M.K 様
大阪大学法科大学院(既修) 在学
令和5年司法試験 合格
総合 883.84点 949位
論文 418.19点 1086位
公法系 78.13点(D、D)
民事系 165.14点(A、B、B)
刑事系 111.88点(A、A)
労働法 63.03点
加藤ゼミナールはSNSでの評判も良く、受講する以前から加藤ゼミナールの講座には興味を持っていました。実際にサンプル教材を見たところ、論点によっては答案の書き方やあてはめの考慮要素も書かれており、答案に書く際に必要になる事がすべて書かれているように感じました。また、加藤先生が行っていた司法試験や予備試験の論文の解答速報もクオリティーが高い印象を受けました。そのため、加藤ゼミナールで試験対策をすることが効率の良い勉強につながり、合格に近づくことができると考え、加藤ゼミナールの講座を受講しました。
教材を使うに当たっては総まくり論証集に知識を一元化するように心がけていました。総まくりテキストや講義で説明していたことを総まくり論証集にも記載することで総まくり論証集をみれば答案を書けるという状態にしていました。それにより、論証集に書いていることだけを覚えれば答案を書けるというようになり、勉強の際に参照する範囲が広がることを防ぐことができました。
私が加藤ゼミナールの講義・テキストで紹介したい点は3点あります。
1点目は、論点の網羅性の高さです。
令和5年司法試験刑事訴訟法の設問1では領置としての適法性が出題されました。領置については平成22年の司法試験で出題されていたことに加え、テキストでAランクの論点に指定されていたこともあり、私は試験の現場では悩むことなく論述することができました。他の大手の予備校では領置を論点として扱っていなかったこともあり、領置について書けなかった人は少なくありませんでした。そのため、加藤ゼミナールの講座を受講していた人は他の受験生と差をつけることができたと思っています。
他にも、令和5年の司法試験刑法で出題された業務妨害罪の「業務」の範囲などのマイナー論点であっても総まくりテキスト、総まくり論証集には記載がありました。そのため、加藤ゼミナールのテキストを中心に勉強していた私は書くことができました。
このように、加藤ゼミナールのテキストは司法試験で出題されうる論点はすべてといってもいいほど網羅されています。
2点目は、思考過程の言語化が徹底されていることです。
令和5年司法試験民事訴訟法の設問1で出題された問題は、最高裁判例が存在しない論点について検討させるものであり、現場思考が求められた問題でした。加藤先生は過去問講座で現場思考の問題が出題された場合には、あてはめから逆算して規範を立てることが大切であると何度も説明していました。そこで、私は試験の現場では、問題文の事情から逆算して規範を立て、さらに、あてはめで使うであろう事情を抽象化し、考慮要素として明示しました。その結果、出題趣旨に沿ったことを書くことができました。このように、加藤ゼミナールの講義・テキストでは思考過程の言語化が徹底されているため、受講者のポテンシャルに依存しないカリキュラムになっていると思います。
3点目は、最新の判例、学説が反映されていることです。
司法試験では比較的新しい判例が出題されることがあります。実際に令和5年の司法試験では、刑法では平成30年の判例に関する論点、商法では令和2年の判例に関する論点が出題されました。他の予備校ではテキストが改訂されていない場合もあり、現在の判例・通説とは異なる記載があることも珍しくありません。しかし、加藤ゼミナールのテキストは常に最新の判例、学説が反映されています。総まくりテキスト、総まくり論証集では令和5年の司法試験で出題されたいずれの論点についても解説がされていました。そのため、加藤ゼミナールの講義・テキストで勉強していれば、比較的新しい判例についての論点が出題された場合でも対応することができます。
以上の3点が加藤ゼミナールの講義・テキストで紹介したい点になります。
司法試験は何を書くのかで差がつくのではなく、どのように書くかで差がつきます。そのため、普段の学習の際から答案の書き方を意識した勉強をすることが必要になります。加藤先生は過去問講座でどの論点を書くかだけではなく、規範の分量やあてはめの仕方、さらには、現場思考問題の対応の仕方についても丁寧に解説していました。
司法試験の出題範囲は広く、長期間勉強するため、勉強の方向性について悩むことも多くあると思います。その際には、総まくり講座や過去問講座で加藤先生が説明していたことを抑えていけば合格に必要な力をつけることができます。そのため、司法試験・予備試験の受験生の方は加藤ゼミナール講義等を信頼してついていくことが合格への近道になります。
大変なことも多くありますが、司法試験・予備試験の合格を目指して頑張ってください。