加藤ゼミナールについて

令和4年司法試験不合格後から加藤ゼミナールの講座を受講し、4回目で合格!

プロフィール

K.H 様
令和5年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 854.89点 1147位
論文 416.51点 1117位

公法系  99.91点(A、C)
民事系  146.89点(A、C、D)
刑事系  111.88点(C、A)
選択科目 57.81点

 

講座を選択した経緯・理由

令和4年司法試験に不合格となり、自分になくて合格者にあったものを考えた時、圧倒的な過去問演習の不足が浮かび上がりました。というのも、今まで短文の事例問題での論点習得に執着するあまり過去問まで手が回らなかったのです。

もっとも、過去問を1人で完璧に勉強するというのは困難です。膨大な量、難易度、正解筋の判断が困難であるという点が主な理由です。そこで予備校の過去問講座を検討することにしました。しかし、今や司法試験予備校も林林総総といった様子でどこを選べばよいのかわかりませんでした。そんな時目に留まったのが加藤ゼミナールでした。きっかけは司法試験の会場で配られたウェットティッシュかなにかだったと思います。加藤ゼミナールを調べると、比較的リーズナブルな価格帯にもかかわらず精緻な解説、明瞭な模範答案、また、加藤先生の解説も非常にわかりやすいもので驚きました。また、事務の方も問い合わせに丁寧に対応してくださり、好感がもてました。

このような経緯で私は加藤ゼミナールの過去問講座を選択しました。

 

講座・教材の使い方

講座、教材の使い方としては、まず、加藤ゼミナールが公開している過去問ランクを参考に付箋を貼って過去問の重要度をわけました。これは、勉強の予定が遅れた場合でも必ず手をつける問題を明確にしたかったからです。(取り組む際のメリハリ付の意味合いもあります)

それからAランク、Bランク、Cランクの順に年度の古いものからやっていきました。そして、Aランクの問題については二度、三度とやり、解説も複数回聞き、Cランクは一度だけやり論点を吸収するというスタンスで使用しました。

解説は倍速で再生もできますが、やはり時間を取られますので、一度聞いたらもう聞かなくても大丈夫なようにテキストに直接加藤先生の解説を書き込んでいました。(それでも解らなければもう一度聞く、という感じです。)

(画像は憲法のテキスト)

さらに、過去問講座には総まくり論証集が付属しているため(※2023年版以降は論証集は別売りとなります)、過去問でわからない論点や解説を聞いてもいまいちピンと来なかったところについては論証集でインプットを補完しました。論証集には論証だけではなく書き方や考え方のコツまで記載されており、それだけでも非常に価値のあるものでした。

(画像は総まくり論証集の刑事訴訟法)

 

講座・教材が令和5年司法試験にどのように役立ったか

令和5年司法試験、刑事訴訟法では領置の問題がでましたが、領置については過去問で一度でたものの、しっかりと対策できている受験生は少数だったのではないかと思います。しかし、加藤ゼミナールでは領置についてどのように考え、答えを導くかをしっかりと解説してくださっていたので、今年の試験でも質の高い答案を書けたのではないかと思います。A評価がとれたのは間違いなく加藤先生のおかげです。

次に方法論についてです。当たり前のようで当たり前でない、誰も教えてくれないことを教えてくれます。それは問題文の読み方です。どのように問題文をよみ、どこに着目して設問に取り掛かるべきか、そういったことも過去問講座では習得することができます。

また、司法試験においてはとにかく事実を大事にしなければならず、問題文にはたくさんの事実が散りばめられています。これをうまく拾って答案で評価することが合格への道筋となります。加藤ゼミナールの過去問講座ではこういったものもしっかりと習得することができます。

さらに、配点割合からみる力の入れ方というものも学べます。いくら勉強したからといって司法試験の問題を完璧に解くことは通常は困難です。したがって、設問の配点によってどれくらいの分量で書くべきか、どのくらい論証を縮めるべきか、また、わからない場合に諦めて(とばして)しまってよいのかを判断しなければならない場面が必ずきます。私は以前そのことを知ってはいましたが、加藤ゼミナールの過去問講座を受講したことによりさらに、具体的にイメージし、本番でも実行することができました。

教材については、出題趣旨や採点実感に沿って解説が付されており、司法試験委員会が求める答案を具体的にイメージしながら勉強を進めることができます。

また、前述のとおり、付属する総まくり論証集が素晴らしい完成度ですので、インプットに不安な箇所が出てきたときは論証集でこれを補完することができ、隙のない受験対策が可能です。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ。その道は大多数の人にとって険しく、苦しく、そして辛いものとなるでしょう。しかし、同時にそれは人生において得難い経験となり、乗り越えた先には苦しみにふさわしいだけの資格が待っています。司法試験においては誰を信じるか、が重要です。そして信じたらその人の教えを守り突き進みましょう。SNSでもネットでも、玉石混交の情報が入り乱れ、何を信じれば良いのかきっと迷うことでしょう。加藤ゼミナールは間違いなく信頼して良い予備校です。加藤先生の教えを信じ、吸収し、継続することで必ず合格までたどり着くことができます。加藤ゼミナールを選択するか検討している時点でもう合格までの道筋が見え始めているといっていいと思います。

私は自信を持って加藤ゼミナールをおすすめします。合格されて、一緒にお仕事ができることを心よりお待ちしております。頑張って下さい!