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令和7年予備試験論文式の合格発表を受けて

2025年12月18日

予備試験論文に合格された皆様、誠におめでとうございます。

口述模試対策を進めるとともに、司法試験対策も怠らないようにしましょう。論文試験では、予備試験と司法試験で試験傾向が異なり、点の取り方も違ってきます。司法試験過去問の演習・分析を通じて、重要分野・論点の理解を深めるとともに、司法試験で点を伸ばすコツを身に付けましょう。

また、来年から司法試験では短答・論文ともにCBT試験が導入されるため、CBT試験の対策もしっかりとやりましょう。試験環境がだいぶ変化するため、CBT試験の対策は、司法試験過去問と同じかそれ以上に重要です。

予備試験論文に合格できなかった方は、しっかりと敗因分析を行いましょう。

マイナー論点や現場思考問題もありますが、大部分は典型分野・論点からの出題ですから、普段使っている教材に書かれていることを答案に反映できているかを確認しましょう。

基礎知識が足りないのか、基礎的演習が足りていないのか、本試験特有の捻り・応用で躓いているのかは、受験者ごとに異なります。

しっかりと自己分析を行い、正しい方向で勉強を進めましょう。

加藤ゼミナールでは、令和7年予備試験論文の解答速報として、私が作成した理想答案と現実答案を公開しているので、自己分析の際に参考にしていただけたらと思います。

また、令和8年からは、予備試験でも論文試験でCBT試験が導入されます。検討事項の多い予備試験において、1科目4枚(1枚23行×30文字)でまとめ上げるのは決して簡単なことではありません。CBTシステムに慣れるだけでなく、無駄のない凝縮された文章でコンパクトにまとめ上げるための訓練も必要になってきます。

加藤ゼミナール代表取締役社長
弁護士 加藤 喬