加藤ゼミナールについて

論証の使い方までフォローされた論証集でメリハリをつけた学習ができた!

プロフィール

F.S  様
法学部  卒業
法科大学院(既修) 在学
令和6年予備試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合得点 270点台
総合順位 100番台

 

講座を選択した経緯・理由

ロースクール内で総まくり論証集のシェアが高かったのが、購入したきっかけです。

教材単体での購入が可能で、価格が安価であったことも大きな理由です。

 

講座・教材の使い方

詳細かつ体系的な目次があるので、今覚えている論点が、科目全体でどのように位置付けられるのかを常に意識しながら学習しました。

その結果、論証の暗記にとどまらず、科目全体の理解を大きく高めることができました。

百選掲載判例との対応が明示されているのが、この教材の良いところで、百選判例の論点を重点的にやり込みました。

予備校のランク付けは誰がどのようにしているのかが不明で、正直信頼には足りないところがあります。そのため、百選掲載判例の論点であるという、客観的な指標があることで、メリハリをつけた論点の学習が可能になりました。

論点の書き方を指南している箇所を重点的に読みました。とりわけ刑法の共犯の処理は極めて明快で理解が深まりました。

判例をベースにした正確な論証を暗記できるにとどまらず、論証を正確に使うところまでが、ひとつの教材でフォローされているのは、とても魅力的です。

 

講座・教材が令和6年予備試験にどのように役立ったか

出題内容との関連性について

刑法では、占有の有無という典型論点が出題されました。

この論点自体は誰もが知っているものですが、当てはめの正確さで大きな差が生まれます。

総まくり論証集では、どのような事情に注目して当てはめるのかが正確に記載されており、そこで得た理解が本番で大きなアドバンテージになったと思います。

行政法では、原告適格が出題されました。

こちらも典型論点ですが、本年の出題は、原告適格の後に沢山の論点がありました。原告適格に時間をかけすぎると、その後時間切れになることが想定されるセットでした。

総まくり論証集では、原告適格の処理はコンパクトにするよう指南されており、その指針を本番でも強く意識したことで、最後の設問まで書き切ることができました。

民法では、失踪宣告や、相続させる旨の遺言、誤振り込みといった、学習が手薄になりがちな論点が多数出題されました。

私が以前使用していた論証集には、そもそも記載がない論点もありましたが、総まくり論証集では一通り網羅されていました。この論証集を一周していれば、どのような論点が出ても安心できると感じました。

刑事訴訟法では、前科証拠の利用に関する論点が出題されました。

これは他の予備校ではノーマークの箇所です。この論点については、総まくり論証集に、補足意見にまで踏み込んだ詳細な記載がありました。この記載に沿った論述をしたところ、A評価がつきました。本年の刑事訴訟法は、加藤ゼミナールの講座を受講していた者が大きなアドバンテージを得たと考えます。

商法では、財源規制違反にかかる分配の効力と役員の責任、特別支配株主等の売り渡し請求といった論点が出題されました。

とりわけ後者については学習が手薄になりがちです。総まくり論証集では、組織再編の効力について、わかりやすい理由付けがされた論証が記載されていたため、本年の出題にも十分対応できました。

教材について

司法試験委員会の考え方に沿った記載がされており、得点に直結する学習が可能です。

司法試験の採点実感や出題趣旨に一通り目を通しましたが、総まくり論証集の記載と矛盾はありませんでした。膨大な出題趣旨、採点実感の内容を効率良く習得する上で、非常に良い教材だと感じています。

また、有用なマーク指示があります。本体への書き込みはしませんでしたが、動画を横で再生しておくだけでも、論証の核となるキーワードを意識した学習ができます。

いくらコンパクトで書きやすい論証といえど、全てを完全に暗記することは不可能です。そのため、論証の核を意識して暗記することで、本番でも論証を忘れるという事態は起こりませんでした。

最終ページの参考文献には、受験生のシェアが高いものが並んでいます。いわゆる通説に準拠した見解を学ぶことになりますので、信頼して学習に取り組むことができました。

予備校独自説がないのも、この教材の魅力です。ロースクールや基本書で学んだ見解との相違がなく、ストレスなく学習できました。

 

これから予備試験を受験する方々へ

在学中受験ができるからこそ、ロー生には予備試験を受ける意味があります。

予備試験は短答、論文、口述と長期間にわたる非常にハードな試験です。とりわけ法科大学院2年次での受験は、日常の予習復習との両立が困難なほか、予備の試験が期末試験期間と重複することも多いです。

そのような状況で在学中受験が始まり、予備を受けないロートップ層も多数います。それでも予備を受ける意味は大きいと考えます。

なぜなら、常に試験現場で答案を仕上げることから逆算して、日々の勉強に取り組むことができるからです。

ロー生は、今取り組んでいる学習が、試験で点を取るために必要なのかという視点を見失いがちです。色々言われますが、司法試験合格を目標にロースクールに入っている以上、最優先すべきは司法試験に合格することです。高度な学習は、司法試験の目処が立ってからでいいと思います。

また、口述試験の経験は非常に貴重です。

ソクラテスメソッドなるものが、いかに生ぬるいかが、よくわかります。あの緊張感の中で、専門家と法的な会話を経験すれば、もう怖いものはないと思えます。