CBT試験では入力文字数等に制限があるため、時間不足よりも紙面不足に気を付ける必要があります。
司法試験基本7科目では、8枚目の最終行まで書き切れる人はそこまで多くないと思いますが、特に、司法試験選択科目と予備試験実務基礎科目では字数制限等が厳しいです。
基本7科目で平均5枚の私でも、選択科目(労働法)では、普段より細いペンに切り替えて1行35文字前後で、第1問は4枚目の最終行までびっしりと書き、第2問は4枚目の半分くらいまで書きました。
そこで、CBT試験では、『答案の見た目』よりも『加点密度』を優先する工夫が必要になります。
形式面に関する工夫としては以下のことが挙げられます。
本来であれば、
1 ・・・
(1) ・・・
ア ・・・
というように、文章階層ごとに左インデントを設けますが、その分だけ文字数等を消費することになるので、CBT試験では、
1 ・・・
(1) ・・・
ア ・・・
というように、左インデントを設けずに答案を書くべきです。
私は、CBT試験導入前から、なるべく見出しは付けないようにしていました。その分だけ時間を使うことになりますし、見出しを付けなくても文章の構造等により答案を読みやすく事は可能だからです。
CBT試験導入後は、より一層、見出しを付けないことの重要度が増します。
見出しを付けると、それだけで1行分(30文字分)消費することになるからです。しかも、一度見出しを付けると、文章の形式を整えるために、
1 〇〇〇〇について
・・・・
2 〇〇〇〇について
・・・・
3 〇〇〇〇について
・・・・
というように、同じ階層のナンバリングでは逐一見出しを付けることになることになり、大幅に行数を消費することになります。
確かに、改行は単なる『読みやすさ』にとどまるものではなく、『答案の内容をなす文章の構造』という中身レベルのことにも関わるものですから、最低限の改行は必要です。
しかし他方で、単なる『読みやすさ』のためにやっている改行であれば、無くすべきです。
理論面で1度改行、当てはめで1度改行、くらいで良いと思います。
よほど長文に駆らない限り、「確かに、しかし」構文でも改行は不要と考えます。
これまでは、
設問1
1 ・・・
2 ・・・
設問2
1 ・・・
2 ・・・
設問〇の下の行から回答を書き始めるスタイルでしたが、この書き方だと、設問・小問ごとに行数を消費することになります。
特に、予備試験実務基礎科目では、設問・小問が10個以上あるため、従来の書き方だと、全体(23行×4枚=92行)の10分の1以上を無駄にすることになります。
そこで、
設問1 1 ・・・
2 ・・・
設問2 1 ・・・
2 ・・・
というように、設問の隣から回答を書き始めても構わない。
法務表で公開されているCBTシステム体験版では、環境依存文字である⑴⑵⑶を使用することができます。
(1)は3文字カウントであるのに対し、⑴は1文字カウントです。
例えば、(1)+本文で62文字である場合、(1)の段落で3行分消費することになりますが、⑴を用いれば60文字なので2行に収まることになります。
参考として、上記1~5に従った答案を公開します(2頁目まで)。
