鈴木健瑛 様
私立大学 在学4年
学部成績 GPA3.3
立命館大学法科大学院(半免)一般選抜 前期 合格
同志社大学法科大学院(全免)一般選抜 前期 合格
大阪大学法科大学院 一般選抜 合格
他の予備校を受講していても自分が受かる未来が見えず、自分に合う予備校を探したところ加藤ゼミナールを見つけました。
過去に加藤ゼミナールの受講者の方が「暗記する形が決まっていないと覚えられない人は加藤ゼミナールが向いている」とXにて投稿されており、自分はそういうタイプだと自身でわかっていたので受講しようと考えるに至りました。
自分はとにかく不真面目で不勉強であり、結果として大学入学から阪大ロースクール入試まで(3年半)で800時間ほどしか勉強できませんでした。
また、法学部でありながら答案を全く書いたことがなく、全ての設問を通して答案を書いたのは立命館・同志社・大阪の計3回でした。
そのことを前提として下記に示していきます。
基礎応用完成テキスト・総まくり論証集のマーク動画をまずはテキストに反映しました。
その後に総まくり講座を受講し、その中ではテキストには書かれていない加藤先生が口頭で説明した事柄について一言一句テキストに書き写すことを徹底しました。
総まくり講座の受講後は、基礎問題演習講座を受講しました。他の予備校の基礎講義は受講したことがあるのですが、全く頭に残っておらず、総まくり講座の受講をしても全ての分野で知らないことばかりでした。
そのため、総まくり講座受講後に基礎問題演習講座を受講しても一問たりとも法律の構成や条文が思いつくようなものがありませんでした。
基礎問題演習講座の受講をするときは基礎応用完成テキストを参照しながら、この問題は何の論点の問題なのかを知ることだけを意識していました。
どの事実があればどの論点を展開する必要があるのか、逆にないのかを暗記していました。
巷では論点主義に陥るのは良くないと言われていますが、初学者段階そして自分が受けたロースクールのレベルでは論点をしっかりと書けるかが分水嶺となるため、自分的には論点主義(問題文を読んで論点をまず探すは)はロースクール入試段階ではいいのではないかと勝手に思っています。
不勉強であるが故にこの作業は全科目では行うことができずに中途半端の状態でロースクール入試に突っ込むことになりました。
しかし、問題演習よりも総まくり論証集の方をよく暗記していたのでロースクール入試では総まくり論証集に書いてある論点はそのまま書けました。
また、結局問題を解くよりも試験本番で書けるような形の知識を蓄えることに終始していたと思います。
試験前では総まくり論証集を見ずに論点を思い出すことができるか、意識すべきことは何かを考える作業をやっていました(三分の一くらいしかできませんでした)。
答案を書く作業を行わなかったので、答案をかける形の知識をとにかく蓄えることが合格した要因の一つだと思っています。
総まくり論証集の論証の長さであれば一言一句丸暗記することができるため、キーワード暗記などはせずに丸暗記しました。
まず一番自分が加藤ゼミナールのここが良いと思うところは、「マーキング」です。
自分は暗記すべきところをしっかりと示してほしいタイプなので加藤ゼミナールのマークはとても暗記の際に役立ちました。
また、マークごとに意味があるため、当該文章が何を意味しているのかを理解しつつ覚えることができました。
次に論証が短いと言うところです。
以前受講していた予備校の論証はとにかく長く、大事なキーワードが太字になっているタイプでした。
しかし自分はキーワードを覚えているだけで論証が展開できる人間ではなく、逆に長い文章をそのまま覚えておかないと使えない人間でした。
自分のようなタイプには加藤ゼミナールの論証集掲載の論証はとても合っており、総まくり論証集がなければどこのロースクールにも受かっていなかったと断言できます。
そして自分は人生で記述系の試験を受けた経験があまりないことから文章力に不安がありました。
しかし加藤先生のテキストは文章がとても明快で、テキストの文章をそのまま暗記し、答案に再現できれば間違いなく自分の文章力が上がり結果として上位に食い込むことができると思い真似することを意識しました。
実際のところ自分は加藤ゼミナールがなければロースクールにも合格できていないような人間なので全て役立ったと言っても過言ではありません。
下記では大学院ごとに特に役立った科目について説明していこうと思います。
立命館大学法科大学院(刑法)
刑法では、第一問を選択し正当防衛・誤想防衛が主に問われました。
基礎問にも正当防衛を主論点とする問題が掲載されており、その解答例では要件解釈は簡潔に、当てはめを厚く書くことが重視されていました。
自分自身試験問題を見た瞬間に、「当てはめで差がつく」と感じたのを覚えています。
そのため、本番では、抽象論は加藤先生の文言をそのまま書き、当てはめを可能な限り丁寧かつ長く書くことを意識しました。
結果として論点を一つ落としたものの222人中3位と言う成績でした。
正当防衛が問題となる事案では、登場人物の身体的特徴やその場の雰囲気・開放性などが問題文に必ず記載されますが、加藤先生が「これらの事実は絶対に拾うように」と述べていたことを覚えていたためそれが大きく役立ちました。
同志社大学法科大学院(行政法)
行政法では、裁量基準に従った処分や理由提示の瑕疵が問われました。
これらの論点は総まくり論証集に答案の流れがそのまま掲載されていたため、それを答案に貼り付け、あとは問題文の事情を丁寧に拾うだけで対応できました。
大阪大学法科大学院(民事訴訟法・刑事訴訟法)
民事訴訟法の第二問では弁論主義と処分権主義が問われました。
これらの分野については基礎問と総まくり論証集に答案の流れが詳しく書かれていたため、本番でもそのまま再現できました。
