岩切 太輝 様
東京学芸大学教育学部 卒業
東京大学法科大学院既修2年在学中
東京大学法科大学院(既修) (2年(既修1年目)在学)
令和5年司法試験 合格
総合 1045.68点 117位
論文 507.81点 154位
公法系 106.68点(C、A)
民事系 203.66点(B、A、A)
刑事系 136.26点(A、A)
労働法 61.19点
令和4年の司法試験予備試験の労働法の評価が低く(D評価でした)、このままでは翌年の司法試験で足を引っ張る科目となってしまうと思いました。
特に、予備試験と異なり、司法試験ではロースクール生が選択科目を十分に対策してくることが予想されるし、各系統ごとの合計点(選択科目は当該科目のみの点数)で足切りが存在するので、合格可能性を高めるために労働法の十分な対策が必要と考えました。
私は、他の予備校で司法試験・予備試験の対策講座をコースで購入し、受講していたのですが、労働法の対策はインプット講座と司法試験の過去問解説講座のみでした。
そこで、労働法の演習量を確保するために新たに演習書又は予備校講座を探していたところ、加藤ゼミナールの労働法重要問題100選講座を見つけました。
同講座は、加藤講師が自ら作成した労働法の重要問題100題を取り扱っており演習量としては十分であること、解答例等の教材を加藤講師自ら作成しており信頼できる講座であったこと、価格がリーズナブルであったことから、迷わず同講座の受講を決意しました。
まずは途中で挫折しないで講義動画を全て視聴し終えることを目標とし、これを実行しました。
その際、加藤講師が重要と支持した箇所にはマーカーを引いたり、メモを残したり、付箋を貼ったりしました。
その後は、100問すべてを解ける状態になるように、何度も復習を行いました。具体的には、時間制限を設けた上で問題を読み、答案構成を行い、解答例・メモ等を読むという方法で復習しました。
その際には、上手く答案構成が出来ず、再度復習の必要があると感じた問題に印をつけ、その問題のみ再度復習することとして学習効率を高めることに努めました。
教材がルーズリーフに綴じることのできる形式になっていたため、復習不要と判断した問題はルーズリーフから取り外し、学習に必要な問題のみを持ち運ぶことができた点は大変良かったです。
各問題にランクがつけられており、メリハリをつけて学習することができました。
また、加藤講師が作成したオリジナル論証集も附属しており、わからない論点をすぐに調べることができました。
司法試験の過去問をベースにした問題が多く、過去問演習を兼ねることもできたことで、自信を持って本番の試験に臨めました。
実際に、本試験では過去問や労働法重要問題100選講座で学習した論点や類似の論点がいくつか出題され、大きなアドバンテージとなりました。
特に、片山組事件が示した判断枠組みを用いる問題、労組法7条の「使用者」の解釈とあてはめを問う問題は、同講座で非常にわかりやすく解説されていたので、試験本番で自信を持って論述することができました。
さらに、本講座の解答例は行間が広く、書き込みがしやすかったことから、ストレスなく効率良く学習することができました。
講師がいちから教材を作成しているため、内容面について信頼することもできました。
選択科目は、司法試験1日目の最初に実施される科目です。ここで失敗してしまうと精神的に乱れてしまい、後の科目に悪影響を与えてしまう可能性があります。
逆に、ここで成功すれば、後の科目も自信を持って臨むことがきます。
また、司法試験予備試験の段階では選択科目にまで十分に手が回っていない受験生が多いので、予備試験においては高得点が期待出来る科目です。
これらのことから、選択科目は司法試験・予備試験において重要な科目といえます。基本7法のみならず、選択科目の対策も十分に行うことをおすすめします。
司法試験・予備試験は学習量が膨大で、難解な内容が多く、何度も挫折しそうになりました。
しかし、すべての論点を理解・記憶できなくても十分に合格可能です。
諦めずに最後まで走りきれば自ずと結果はついてきます。
途中で挫折しないためには、リフレッシュの機会を意識的に設けることが重要と考えます。
私は、運動をしたり、映画を見に行ったりするなどして意識的にリフレッシュの機会を設けていました。
司法試験は長期戦なので、過度に追い込みすぎて投げ出してしまわない程度に頑張ってください。応援しています。