佐藤 佳子 様
上智大学法学部国際関係法学科 卒業
早稲田大学法科大学院(既修) 卒業
令和6年司法試験 合格
総合 841.38点 1000位台
論文 414.50点 989位
公法系 109.29点(B、A)
民事系 139.23点(B、C、B)
刑事系 113.48点(A、A)
選択科目 52.49点
私は、去年上位合格したロースクールの同期に勧められて加藤ゼミナールに入ることを選択しました。
加藤先生が自ら全てのテキストや過去問の模範解答を作成している点がとても魅力的でした。他の予備校だと、科目によって作成している先生が異なることもあり、テキストや論証集を修正することがありますが、加藤ゼミナールはそのような“無駄”がないので効率的だと思いました。
おすすめしてくれた友人に加藤ゼミナールの論証集を見せてもらうと、今までなんとなく理解してきた部分を、まるで数学のようにとても分かりやすく書いてあったので、迷わず加藤ゼミナールに入ることを決めました。
2023年10月4日から総まくり講座の受講を開始しました。当時ロースクールの授業があったので、空きコマや、全休の日にある程度まとまった時間を確保し、ひたすら7科目の総まくり講座を聞いていました。
受講する順番は、民訴→会社→民法→行政→憲法→刑法→刑訴でした。並行して、論証集のマーク作業を、(今だから言えますがロースクールの授業中に)行っておりました。1月中旬からロースクールの期末試験だったので、総まくり講座の7科目全ての受講が終わったのは2024年2月2日でした。
翌日の3日からは、加藤先生のブログで公表している過去問ランキングに従って、Aランク過去問を時間を2時間測ってフル起案し、司法試験過去問講座を聞いて復習するということを、選択科目の国際私法を含め、4月26日まで行いました。
翌日からは、Bランク過去問を1日2通答案構成にとどめて同じように司法試験過去問講座で復習しながら5月24日まで行いました。また、Aランク過去問を1日2通、今回は答案構成にとどめて回していきました。
6月29日から直前期の決めて、ひたすら加藤ゼミナールの論証を暗記しました。
1日の大体のスケジュールとしては、まず朝8時から10時まで過去問を解いて、12時まで司法試験過去問講座を受講し、昼食後から、基礎問題演習講座を受講していました。
論証集に情報を一元化していました。特に、当てはめのポイントを書くのが大事だと思いました。自分の言葉で脳内で印をつけるような感じで、適宜書き足していました。
憲法というと、これまで、“作文”というイメージで、なんとなく書いていました。
しかし、加藤先生が、違憲審査基準の使い方について、数学的に細かく教えてくださったのでそのイメージが覆り、憲法を作文ではなく法律科目として認識できるようになりました。苦手だった憲法のコツを掴めたので、本番でも自信を持って、数学のように解くことができました。
抽象的な概念が多くて苦手だった民訴も、今まで結論だけ理解していた重複起訴の類型を、理由から理解でき、二度と間違えないレベルにまで克服できました。
全科目に共通して言えますが、理由をしっかり理解できる点とあてはめの仕方・ポイントについて解説してくださることが多かったのが合格に役立ちました。
基本書はほとんど読んだことがないので、加藤ゼミナールの教材のみで司法試験に挑みましたが、逆にそれが良かったのだと今となっては実感します。合格のために必要なことだけが過不足なく、数学的に書かれている教材だという印象です。
加藤ゼミナールの教材に書いていることを理解して自分の中でアウトプットできるレベルなら確実に合格できると思い圧倒的な信頼を持って安心して受験生活を送ることができました。
受かると決めたなら、100%受かります。
落ちる場合は、それは受かると口では言っていても内心の意思が弱く、計画通りの勉強ができていないことや、勉強法が間違っていることが原因だと思います。
勉強法に関しては、加藤ゼミナールに入れば間違えないと思います。あとは自分の意思と責任の問題で、受かると自分で責任を持って決めたのなら、試験が終わるその瞬間まで、サボったり寝坊とかはしないはずです。
司法試験に限らず、試験はみんな平等な点が魅力的だと思います。同じ時間、同じ六法で、同じ空間、同じ椅子・机でこれまでの成果を思いきり出せる素晴らしい場だと思います。
そしてみんな孤独です。決して親や友人など誰かのためではなく、自分だけのための自分の責任だけがあるのが司法試験です。親からのプレッシャーや周りの友人と比べて落ち込むことは無駄な時間なので、ただひたすら計画通りに勉強していれば確実に合格します。
メンタル維持法としては、スマホのメモ機能で、自分の思いを書き出すことをおすすめします。受験勉強中、精神的に辛い時間もありましたが、メモに思ったことを書き出すことで、比較的短時間で回復できました。このメモを合格後見返すのも楽しいです。
これから受験される方々が、それぞれにとって後悔の無いような受験生活を過ごせますようお祈りしております。