服部 宗一郎 様
国立大学 卒業
国立法科大学院(既修)在学
令和6年予備試験 合格
令和7年司法試験 合格
総合 30番台
論文 30番台
公法 1桁順位
大学4年生のとき、予備試験の論文式試験に落ちてしまい、このままの方向性で勉強しても合格することは困難だと考え始めました。
そのため、特に苦手な公法系を中心に7科目の全体的なレベルアップを図りたいと思って教材を探していたところ、基礎問題演習講座及び総まくり論証集(以下それぞれ「基礎問講座」「論証集」とします。)が基礎固め用の教材として非常に高く評価されていることを知りました。
実際にサンプル等も確認し、これを使えば着実かつ有効な試験対策ができると考え、基礎問講座及び論証集を受講しました。
これらの教材を駆使することで翌年に予備試験に最終合格できたため、その効果を実感し、問題の質・量が変わる司法試験についても確実に合格するべく、司法試験過去問講座(以下「過去問講座」とします)も受講しました。
基礎問講座は、インプット用の教材として何周もしました。
1~2周目は問題を読み、頭の中で簡単な答案構成とあてはめを考えて結論を出した後、解答を見てどこまで正しく考えられていたのか(現在地の確認)、何が知識として不足しているのか(知識の確認)、この論点が問題となる時はどのような書き方をすればよいのか(パターン認識)、問題文中の事実はどう使うのか(事実の使い方・評価の仕方)といった点を確認しました。
また、必要に応じて論証集や判例集、基本書等に立ち戻り、知識を確実に定着させるようにしましたし、得られた知識は適宜加筆修正を繰り返しつつ論証集に一元化しました。
2周くらいするとほぼすべての問題につき比較的短時間で解答の方向性を構想できるようになるため、そこからは定期的に各科目の問題を見て、条文・論点・あてはめをサッと思い浮かべ、解答を確認するという方法で、この問題集を応用可能な形で自分の中に定着させるように努めました。
このほか、過去問を解いてうまく書けなかった論点があるときも、基礎問の当該論点のところだけを見直すという使い方もしました。
過去問講座については、加藤先生のブログにある過去問重要度ランキングのうち、Aランクの問題(苦手な公法系はできる限りBランクも)は時間を計って起案し、解説・模範解答を見て復習・自己添削をするという使い方をしました。
それ以外の問題は問題文に目を通すこと簡単な答案構成だけ済ませて解説・模範解答を見て復習する形をとりました。
〇出題内容との関連性
憲法では参政権と表現の自由から出題されましたが、いずれについても基礎問講座及び過去問講座にて厚く解説がなされているところであったため、審査基準の定立に当たってどの判例をベースにするか、あてはめにおいて使う事実は何かといった点をスムーズに整理できました。
基礎問講座や論証集において、在外国民選挙権事件判決の内容とその射程(小選挙区比例代表並立制事件判決との比較)や、選挙のルール論(戸別訪問事件判決伊藤補足意見)については特に強調されていたため、本番でもこれらの判例を基にした議論を展開することができました。
また、行政法では病院開設事件判決や国旗国歌事件判決をベースとする問題が出されました。
これらも教材内で厚く取り扱われていたところであり、特に前者の判決を用いた処分性の判断については、基礎問講座・過去問講座・論証集にて、判例の内容とそれに基づく議論の進め方や考慮すべき事項が大変丁寧に解説されていたので、本番中もその考え方をトレースして事案に臨むことができました。
過去問や重要判例をベースにした解説のある基礎問講座・過去問講座・論証集を丁寧にやりこんだことが公法系での高順位に繋がったと考えています。
そのほか、刑法の因果関係や不作為の共犯、刑訴法の逮捕に伴う捜索差押えや弾劾証拠、民訴法の確認の利益や弁論主義といった本番で出題された論点についても、教材内で丁寧な解説があったからこそ、応用的な部分も含めてひるむことなく答案を書き進めることができました。
〇方法論
基礎問講座・過去問講座では単に模範答案の解説がされるだけでなく、問題文の読み方や要件全ての検討といった超基本的なところから、絶対暗記すべき範囲や現場思考問題への対応の仕方まで、汎用性の高い考え方が示されており、非常に役に立ちました。
また、憲法や民訴法など、若干特殊な書き方が要求される分野ではどう書くべきかについて明確に示されるため再現性が高く理解もしやすかったです。
〇教 材
基礎問講座、過去問講座、論証集はいずれも重要判例や通説がベースとなっているうえ、個々の原理原則と条文及びそこから抽出される要件・効果をベースに論点・書き方を解説しているため、論点主義的でない汎用的な考え方を学べます。
加藤先生の教材はそれぞれの教材で内容が一貫・リンクしているため、大きな不安を覚えることなく学習を進めることができましたし、一元化して復習する方法も大変やりやすかったです。
多くの人にとって司法試験・予備試験は簡単とはいえないですし、合格までに長期戦を強いられる苦しい試験です。
しかし、正しい方向性の選択と一定程度の勉強量の確保をすれば合格すること自体は十分現実的だと思います。
加藤ゼミナールの教材はその正しい方向性を示す指針となるものであり、後はこれに従って勉強を継続すれば合格が見えてくるはずです。
もちろん、勉強の過程で分からないこと・書けないことが出てきて辛くなるときもあると思います(私もそうでした)。
そんなときこそ、少しずつであっても、基礎問を繰り返す、とにかく起案してみる、まとまった時間で暗記をするといった謙虚で愚直な方法を取るべきだと私は思います。
一気にレベルアップできる魔法は無いですが、日々悪戦苦闘しながら愚直に学習を進めていくうちに気づけば合格ラインに達しているはずです。
加藤ゼミナールの教材はそうした愚直な学習をするうえで大きな支えになってくれますから、信じて勉強を続けてください。
皆様の合格を祈念しております。