会員ログイン

低GPA…4年次学習開始…不安からの逆転合格!

プロフィール

N.I 様
在学4年
学部成績:GPA1.21
明治大学法科大学院合格

受講講座

・基本7科目総まくり論証集

 

はじめに

大学3年生の頃、漠然と就職に対する不安を感じており、また周りの人たちが次々と内定を獲得している状況に焦りを感じていました。

その結果、何もかもが手につかない状況となり、就職活動に大きな遅れをとってしまいました。

なにか挽回する手はないかと模索した結果、司法試験を受験することを決意しました。

本格的に勉強を始めたのは大学4年の4月からでした。

最初は手も足も出なかった法律の勉強でしたが、基本書を読み進めるうちにのめり込んでいき、一日10時間くらい勉強するのも苦ではないほどに没頭しました。

この時使っていた基本書は、市販の入門書です。

また、6月ごろから他の予備校講座を受講し始めましたが、8月末に慶應義塾大学法科大学院を受験し不合格となりました。

この不合格をきっかけに、合格するための答案の書き方を一から見直す為、加藤ゼミナールの論証集を購入しました。

明治大学法科大学院の2期は10月19日に行われたので、約1ヶ月間の利用で合格をすることができました。

 

私がとった勉強方法

加藤ゼミナールの論証集は全範囲の網羅性が、他の予備校本に比べて2段階は高いと思います。

特に、民法の論証集は内容が素晴らしく、試験に直結する論証のみならず、全範囲の知識の総確認にも便利でした。

論証集には考慮要素や自身とは異なる論証の立場に対して、自身の立場に対応する論証を貼り付けたり、基本書に書いてある重要な文言を書き写していました。

また、頻出の条文や論点にインデックスをつけ、すぐに飛べるようにしていました。

また、マーク指示動画に従ってマークを施すことで、重要な点が一目で整理できるので、本番前の確認にも最適でした。

問題演習の際には、横に置いておき、その都度論証集を引いて論証を確認するようにしていました。

論証は覚えるのも大事ですが、使えるようになるためにはまず見て書いてみることが大事だと思っていたので、問題演習の際にあえてカンニングをするという勉強法を採用していました。

その結果、同様の論点が出題されたときに、機械的に論証を引っ張り出せるレベルまで体が慣れていきました。

自分の考えとして、論証集を読んで覚えるより実際に使っていく方が知識の定着が早かったので、間違ってなかったと思ってます。

このような勉強法で、1ヶ月間、勉強していました。

 

講座・教材が法科大学院入試にどのように役立ったか

まず、論証集が法科大学院入試にどのように役に立ったかについてですが、私が受験した問題に関しては、全て対応できました。

例えば、明治の憲法で出題された立法不作為に関する規範などすべて重要なマーカーで印がされていた為、具体的な文言は思い出せなくても、ほぼほぼ正確な規範を立てることができました。

このように入試において緊張や焦りから論証を忘れることがあっても、マークしている箇所の文言や趣旨から規範を立てることができた為、ただの暗記でなく、使える知識として法律を学習できる論証集です。

また、ランク付けがされていることから、学習の優先順位も把握できた為、試験に必要な部分を効率的に勉強することができました。

 

学部成績

私は、大学3年間非常に怠けており、いつもギリギリで単位をもらっていた生活でした。

当然法律知識もなく、初学者と同様のレベルでしたが、基本書と並行して約1ヶ月本書を利用して勉強したことでより一層法律の知識が強固なものとなりました。

このことは私の法科大学院入試の合格に表れていると思いますし、当然入試よりレベルの低い定期試験においても本書を活用することで、司法試験の勉強と並行して、単位の取得が容易になります。

それにプラスして、他者と相対的に浮いた解答を作成できる為、GPAの向上も見込めます。

このことから、本書を利用することは学部での勉強においても強力な味方となってくれるでしょう。

 

最後に

私は法科大学院入試を通して、自分の将来に対して希望が持てるようになり、勉強を継続できています。

とはいえ、上位法科大学院の方々と比べるとまだまだだと思っているので、今後はより一層気を引き締めて継続していきたいと考えています。

これから受験をされる方は、事前の情報収集と基礎の重要性の認識が必要になってきます。

法科大学院入試の問題は、各校によって形式やクセが違いますので、早いうちに過去問研究を行なって、自分と相性の良い法科大学院を見つけてください。

今年度の明治は、合格者をかなり絞った上で受験者数が非常に多かった為、かなりの競争率だったと思います。

また、今後はどこの法科大学院も倍率が上がって、より難化していくと思います。

ですが、問題に対して適切な処理ができれば合格できる試験です。

また、問題自体は基本的なものばかりですので、基礎を固めて早いうちに過去問研究することで、十分合格はできると思います。

その為にも総まくり論証集を活用した効率の良いインプットとアウトプットを繰り返してください。

私のように遅いスタートは今後通用しにくいと思いますが、万が一遅れた場合でも、知識を網羅的に確認できる総まくり論証集を用いて問題演習を重ねることで、合格を勝ち取ることは不可能ではないと思います。

自分に合った勉強を継続し、難関法科大学院に合格できることを祈っています。