加藤ゼミナールについて

「ミニ教科書」のような総まくり論証集を一元化教材としてフル活用!

プロフィール

T 様
京都大学法学部 卒業
京都大学法科大学院(既修) 在学
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 約1030点 90位台
論文 約510点 90位台
公法系 約140点(A、A)
民事系 約190点(A、C、A)
刑事系 約120点(A、B)
選択科目 60点台

 

講座を選択した経緯・理由

商法以外の科目については、まとめノートを自作していたが、商法にまで手が回りそうになかった上、商法が苦手ということがあり、手頃な論証集兼まとめノートを探していた。

加藤ゼミナールのホームページを見て、総まくり論証集のサンプルが条文解説も含んでおり非常に良さそうだったことと周囲の評判が良かったことから興味を持っていたところ、年度変わりのセールの情報を知った。

以上の経緯から、商法の一元化教材として購入した。

 

講座・教材の使い方

読み進めながら、普段使用している教科書と問題集の該当ページをメモしていく作業をした。

授業内容等は付箋で追加していった。あとはそれを無限に周回して暗記した。

他の科目の既存の自作まとめと同様にファイリングできるのが非常に便利だった。単に論点だけでなく、条文や前提知識が豊富で、ミニ教科書のようだった。

他予備校の論証とはテイストが違うが、独学でやってきた自分には合っているレイアウトだった。

 

講座・教材が令和6年司法試験にどのように役立ったか

今年の司法試験の商法は非常に難しく、試験開始から60分間、法文の会社法の条文を最初から最後まで読んでいた。しかし、何も思い付かなかった。

今年の問題で総まくり論証集に記載があったのは設問2である。設問2だけが「普通の問題」だったので、論証集の総会決議取り消しの箇所を思い出しながら解いた。3枚しか書けなかったが、そのうちのほとんどが設問2である。にもかかわらずC評価で耐えているので、設問2は他の人よりもできていたのではないかと思う。

余談であるが、試験会場における総まくり論証集のシェアはとても高かった。相対評価試験においてみんなが使っているものを使って同じように書くことは重要なので、その意味でも有益な教材ではないかと感じた。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

ロースクールできちんと学ばれた方が作成されており、記載内容の信頼度は高いので、安心して使って良いと思います。

PC受験化が近づいており不安かとは思いますが、結局は法の解釈・適用ができる人が合格していくと思うので、法の解釈のストックツールとして総まくり論証集は今後も有用だと思います。頑張ってください。