安藤 星也 様
名古屋大学法学部卒業
名古屋大学法科大学院(既習)在学
令和6年司法試験 合格
総合 972.92点 258位
論文 480.52点 247位
公法系 147.25点(A,A) 19位
民事系 174.13点(A,A,A) 499位
刑事系 102.32点(A,A) 1163位
選択科目(経済法) 56.81点 91位
以前は別の予備校のテキストを利用していたのですが,基本書と照らすと不正確な記載も多く,また引用元も明らかでなかったので,自分の使っているテキストは本当に正しい情報が書いてあるのかわからず,正直信用ができなかったところ,加藤ゼミナールのテキストは講師の加藤先生がすべて作っており,引用元も明記された教材を利用していることをホームページで知り,加藤ゼミナールの講座を購入いたしました。
(1)総まくり講座
講義のなかで先生が大事だと強調したところや,自分の理解が乏しかったところはテキストにメモを書き込み,講義を見返さなくてもテキストを読み返しただけで理解できるようなテキスト作りを目指しました。司法試験は幅広い知識が問われることも多く,網羅的に理解するためには暗記は必要不可欠であると感じたので,総まくりテキストがコンパクトにまとまった論証集を利用し,効率的な暗記を目指しました。
(2)基礎問題演習講座
基礎問題演習講座についても,総まくり講座と同様に,法律関係図や答案作成のうえで意識すべきことを書き込み,充実した自分なりのテキスト作りを目指しました。文章の表現力が乏しかったり,答案のメリハリ付けや,問題の事実を上手く引用できなかったりすると,どれだけ知識があっても評価される答案を書くことはできないので,それらの力を身につけようと意識しながら,基本的な問題を通じて確実に力をつけていきました。
(3)司法試験過去問講座
加藤先生が作成した司法試験の過去問ランク付け表を参考にしながら,憲法と民法はA,Bランク,他の5科目については全年講義を視聴しました。憲法については,A,Bランクだけで出題されそうな条文をメインにした問題を網羅できることから,民法については,出題範囲が非常に広く,Cランクは再度の出題可能性が低い問題ばかりで,総まくりテキストで網羅的に学習すれば十分対応可能であると考えたためです。
司法試験講座の解説や答案は,加藤先生が出題趣旨や採点実感を読み込み,作成されたものであるため,司法試験委員がなにを求めているのか理解することができ,自分自身で出題趣旨や採点実感をすべて読み込まなくてもよかったので,在学中受験で時間がないなかでも非常に効率的に学習できたと思います。
加藤先生は,ただ法律知識や過去問の解説を行うだけではなく,受験生が受験年の司法試験でどうやったら合格答案を書けるのかを念頭にテキストや授業を行われていて,合格のために必要なノウハウやテクニックを余すことなく,受験に生きるよう抽象化して伝えてくれるので,非常に効率的に充実した勉強をすることが出来ました。
特に,憲法は加藤ゼミナールで大きく実力を伸ばすことができた科目の一つです。市販のテキストや予備校は,憲法の判例知識を解説してくれるだけで,受験生が最も苦労する「答案の書き方」については言及してくれていないことがほとんどです。私自身も加藤ゼミナールに出会う前までは,人それぞれの答案の書き方があって,予備校ごとでも答案の書き方が大きくことなることもあって,憲法アレルギーといえるほど,最も苦手な科目でした。
しかし,加藤ゼミナールと出会って,20ページ以上に及ぶ「答案の書き方」について解説したテキストと授業で,憲法の実力を大きく伸ばすことが出来,司法試験本番では最も好きで,自信の持てる科目になりました。
在学中受験が開始してから,特に在学生の方はロー生活との兼ね合いで司法試験にあてる時間を十分にとれず,苦労する方が多いと思います。私自身もそうでした。そんな状況だからこそ,効率的で充実した学習をすることが在学中合格のためには必要不可欠であると思います。
加藤ゼミナールは講師の加藤先生が自らテキストを作成し,常に司法試験合格のために必要な知識と評価される答案作成のために必要なテクニックを授けてくれます。加藤ゼミナールなくして司法試験の在学中上位合格は叶わなかったと自信を持っていえます。
司法試験勉強は長くとても苦しいものですが,正しい方向性の努力をすればどんな人でも必ず合格できる試験であると思います。これを読んで頂いた皆様が充実した学習を継続し,司法試験に合格されることを祈っております。