
後藤 光 様
駒澤大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修)在学
令和7年司法試験 合格
総合 885.02点 768位
論文 445.15点 689位
公法系 90.18点(B、C)
民事系 180.14点(A、A、A)
刑事系 113.35点(A、A)
選択科目 61.47点
ロースクール入試で加藤ゼミナールを利用して、良い結果を出すことができたため、司法試験で必要となる選択科目についても、加藤先生が作成したテキスト・講座を利用したいと考え、労働法講座を利用しました。
まず、労働法速修テキスト講座について、総まくり講座と同様(詳細はロースクール入試の合格体験記をご参照ください)、講義映像を見ながらメモをしていくという形で進めました。
これによって、まずは労働法という科目の全体像を掴み、どういう科目なのか知ることができました。
もちろん、この段階では問題を解くことなど全くできないため、労働法重要問題100選講座を利用し、労働法特有の請求の立て方や、判例の使い方などを学ぶことができました。
これによってある程度全体的に理解できるようになってから、司法試験の1年前あたりから過去問に着手しました。
労働法については、答案を作成した上で、優秀なロースクールの友人3名と自主ゼミを組み、その問題についてどのように考えるのか議論しつつ、他人の答案を読むことで優秀層のレベル感を掴んでおりました(自主ゼミメンバーは無事全員合格でした。最高です)。
この議論が終わってから、労働法過去問テキストに掲載されている答案例を用いて、出題趣旨・採点実感に沿った模範的な答案の流れを学んで復習しました。
労働法第1問では、競業避止義務違反を理由とする退職金の支給制限や、産前産後休暇・育児介護休暇の取得を理由とする不利益取扱いの適法性について問われましたが、いずれも労働法論証集において記載があったところであり、重要問題100選でも言及があった部分なので、書き方レベルではほとんど迷うことなく記述することができました。
いずれについてもあまり頻出ではないため、あまり詳細な書き方は押さえておりませんでしたが、加藤ゼミナールの教材で大枠の書き方について学習していたおかげで、なんとか60点台を死守することができました。
また、第2問についても、あまり良い答案を書けた感覚はなかったのですが、各概念の定義を記述した上で簡潔にでも当てはめるという書き方を、教材を用いて癖付けていたおかげで、細かい配点を拾うことができ、結果的にある程度の点数を取ることができたと考えます。
まず、ロースクール入試を終えてまだ選択科目を決めていないという方へ向けて。
労働法は、暗記量が多く大変な科目という声を多く耳にすると思います。
もちろん、その言葉の通り、労働法は他の選択科目よりも多くのことを覚えなければならず、大変なところもあります。
ですが、裏を返せば、一度知識や書き方を押さえてしまえば、どのような出題であってもある程度の点数で安定させることができるというメリットもあります。
加藤ゼミナールの講座を利用すれば、その膨大な暗記が、理解を伴ったものになりやすく、司法試験で評価される答案につながります。
次に、労働法の学習で悩んでいる方へ向けて。
労働法は、労契法・労基法・労組法だけでなく、令和7年司法試験で出題されたような男女雇用機会均等法なども出題され、それらは書き方がよくわからない部分も多いと思います。
加藤ゼミナールの教材には、例えば論証集であれば、重要分野についてどのような順序で論じれば良いのかという点も記載されています。
このような記載を通して、細かい分野についても対策し、何が出ても合格答案を書けるようになります。
選択科目は司法試験の一番最初に実施される科目ということもあり、ここで稼げるか否かで気持ち面での余裕がかなり大きく変わってきます。
私は、労働法でそこそこの手応えだったこともあり、かなり余裕をもって次の科目に行くことができましたし、憲法で信じられないミスをしても、ヘラヘラしておりました(もちろんミスはしない方がいいです)。
加藤ゼミナールの教材を利用して、是非とも選択科目で高得点を稼ぎ、合格を掴み取ってください。
応援しております!