橋本 拓弥 様
関西学院大学法学部 卒業
関西学院大学大学院司法研究科
令和7年司法試験 合格
総合 1400番台
論文 1500番台
公法系 78点(C、D)
民事系 150点(A、D、A)
刑事系 108点(C、A)
大学院在学中の途中までは、予備校を利用していませんでしたが、独学で過去問を回しきるのは困難と考え、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座を受講しました。
加藤ゼミナールを選択した理由としては、模範答案のクオリティが高かったことにあります。他の予備校や、市販の過去問演習書では、なぜその結論になるのかをきちんと説明しないまま、定型的な論証が貼り付けられただけの答案や、合格者の再現答案だけが答案例として記載されているものが多く、自習には不向きでした。
一方、加藤ゼミナールの答案は、あいまいな説明がなされておらず、答案例を読むだけでも勉強になるほど、答案のクオリティが高いと感じました。
また、令和元年以降の答案例は、中上位答案と模範答案の2つが記載されており、非常に参考になりました。
司法試験過去問講座を受講して、過去問を一周した後、司法試験まで10カ月ほど残っていたことと、過去問を解いていて基礎に不安を感じたことから、基礎問演習講座と総まくり講座をセットで購入しました。
基礎問題演習講座については、司法試験の過去問がベースになっているということで、重要な過去問について、手軽に復習ができると考えました。
また、総まくり講座については、大学院等の授業で学習できなかった部分を補う目的で購入しました。
司法試験過去問講座については、少し詳しめの答案構成を30分程度で作成した後に、模範答案を読み、解説動画を視聴していました。
テキストだけでは理解できなかった部分は、基本書等で確認しました(トータルで3時間程度)。答案構成を少し詳しめにすることで、どの部分の理解が足りなかったのかが明白になり、効率よく復習をすることができました。
動画の前に模範答案を読んでいたのは、これからなされる解説の大まかな内容を先に知ることで、予測可能性がある状態で解説動画を視聴することができるからです。
基礎問題演習講座についても、司法試験過去問講座と同様の方法で学習しました。
もっとも、明らかに答えの分かる問題については、答案構成は行わず、解説動画を見て次の問題に移っていました。ただし、いくら答えが分かるものでも、解説動画は必ず視聴して、勘違いがないかの確認はしていました。
総まくり講座については、大学院の授業で基礎的な知識は学習済みだったので、通学中や寝る前などに2倍速で聞き流して、分からなかったテキストの箇所を次の日に熟読していました。
まず、講座全体を通じて、加藤ゼミナールの講座は、法律の知識だけでなく、その知識がどのように論文に生かされるのかを常に意識しながら解説していただけたので、スムーズに問題演習をすることができました。
また、司法試験過去問講座や、基礎問題演習講座では、当該問題で何がどこまで聞かれているかなど、問題の読み方についても解説があったので、本番も落ち着いて問題文を読み、答案構成を作成することができました。
総まくり講座については、特に民事系科目について、要件事実を意識した解説がなされている点が有難いと感じました。
要件事実を意識した学習ができたことで、民法において当事者の主張がいかなる法律効果の発生を意図し、いかなる要件についての主張なのか、民訴の弁論主義において当事者の主張は主要事実なのかなど、論文の問題を解く上で絶対に外せない視点について、自信を持って解き進めることができました。
司法試験に受かるために必要な、時間や知識の絶対量は膨大ですが、根気よく復習を繰り返すうちに、知識のほとんどを、自分の考えのように吐き出せるようになります。
そうすれば、試験本番の緊張とは関係なく、頭を働かせて問題を解くことができます。
皆さんもぜひ、加藤ゼミナールのテキストを何度も復習して、緊張でも揺るがない知識を手に入れてください。