野口一眞 様
慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
京都大学法科大学院(既修) 中退(令和1年予備試験合格により)
令和1年 予備試験合格
令和2年 司法試験合格
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労働法 62.10点(上位10%)
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・2019年版労働法速修テキスト講座
・2019年版労働法過去問講座
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令和元年の予備試験に合格した後、選択科目には全く手を付けていない状態で、司法試験まで残り半年の状態でした。
そんなときに、過去に労働法1位を取った予備校講師の先生がいるという話を聞きました。そして、先輩や先に司法試験に受かった人たちに労働法の加藤先生についての評判を聞いたところ、良い評判しか聞くことがありませんでした。
そのあと、すぐに講座の受講の申し込みを行い、授業の受講を始めました。
そうすると、先輩たちが絶賛していた理由がすぐにわかりました。
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労働法速修テキストを何度も読みました。事前にマーク箇所を教えていただけるため、授業を受けた後に、マーク箇所を重点的に読みました。授業中はマーク指示を聞くという機械的作業をする必要がないため、授業に集中することができます。
また、授業中に「なるほど、そう考えるのか」と思った箇所には、随時書き込みをしていました。
私は予備試験ルートであったため、選択科目である労働法にかけられる時間はかなり限られており、労働法の過去問はさらっとみるだけで実際に答案を書いたことは一度もありませんでした。それでも、労働法で上位10%以内に入ることが出来たため、速修テキスト講座の受講とテキストの読み込みだけでも平均は大きく超えられると感じました。さらに重要な過去問をやりこめば、かなりの上位成績を取ることができると思います。
マークと適宜書き込みを行っていたテキストです。
授業中に口頭での説明がある場合はできるだけメモしていました。
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(1)出題内容との関連性
今年の労働法第1問は、テックジャパン事件を題材にしたものでした。テックジャパン事件については、労働法速修テキストにはきっちりと記載があり、実際の試験で書くべき規範も覚えるべき事項として、授業中に指示がなされていました。そのため、本番ではきっちりと規範と判例を意識したあてはめをすることができ、周りと差をつけることができました。
また、第1問で問われた賃金債権の放棄に関する論点については、規範、考慮要素及びあてはめの仕方についてかなり詳細に講義中に指示していただいていたため、本番ではほぼその通りに処理しました。本番で新しい対処をすることはかなり精神的に厳しくなるので、あらかじめ用意していたものがそのまま出たことで精神的に非常に楽な状態で試験を受けることができました。
第2問は団体交渉拒否の不当労働行為からの出題でした。労働組合の自主性要件についての論点も出題されましたが、これについても速修テキストに記載があったため、私は本番でもしっかり書くことが出来ました。この論点は相対的にはマイナーでありますが、本問における重要論点であったため、周りに差をつけることができました。
(2)方法論について
労働法過去問講座の答案と速修テキストの答案例から、全科目の答案の書き方の基盤を学べると思います。
また、労働法特有の論点を意識した答案の書き方もテキストの答案を見て学びました。問題の読み方や考え方は講義で逐一指示があるので、それを参考にしていました。
(3)教材について
テキスト・論証集には新しい判例の理解や受験界通説、試験傾向に合った理解が反映されており、試験対策として必要十分な知識が入ったテキストになっていると思います。そして、テキスト・論証集にはランク付けがあるとともに、マーク指示もあるため、直前期にメリハリをつけて総復習ができました。
私自身、加藤先生のテキストだけで労働法をゼロから勉強して、インプットを完成させることができました。
加藤先生が出題趣旨・採点実感を読みこんでいることが講義から伝わってきて信頼性が高く、教材に不安を感じた事は一度もないまま、安心して労働法の学習をすることが出来ました。
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労働法はとにかくインプットすべき知識・論点が多く、他の選択科目と比べて多くの学習時間を要する科目だと思います。その反面、逆に論点さえ覚えて正確に書くことができれば、ある程度周りに差をつけることが可能であるという特殊性があると感じます。
加藤先生の教材は労働法で高得点を取るために必要な知識が、最短距離でわかるものになっていると思います。
まず速修テキストの講義を聞いて、3回読み込みを行ってみてください。それだけでも平均を大きく超えると思います。5回やればかなりの上位になれるはずです。少なくとも自分はそうなりました。皆さんも講義を受け、是非反復してください。必ず結果がついてくるはずです。
頑張ってください!