大江 慶太朗 様
東北大学法学部 卒業
明治大学専門職大学院法務研究科(既習) 修了
令和6年司法試験 合格
総合 913.44点 572位
論文 453.96点 497位
公法系 115.82点 (B、A)
民事系 149.87点 (C、B、A)
刑事系 123.36点 (A、A)
選択科目 64.88点
加藤ゼミナールの講座を受講することを検討し始めたのは、昨年の7月でした。
私は、別の予備校で入門講座を受けたことがあり、その教材を使っていたのですが、内容が古かったり、重要なことが載っていなかったりと、残りの一年をこの教材で勉強していいのか不安に思っていました。しかし、入門講座のようなものをもう一度受ける時間的余裕もないため、加藤ゼミナールの総まくり講座を受けることに決めました。
加藤ゼミナールを選んだ理由としては、知識の総復習に適しているとの合格者の体験談があったことと、細かいところまでしっかり押さえてある点が自分の性格に合っていると思ったからです。
また、過去問をどのように勉強するか考えたときに、再現答案は、誰が書いたか分からず、正確性についても怪しかったりすることから、予備校を使うことを考えました。
様々な予備校のテキストを見比べたなかから加藤ゼミナールを選んだポイントは、①記載されている答案への信頼が置ける、②出題趣旨・採点実感から必要な箇所が抜粋されている、③出題趣旨・採点実感に即した詳細な解説が記載されている、の3点です。
まず、作成者が誰なのか分かっているため、間違えることは無いだろうという信頼です(①)。
出題趣旨・採点実感は、長文であり全年度分読むだけでもかなりの時間を要しますし、同じ内容が繰り返し書かれていることもあり必ずしも全文を読む必要はないため、既に抜粋されている方が良いと思います(②)。
出題趣旨・採点実感には、考査委員が書いて欲しいことや受験生のミスが記載されています。そのため、これをもとに答案と解説を作成するのは当然なのですが、加藤ゼミナールの教材では、出題趣旨・採点実感の抜粋があり、その下に当該箇所の解説が書いてあるため、より両者の関連性が分かりやすいです(③)。
民事系3科目と刑訴法を受講しました。テキストを読みながら授業を聞き、メモやマークは加藤ゼミナールの論証集にしていました。論証集は、過去問講座やロースクールの授業の内容もメモし、試験当日に直前まで見ていました。
民事系3科目と刑訴法を使用しました。過去問を解いた後、授業を聞き、テキストを読み込みました。過去問のテキストは、答案例だけでなく解説部分も全年度分読みました。
総まくり講座民事系では、比較的短時間で全範囲を総復習でき、知識のブラッシュアップだけでなく、体系的理解も見直すことができました。刑訴法は、予備校教材の古い知識を、最新のものに更新することができました。
論証集は、一元化教材として直前期にひたすら読み込みました。論証のカバー範囲が広く、内容も正確なため、一元化教材として大変役に立ちました。
私は、ほとんどの論証を自分の言葉に言い換えたため、画像上はかなり修正しているように見えますが、論証の内容自体はほとんど同じものですので、そういった意味で、修正に耐えられる(または、その必要があまりない)論証集だったと思います。
特に使用した4科目について、試験当日の感触は、以下のようなものでした。
民訴法と刑訴法については、Aランク論点であったり、過去問で何度も問われているところが出題されたため、大きく悩むことなく解答することができました。
会社法は、現場思考色の強い出題でしたが、加藤先生が授業中に現場思考の考え方をおっしゃっていたため、何とか解答することができました。
民法は、設問2では答案構成をした際に、配点に比べて書くことが少ないと思い不安になりましたが、とにかく書ききって守ることに専念しました。
元々民事系が苦手だったため、民事系最初の科目の民法で(感触として)大崩れをしなかったことは、当日のメンタル的にもだいぶ助けられました。
これから受験される方で、今、予備校選びに迷ってらっしゃる方には、ぜひ加藤ゼミナールをお勧めします。教材に信頼が置けることは既に書いてきましたが、最後に、他の予備校に比べて値段が安いという点も挙げておきます。
私が受講したセットプランの値段は、他校だと、過去問講座のみの値段と同程度か、それよりも安かったと記憶しています。加藤ゼミナールは、品質、価格ともに優れているといえると思います。
これを読まれている皆様におかれましては、ご自分に合う教材を見つけていただき、合格という素晴らしい結果を掴まれることを祈っております。