C.U 様
国立大学法学部 卒業
国立大学法科大学院(未修)修了
令和7年司法試験 合格
総合 830点台 1000位台
論文 420点台 900位後半
公法系 100点台(B、A)
民事系 150点台(A、C、B)
刑事系 110点台(A、A)
選択科目 50点台
私が加藤ゼミナールを受講し始めたのは、ロースクール最終学年の12月(一昨年の12月)でした。
自分が勉強について質問していた先輩が加藤ゼミナールの受講生でした。
それがきっかけで加藤ゼミナールのサンプルを閲覧していたところ、加藤先生の癖のない講義と、余白のあるシンプルなレイアウト、わかりやすい記述内容のテキストが自分に合うと考え受講を決めました。
ロースクールでは未修として学習を進めていましたが、盤石な基礎に自信がなく、ローの授業で扱った部分の知識しか分からないという虫食い状態になっていたこと、重要度の高低についてもよく分からず、論文演習も不十分なままにロースクールの卒業を目前としていました。
そこで、周りからは心配もされましたが、もう一度基礎から固めなおすための基礎講座を探していました。
短期間で基礎を総ざらいできる講座として他予備校などとも比較しましたが、総まくり論証集のクオリティが高く、それとの親和性の良い総まくり講座に軍配が上がりました。
総まくり論証集のクオリティが高いと思った理由は、加藤先生という単一人が書き下ろしているため統一感があり、上位合格者のような書き振りを真似できるというのが大きいと思います。
あてはめや考慮要素まで書いていたため、これを地肉にできれば合格できるという安心感がありました。
また、同時に司法試験過去問講座も選択しました。過去問演習は合格においてもっとも重要であると考えます。
仮に頭の中にある論証集のワードチョイスと過去問の模範答案とのワードチョイスが違うと、正誤確認作業にも負担が生じてしまいます。
そのため、過去問演習がスムーズに進めるように加藤ゼミナールの過去問講座を選択することにしました。
(1)総まくり講座
私は去年の司法試験の合格を目指していたのもあり、半年で総まくり講座と過去問を仕上げる必要がありました。
そのため、総まくり講座を通しで受講したのは、特に苦手意識のあった、民事系の3科目のみだけでした。
それ以外の科目では、過去問演習をしている際に不安があれば適宜聞くという形式を取りました。
どれも2倍速から、1.5倍速にしながら聞いていました。
全部聞きたい気持ちは山々でしたが、過去問演習を優先する私の場合は仕方がありませんでした。
いずれにせよ、基礎講座の内容で先生が強調していた部分、あてはめの考慮要素、論証集に載っていないけど重要だと思った部分、記憶の役に立ちそうな部分は、全て論証集の方に集約させて、論証集さえあれば総ざらいできる状態にしました。
(2)総まくり論証集
私は、荷物が重たくなるのが嫌だったのと、手書きのメモなどを挟んで加えていきたいタイプだったので、A5製本タイプの論証集を購入して、ローの裁断機で裁断し、穴あけをして、市販のA5用のバインダーを購入し、ミニのルーズリーフタイプ論証集を自作しました。
同時にスキャナーにも通してiPadで適宜見れるようにもしました。
しかし、この作業だけで受験期の貴重な時間(合計数日程)と体力を使うことになってしまったので、本当に耐えられない人だけやるのがいいと思います。
そして、論証集の指示通りにマーカーを引いて、上述や後述の通り、私が司法試験で触れた知識は全て論証集に集約させ、暇さえあれば見るようにしていました。
論証の横には、過去問演習を進めていくうちに出た論証や関係する論証の横に、過去問の年度を全て記入して、その度に暗記しようとしました。
面倒な作業ですが、自分のように重要度がわからない人間には、論証の横に年度が沢山書かれていることで初めて「これは頻繁に出ているから覚えないと」、という危機感が生じるように思います。
また、3回目の超直前期(約2週間前)には論証集だけを回しました。
