
中村 晃 様
甲南大学法学部 卒業
神戸大学法科大学院(既修)在学
令和7年司法試験 合格(在学中受験)
総合 872.71点 850位
論文 432.40点 846位
公法系 91.88点(D、A)
民事系 178.23点(A、A、B)
刑事系 109.36点(C、A)
選択科目 52.91点
既習1年目の夏休みから、司法試験の過去問を解いていこうと考えておりました。
私は、事務処理能力がそこまで高くないと考えていたため、知識面のみならず、司法試験の問題文の読み方や時間内に答案を書き切るために必要なことを含めて解説してもらえるような講義を探しておりました。
本講座のサンプルを拝見したところ、問題文の読み方や、中上位答案の解説がなされており、私の上記のニーズに合致していると考え本講座を受講することにしました。
私は、基本的に週2日は各日1問をフル起案することにし、残りの週5日は答案構成をする方法で過去問を検討していました。
そして、過去問を検討した後に、本講座のテキストの該当部分を通読し、その後に講義を視聴していました。
また、私は、本講座のテキストをスキャナーで読み込みPDF化した上で、Goodnotesという学習アプリを通じてiPadで勉強しておりました。
これにより、ロースクールの自習室で起案や答案構成をした後に、帰りの電車やバスの中にいる隙間時間を活用し講義を視聴しておりました。
時間内に答案を完成させるという点について
私は前述の通り事務処理能力があまり高くなく、時間内に答案を書き切ることができず途中答案となることが多かったです。
令和6年の予備試験の論文式試験を受験した際には、憲法・民法・刑法で形式的な途中答案となってしまい、科目によっては設問丸々白紙になるようなものもありました。
そこで、私は、時間内に答案を書き切ることをメインの課題として日々の勉強で取り組んできました。
本講座では、問題文において着目すべきポイントを、加藤先生がマーキングをしながら解説されておりました。
これによって、司法試験の長い問題文を効率的に、かつ、誘導を漏らすことなく読んでいくための方法論を学ぶことができました。
また、本講座には、模範答案のみならず、中上位答案もあわせて掲載されており、中上位答案についても加藤先生の解説を聞くことができました。
これによって、試験会場で時間内に書ける現実的な答案を知ることができ、このような現実的な答案では、何を書くべきで何を書かないのかを学ぶことができました。
今年の司法試験においても時間制約が厳しく、試験の現場では常に焦りを感じていましたが、本講座を通じて学んだことを生かすことができ、今年の司法試験ではすべての答案を時間内に仕上げることができました。
今年の出題内容と本講座との関連性について
今年の司法試験の行政法の設問1では、処分性が出題され、病院開設中止勧告事件の判例の内容が問われました。
論証集や過去問講座では、Aランク論点として位置づけられており、判例の内容や判例を踏まえた検討の仕方などを詳細に解説されていました。
本講座を通じて、当該判例については、判例を使いこなせるようになるまで繰り返し学習することができました。
そのおかげで、設問1については、特段焦ることなく、本講座で学んだことを答案に生かすことができたと考えております。
論文式試験で要求されるレベルはそこまで高くないと思います。
確かに、今年の試験でも、考えたことがない問題意識が問われたこともあり、心が折れそうになったことが何回もありました。
しかし、その時には、自分がわからないものはみんなわからないだろうと信じて、条文を出発点にして条文の趣旨から規範を挙げ、三段論法を守り、答案を作成することを意識しました。
つまり、高いレベルの知識量は要求されていないし、高度なことができる必要はないと感じました。
そのため、細かい論点や知識を追い求めるのではなく、①みんなが知っている基本的な知識を正確に表現することができるようになること、②条文を出発点に問題を検討することができるようになること、③三段論法に従って答案を書くことができるようになること、という基本的なことができるようにする勉強が重要であると感じます。
また、論文式試験では時間管理が極めて重要であると感じました。
完全な解答を求めてしまうとおよそ時間内に書ききることができない試験だと思います。
完全な解答を意識して問題検討にあたると、私のような平凡な能力では確実に途中答案となってしまいます。
私のような平凡な能力であると自覚している人は、時間内に書くことができる現実的な答案を知り、その答案を目指すような勉強に日々取り組んでほしいと思います。