比較的易しい問題だったため、何を書くかよりも「どう書くか」で差がつく問題だったと思います。
刑事訴訟法では所持人の承諾のない所持品検査の可否が論点の一つとして問われました。
この論点も基礎問・総まくり論証集で当てはめの方向性まで解説されていたため、頭の中にある答案の流れを再現するだけで十分対応することができました。
また、当てはめの中に規範の文言を織り込むことで、論点内容を正確に理解していることを示すこともできました。
どのロースクール・科目も全体として、加藤ゼミナールのテキストに書かれていない内容が問われることはありませんでした。
加藤ゼミナールのテキスト、特に総まくり論証集の内容を答案で再現することができれば自分が受けたロースクールは合格することができると思います。
一点注意すべきなのは、テキストに記載されているランクです。
加藤ゼミナールのランク付は、受講年度の次年度あたりの予備試験・司法試験を想定したもののため、BランクやCランクの論点・分野であっても、ロースクールによってはAランク相当の重要論点となる場合があります。
従って、満遍なく論点を潰しておくことが望ましいです。
加藤ゼミナールを受講し始めたときはすでに、ほとんどの単位を取り終えていたタイミングなのであまり活用する機会はありませんでした。
また自分が行っている大学は偏差値で言うと40くらいの私立大学なので加藤ゼミナールの教材は超オーバースペックになると思われます。
入試本番までの勉強している中で、立命館・同志社・阪大のどのロースクールにも合格する未来は一度も見えたことはありませんでした。
それは自分の不勉強が故に3年半と言う長い期間ましてや後半の1年以上は授業・バイトもなくほぼ専業受験生と言っても過言でないほどに時間があったのにも関わらず試験範囲の3分の1以上すら通ることができなかったからです。
もし勉強していない範囲から出たらどうしようと言う不安で押しつぶされそうな時も多々ありました。
しかし、結果として範囲外が出たのは、同志社の憲法と阪大の行政法のみでした(自分は行政法総論しか勉強していなかったため「主観訴訟・客観訴訟」「違法性の承継」について聞いたことすらありませんでした)。
加藤先生から「問題文の事情から規範を導出する」という言葉を聞いていなければ特に阪大の行政法は0点に等しかったと思います。
この言葉のおかげで問題にへばりつくことができました。
今となってみれば、結局受かるではないかという楽観的な気持ちになりますが、その当時は受験生と言えないくらいの勉強量であったため自分の身分がわからなくなり、本当にきつかったのを覚えています。
少し思い出語りとなります。
立命館ロースクールはサイトで合否に加えて奨学金についても示した上で発表がなされます。自分は「合格」という文字を見た瞬間に嬉しい気持ちが湧き上がりました。
しかし、その後にA奨学金(半免)という文字を見た時にとてつもない冷や汗が出てくることになります。その当時の自分は「もしかしたら、合格があり得るかもしれない」というレベルでした。
そのため、「奨学金をもらえる答案は絶対に書いていない、誰かと間違っているかもしれない」という不安が一気に押し寄せてきました。
その後立命館のサイトを50回以上は見直しました。
Xでも前期立命館ロースクールに落ちている人がたくさんおり、「この人たちが落ちて、自分が受かっていることなんてあるのか?」という気持ちで頭がいっぱいでした。
自分は同志社ロースクールの受験のために前泊をしたため、立命館ロースクールの順位は同志社ロースクールの受験後に見ることとなってしまいました。
同志社ロースクールの受験中は「立命館はもしかしたら人違いで落ちているかもしれない、同志社ローにまで落ちたら非常に焦る」という気持ちだったのを覚えています。
この時の心情は思い出したくもないくらい辛かったです。
また、どのロースクールのどの科目の過去問を見ても法律構成すら何も思いつかないものばかりでした。
にもかかわらず、本番ではどのロースクールのどの科目も一応の水準の答案をかけてしまうという成功体験を積んでしまいました。
このせいで自分は本来の実力よりも高い実力を持っているのではないかと過信してしまっているような気がします。
運の要素が流石に多い気がしてなりません。
無責任なことを言うかもしれませんが、「本番では練習以上の力が出るから、不安になりすぎることはない」とこれからロースクール入試を受ける受験生には伝えたいです。
ここからはロースクール入試とは比べ物にならない司法試験が待っています。
自分は選択科目・司法試験過去問講座を受講する予定なのでこれからも加藤ゼミナールにお世話になるつもりです。
少し後悔していることは、他の予備校ではなく、最初から加藤ゼミナールの基礎講義を受講していればよかったことです。
私のような者でも加藤ゼミナールを受講すれば、ロースクール入試を突破できるとということだけを知ってもらえれば幸いです。
最後に、司法試験に合格していない、たかだかロースクール入試に合格した自分が言うのもおかしいかもしれませんが、とにかく自分に合う予備校、そして勉強法を見つけることが特に大事だと思います。
「〜〜をしないと受からない・答案は書きまくって添削してもらうべきだ」などの情報を見て「合格者が言っているから、合っているに違いない」と断定することはやめた方がいいです。
その勉強法が自分に本当に合っているのか、実際にやる場合にどういった目的意識が必要なのかを確認してほしいです。
発言者の方が実務家の方ではなく予備校活動をやっているなら尚更です。受験生の不安はお金になります。
それに大学受験などと比べて比にならない高額なものばかりです。
しっかりと吟味して自分に合うものを見つけてほしいです。
拙い文章ですが以上になります。