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総まくり論証集が最強の武器になった合格ストーリー

プロフィール

T.Y 様
早稲田大学政治経済学部 卒業
令和6年司法試験予備試験 合格
令和7年司法試験 合格

 

受講講座

  • 総まくり論証集2023

 

成 績

総合 900点台 500位台
論文 450点台 500位台
公法系  80点台(A、E)
民事系  170点台(B、A、A)
刑事系  130点台(A、A)
選択科目 50点台

 

講座を選択した経緯・理由

総まくり論証集(以下「論証集」)を知ったきっかけは、加藤先生のYouTubeの配信動画でした。

予備試験の勉強をしていた頃、論文式試験の解答速報が最も素早く配信されていたのが印象的でした。これを視聴したことをきっかけに、時折加藤先生のYouTube動画をみるようになりました。

当時からフリーター生活で金銭的に余裕がなく、全く予備校にお金をかける余裕もない中、加藤先生の配信は貴重な参考資料でした。

司法試験の答案を加藤先生が実際に書いてみるといった動画はコンセプトが興味深く、ニーズをしっかり捉えられていると思い感心した記憶があります。そして、加藤先生に対する信頼感が増すとともに、加藤ゼミナールの講座を受講してみたいと思うようになりました。

とはいえ、金銭的な問題は相変わらず、基礎講座に費用をかける余裕はありませんでした。その頃は、特に、(中身を見たことはありませんでしたが)論証集がとても魅力的だと感じており、是非とも論証集だけでも販売してくれないかと心中感じていました。

そして、まさかとは思いましたが、加藤先生が論証集を単品で販売してくださる英断をされ、経済的に余裕のなかった私にも加藤ゼミナールの結晶であろう論証集を手にすることができました。

この選択は我ながら聡明だったと思います。

 

講座・教材の使い方

論証集の使い方は、毎日ひたすら読み込むことです。

「読書百遍意自ずから通ず」という故事が好きなのですが、まさに論証集はこの言葉の如く、ひたすら読みました。

私は即座に丸暗記することが苦手で、理解しきるまでは暗記の時間を取らない、というこだわりを持っていました。これが良いか悪いかは別として、この論証集は何遍も読み込むだけの価値がありました。

読めば読むほどに理解が深まり、答案での使い方がイメージできるようになっていきました。問題の所在の書き方も親切なので、ただ論証ブロックを独立して覚えるなどといったことによる弊害も抑えられるように作られています。

特に民事訴訟法や刑法の問題提起は秀逸で、もはや論証集だけ読んでいれば民訴などは合格点を取れるのではないかと思うほどでした(実践は非推奨ですが)。

そうして何度も読み込んでいくうちに、該当科目の自信も付き、「この論証集に無い論点が出ることはまれであろう」、「仮に出たとしてもほとんどの受験生は対応できない論点であろう」、「その場合は潔くあきらめて現場思考をしよう」と割り切った考えができるようになりました。

超上位合格者でもない限り、試験前は常に準備不足の不安に駆られ精神が不安定になる危険があるものですが、論証集の読み込みによりそうした危険を避けられるのは、決して見過ごせないメリットだと思います。

 

講座・教材が令和7年司法試験にどのように役立ったか

教材について、総まくり論証集は、これまでの市販されてきた論証集と異なる点がいくつかあります。

ひとつには、基本7科目の全科目の作成主体が加藤先生であり、文体が統一されている点です。よくある論証集の使い辛さとして、科目ごとに書き方が異なり、気持ち悪さを感じることがあると思います。

しかし、総まくり論証集はそのような不快感を感じることなく、内容に集中して取り組むことができます。

次に、先述のとおり、問題提起が丁寧という点です。問題提起が長すぎて、そもそも論証集として使い勝手が悪いなどということもなく、短すぎて答案のどこで表現すればよいのかわからないということも起きません。

問題提起の背景は独立してそれとわかるように記載され、理解が不十分にならないように配慮されつつ、論証として必要な問題提起は短く端的に書かれています。

これについて、私の場合、予備校本のみをもって学習をしていたため、理解が不十分な論点がありました。

しかし、総まくり論証集の問題提起の背景の記述を読むことで、答案で生かすために必要な論点の理解はできたと思います。やみくもに基本書を参照し、理解に何時間もかかるといった失敗を未然に防げたのも、総まくり論証集の問題提起の秀逸さが理由にあると思います。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験・予備試験は、客観的に難関試験と言われます。

それゆえ、ほとんどの方々は攻略に長期間を要すると思います。ただ、難関試験であるがゆえに、これを受ける受験者層の中に、とても優秀な方々が多いのも事実だと思います。

そうすると、仮に自身が平凡な受験生で、比較対象にそういった優秀な方があった場合、劣等感や無用な焦燥感、時には絶望感を感じることさえあると思います。そんな時でも、「自分は自分、他人は他人」と思い直して、目の前にある課題を淡々とこなしていくことが重要だと思います。

そこで、何を課題として設定すればよいのか、これもまた重要な問いだと思います。

課題設定を誤ると成績が伸びないということもあるし、伸びているかどうか不安になり、その不安からあれこれと手を広げて迷走し、結局徒労に終わるといった可能性もあるはずです。

ここで覚えておいてほしいことは、一度やると決めたことはやり抜くことです。軌道修正をしつつも、根幹は変えない。

例えば利用している予備校を一校決めたら、基本テキストは変えずに使い続けるといったようにです。万一、決めたことを変えるのであれば、腹をくくるつもりでやる。こうした覚悟こそ、難関試験である司法試験・予備試験を攻略するのにとても効果的だと思います。

では、その覚悟を支えるものは何か、それは毎日持ち運び、毎日用いて目にする教材です。

この教材に対する信頼と愛着が覚悟を支えてくれます。

私は、加藤ゼミナールの教材に司法試験・予備試験を攻略する覚悟を支えてもらいました。加藤ゼミナールの教材は、これを知った当初から私の心を射止め、結果予備試験、司法試験もろとも攻略する武器になりました。

予備試験の論文・口述直前にも総まくり論証集を読み続けました。

司法試験会場に出発する朝、最後の勉強も総まくり論証集の読み込みでした。

私の予備試験・司法試験の思い出と、加藤ゼミナールへの感謝とは切っても切り離せない関係にあります。

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ、これを読まれたなら、加藤ゼミナールを受講してください。総まくり論証集を買ってください。

今ここで、腹をくくってください。今すぐに、加藤ゼミナールを受講開始し、ひたすらこれだけに集中して取り組んでください。そうすれば、すでに合格したも同然です。