全科目2、3周はしたと思います。
2 回目の超直前期(約1か月前)は論証集を高速で読み通すという作業を毎日朝の3時間程の時間を確保して、全科目合計5回以上はしたと思うのですが、眠たくなったりストレスがかかった環境で知識が取り出しにくいイメージがありました。
そのため、3 回目の受験では論証の見出しを読んで何て書いてあったか思い出す、思い出しながら書いてみるという作業に変更しました。
こうすると1周するのにかなり時間がかかってしまうため、焦ってしまいますが、今までのストックがありますし、本番で思い出せなければ意味がないので継続していました。
そして、覚えた論証、現場で作り出せそうな論証には横に○、時間がかかったり心配なものは△、覚えられていないものは×をつけて、その次の周回では△、×だけやるなどして対象を絞って周回するなどしました。
私は、過去問の起案に時間を取られて、論証集の周回がかなり直前になってしまいましたが、1か月程前から進められれば心理的に負担がないと思います。
(3)司法試験過去問講座
私は、昨年の1月ごろから過去問のフル起案を毎日1または2通していました。
起案したら、加藤先生の過去問講座を 1. 5 倍速程度にしながらそこでの知識は論証集に記入していました。
2回目の受験の際は起案だけでプレテストから全年度約1回は起案し、答案構成や復習を含めると合計3回は過去問に触れました。
参考答案は目から鱗でした。
難解でないため理解がしやすいです。
しかし、それを自分が書けるかは全く別の問題なので、自分の答案と照らし合わせて加藤先生の使った事情、思考回路などを辿れるように不足していた部分は論証集に書き加えるなどしていました。
特に加藤先生はあてはめがシンプルでありながらも過不足がないので、加藤先生のあてはめ方はそのまま覚えていく勢いで復習しました。
3 回目の受験では、合格発表まで一切勉強に触れていなかったため、勉強の実力はリセットされていました。
そのため、変わらず過去問の起案を毎日1通して、全年度起案約1、2周、答案作成などを含めれば3回目だけで合計2、3周はしたと思います。
起案したら過去問のテキストを見て自分に足りなかったことを再度確認して覚え直すということを続けていました。
2 回目を違うことといえば、過去問に対する姿勢です。
2 回目までは過去問で出た知識を身につけてそれを本番で使う意識でいました。
しかし、2 回目の不合格を経て、自分に足りていないのは知識ではなく、思考過程ではないかと考えるに至りました(もちろん個人差はあると思います)。
そのため、2 回目と同じように知識を蓄えたことに満足する勉強ではなく、自分を試すことを意識して過去問を演習していました 。
公法系では、加藤先生が何度も強調されていた伊藤辰巳裁判官の見解がすぐに出て来て、自信を持って書くことができました。
病院開設中止勧告の処分性に関する判例は論証集などでもその構造が詳しく記載されているため、正確に充実させて書くことができました。
刑訴でも過去問に似たような形で出ており、加藤先生流の充実したあてはめができました。
全体的に設問が多いと思った科目が多かったのですが、日頃から加藤先生の論述の仕方を意識していたため、簡潔にまとめることで途中答案1つなく書き終えることができました。
短答では非常に低い点数にとどまってしまったため、論文で大幅な巻き返しが必要でした。
しかし、加藤ゼミナールでの日々の勉強が奏して論文で合格安全圏に入ることができました。
司法試験に合格した者の勉強方法は多種多様ですし、勉強自体容易ではありません。
仮に私のようなフル起案型を採用した場合には心理的肉体的に相当な負担があると思います。
出来れば受験生の方々には辛い思いをしてほしくありませんが、どの方法を取ったとしても中途半端な形ではなく自分の中での精一杯を実現してほしいです。
そしてやりきったら、結果にかかわらず、自分を存分に褒めてあげてほしいです。
応援しています。