R 様
国立大学法学部 卒業
国立大学法科大学院(既修) 在学中
令和5年司法試験 合格
総合 1140点台 10位台
論文 560点台 10位台
公法系 120点台(A、A)
民事系 220点台(A、A、A)
刑事系 140点台(A、A)
選択科目 60点台
院試に向けて一元化教材が欲しかったため、将来の司法試験受験も見据えて、総まくり講座と司法試験過去問講座を購入しました。価格面と内容面(教材サンプル等)を他の予備校と比較して、加藤ゼミナールを選択しました。なお、院試から司法試験合格まで、加藤ゼミナール以外の予備校の講座を購入することはありませんでした。
院試を見据えて講座を購入しましたが、院試までにすべての講義動画がアップされなかったので、院試までの間は、主として総まくり論証集とマーク指示動画を使って勉強しました。具体的には、まず、総まくりテキストにマーク指示動画のマーク指示を反映させ、総まくりテキストから総まくり論証集にマーク・アンダーラインを反映させました。それと並行して、総まくり論証集のマーク・アンダーライン部分を中心に、総まくり論証集を2~3周ほど回しました。
院試合格後、法科大学院入学までに、行政法・民法・商法・刑法・刑事訴訟法の総まくり講座を2周受講しました。その際には、講義で述べられていることや板書などを適宜総まくり論証集に反映させました(刑事訴訟法を除く。刑事訴訟法では、総まくり論証集ではなく総まくりテキストを一元化教材として使用しました。以下同じ)。
法科大学院入学後は、法科大学院の授業で学んだことを適宜総まくり論証集に反映させました。それと並行して、総まくり論証集の記述内容(特に少数説に立っている部分や参考文献が記載されていない部分)を批判的に検討することで、各論点の理解を深めました。
法科大学院2年次(既修1年目)の夏休みには、憲法と民事訴訟法の総まくり講座を3周、行政法・民法・刑法・刑事訴訟法の総まくり講座を1周受講しました。その際には、講義で述べられていることを適宜総まくり論証集に反映させました。
法科大学院2年次(既修1年目)の春休みには、総まくり論証集の論証を自分なりに書きやすくアレンジしたもののうち、試験中そのまま書けるようになりたい部分(マーク指示でいうと、特に青のマーク・アンダーライン部分)をWordの音声読み上げ機能を使って音声データ化しました(選択科目もあわせて、合計20分ほど)。そして、この音声を食事中や入浴中などに聞くようにしました。
これと並行して、司法試験の過去問でAランクとされているもののうち、比較的新しい年度のものを中心に解き進めました。その頃には司法試験過去問講座の動画視聴期限が切れていたので、司法試験過去問テキストを参照して解きました。その際に、間違えた事項で、特に注意すべきと考える事項をメモし、ある程度たまった時点で音声データ化して(選択科目もあわせて、合計5分ほど)、繰り返し聞きました。また、司法試験の過去問を解いて新たに学んだことがあった場合には、総まくり論証集に反映させました。
法科大学院3年次(既修2年目)の授業が始まってからは、授業の予復習が大変だったこともあり、上記2種類の音声データと総まくり論証集を中心として、復習に専念しました。
令和5年司法試験では、全体的に学んだことのある論点やそれに派生する論点が出題されたので、総まくり講座や法科大学院の授業などを反映した総まくり論証集が役に立ったと思います。また、上記の通り私は過去問を十分に検討したとはいえない状況でした。そのような状態でも司法試験に合格することができたのは、総まくり講座や総まくり論証集に、試験傾向が十分に反映されていたためであると感じています。
私は、院試から司法試験合格まで、加藤ゼミナール以外の予備校の講座を受講しませんでした。このような私でも司法試験に合格できたことも踏まえると、加藤ゼミナールの講座では、司法試験・予備試験合格に必要な情報が網羅的に提供されているのだと感じます。ただ、加藤ゼミナールの講座を受講することが司法試験・予備試験合格に十分なものとは限りません。ただ講座を受けて満足するのではなく、自分の頭を使って考えて、迷って、間違えて、間違えに気づいて修正していくことが大事だと思います。勉強していく中で困難に直面したり、挫折しそうになったりすることもあると思いますが、自分と自分の勉強を信じて諦めないでください。皆様の合格を応援しています。