加藤ゼミナールについて

最新の判例、試験傾向にキャッチアップした講座をフル活用!

プロフィール

小林 周平 様
立命館大学文学部 卒業
立命館大学法科大学院 終了予定 在学生
令和6年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 1200番台

 

講座を選択した経緯・理由

複数回受験生であり、弱い科目を総合的に勉強する必要があった。そこで、いったん総まくり講座で学習内容を総ざらいしたうえで、過去問を1つずつ潰していく必要があると考え講座を選択した。

加藤先生のブログを以前から拝見しており大変有用であると感じていたところに開講されると知り、応募した。

 

講座・教材の使い方

全体として講義の指示通り、色分けした部分、ランクについてメリハリをつけながら色分けをしていった。そのうえで、特に必要な部分については適宜コピーをして自分のノートに張り付けるなどした。

 

講座・教材が令和6年司法試験にどのように役立ったか

出題内容との関連性について

ア、憲法

人権選択、及び審査基準の立て方について、迷うことなく書くことができた。

令和6年度は経済的自由が主な論点であったところ、総まくり講座及び過去問講座の規範をそのまま用いることができ、答案をコンパクトにまとめ上げることができた。同時に、薬事法制限距離事件大法廷判決の細かな分析をも学習で行うことができ、大変有用であった。

イ、行政法

加藤先生は講義において、、総まくり講座中でも処分性の判例についてはよく学習しておくように仰っていた。超重要論点である処分性の問題が本年も出題されたが、しっかりと加藤ゼミナールでまとめられた判例法法理をそのまま用いて書くことができた。

ウ、民法

民法においては設問2において基礎事情の錯誤及び第三者の問題が出題されたところ、このような超基礎論点についても総まくり講座で具体的な書き方が示されていたので、それを用いて論証を書いたところ、高評価を得ることができた(評価A。推定64点程度)。

このように加藤ゼミナールでAランクの超重要論点を書ききることにより、少なくとも周りに書き負けることはないことがわかった。

エ、商法

商法においても基礎論点を書ききることで評価を得ることができた。

個人的には特別利害関係人のアウトプットが苦手であり、本年も出題されたが、上手く論述できたように思う。

オ、民事訴訟法

民事訴訟においては特に規範・定義を意識した。特に令和6年司法試験では任意的訴訟担当をどれだけ書けるかが合否の分かれ目であったと感じているが、その点も加藤ゼミナール通りの記載で書ききることができた。

カ、刑法

刑法も定義規定が大事であるところ、加藤ゼミナールの定義通りに書くことで点数を得ることができた。

キ、刑事訴訟法

刑事訴訟法については元々得意科目であり、自分の答案の型が定まっていたこともあって総まくり講座を利用するというよりは、司法試験過去問講座のあてはめを中心に勉強した。

もっとも、現実的な答案を書く上で講座のあてはめが大変参考になった。任意捜査の必要性を段階的に論じるところは今年の司法試験でも役に立った。

方法論について

全体としては論点にメリハリをつけること、特に基礎レベルについて何度も繰り返すように指示していただいたことは大変役に立った。

ア、公法系科目

最重要判例の重要性を改めて何度も勉強させていただいたことは大変有用であった。

憲法・行政法ともに自分自身どこまで判例と向き合えばよいかわからず苦労していたので加藤ゼミナールの学習方法が大変役に立った。

イ、民事系科目

基本的論点が多く、何を重要視すれば良いかという点がわからずじまいだったところがある。

加藤ゼミナールでは基礎論点について、特に過去問で何度も取り扱っていただき、それが大変有用であった。

教材について

私が使用していた時点の総まくり講座でも、当時の試験に有用な最新判例がキャッチアップされており、試験前に重版を読み耽るといったことをしなくてよかったのは大変良かった。

また、総まくり講座の開始前にあらかじめ線を引くように指示されていたので、線を引くことで先生の講義を聞き逃すといった心配もなかったのは大変ありがたかった。

直前期においてはAランク及びA+を重点的に復習した。近年の傾向からよりAランクの重要性が高まっていると思い、そちらに重点を置いた。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験は自分との戦いであり、腹落ちしてなければどんなに素晴らしい合格者のアドバイスも入ってこなかったり、理解できなかったりする。

私自身、本気で取り組んだ試験は司法試験が唯一と言ってよいくらいで、本来中高大学受験で培うべき試験ノウハウといったものが全くなかった。そのせいで合格にたどり着くまでに時間が掛かってしまったのが実情である。

加藤ゼミナールでは基礎講座も含めてレベルに応じた講座が用意されている。そのような自分のレベルに応じた講座を使い分けることで現段階の自分に本当に必要なアドバイスが得られると思う。

特に、簡単に合格者に接触できる現代の受験においては正しい情報だけでなく、自分が何に困っているか、何が足りないかを考え抜く力が必要であると思う。

来年度から司法試験を目指す方々の一助になれば幸いである。