揺らぎが生じないため、学習の方向性に迷うことがありません。
他予備校では、同じテーマでも解答方針が異なることがあり、その差が作成者によるものなのか判例・試験委員会見解の変化なのか判断しにくい場面がありましたが、加藤ゼミナールではその不安がありませんでした。
特に有用だったのは、模範解答と解説講義を通じて、問題文の事情の拾い方や評価の方法を繰り返し学べたことです。
司法試験では、予備試験以上に事情把握とその評価が得点を左右します。
私は予備試験では刑事系科目の評価が低かった(F評価)のですが、いずれもA評価まで伸ばすことができました。これは、規範に当てはめるのではなく、具体的事情から規範を考える思考が身についたことで、規範の意味を深く理解でき、司法試験委員会の誘導・意図に沿った答案を作れたためだと考えています。
また、司法試験には時間管理を含めたテクニックも必要です。
解説講義では、どこを重点的に書くべきか、短くまとめる際のコツなどが明確に示され、答案量が多い刑事系でも得点を落とさずに時間短縮できました。
1つの教材から、問題分析・規範理解・当てはめ技術・時間管理のすべてを学べた点は大きかったと思います。
加藤先生による体系的な教材と実戦的な講義が、合格へ直結したと感じています。
私は、予備試験の学習時から複数の予備校テキストや過去問解説に触れてきましたが、振り返ると、最も短期間で大きく実力を伸ばせたのは加藤ゼミナールの教材でした。
教材・講義が一貫して体系化されているため、余計な迷いが生まれず、限られた時間でも効率的に力を養うことができました。
質問環境に不安を感じる方もいるかもしれません。しかし現在はAIツールが充実しており、疑問点の多くは即座に解消できます。意図とずれた回答に振り回されることも少なく、学習を止めずに前に進める環境が整っています。
もし加藤ゼミナールを検討しているのであれば、安心して学習を始められることを強くお薦めします。
短期間で実力を伸ばしたい方にとって、非常に相性の良い予備校だと思います。