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1年で経済法を武器に変えた過去問講座活用法!

プロフィール

A.H 様
慶應義塾大学法学部
東京大学法科大学院(既修)
令和7年司法試験 合格

 

受講講座

  • 経済法過去問講座2024

 

成 績

総合 911点台 600位台
選択科目 58.82点

 

講座を選択した経緯・理由

私は、昨年度の司法試験で経済法は44点しか取れず、落ちてしまいました。

法科大学院に入ってから授業で経済法を受講し、昨年度は過去問10年分ほど解いてから挑んだつもりでしたが、体系的な理解がうまくできていなかったのだと気付きました。

しかし、他の科目の底上げも図らなければならない中で、経済法を1からインプットするのは時間がかかりすぎると思い、経済法過去問講座のみ受講することを決めました。

 

講座・教材の使い方

司法試験の問題はどの科目も時間制限が厳しく、私は時間内に問題を解き切らないことも多かったので、今年は時間を計って加藤ゼミナールの過去問ランクAとBの過去問を起案しました。

私は毎週土曜日を経済法の日として決め、毎週1年分の過去問を起案し、その後過去問講座を受講するようにしていました。

そして、そこで学んだことや気をつけるべきポイントを自分で作った論証集に書き込んで情報を一元化していました。

 

講座・教材が令和7年司法試験にどのように役立ったか

私は経済法過去問講座が次の2点において司法試験に役立ったと考えています。

1点目は、基本的な知識から発展的な知識まで過去問を通して網羅的にインプットすることができたことです。

過去問講座では、先生が出題内容についての基本的知識のおさらいをしてくださるので、実はわかったようでちゃんと理解できていなかった点に気づくことができました。

また、出題内容に付随して、そのテーマの中で出題可能性がありそうな別の知識についてもわかりやすく説明してくださるので、網羅的に知識を得ることができました。

今年の第1問でも、過去問講座で習ったことを思い出しながら、得点になりそうな点をこぼすことなく、論文を書き上げることができたと思っています。

2点目は、講義の中で答案を書くにあたり有益な情報を得ることができたことです。

具体的には、試験で評価される書き方を知ることができたり、事案を把握するための図を描く過程を動画で見ることができ、試験本番でも時間内にミスすることなく解き切ることができました。

まず、過去問講座は出題趣旨をもとに解説がなされているので、試験で評価される書き方を知ることができました。

時間と紙面が限られている中で何を書くべきか、書かないべきかの感覚を身につけることができました。

そして自分の書いた答案を自分で採点しながら、答案の質をブラッシュアップすることができるようになったと思っています。

また、経済法に限らず、司法試験では事案を正確に把握することがとても大事です。

私は、焦って事案の読み間違いなどをすることが多かったのですが、過去問講座の中で先生が事案を説明しながら図を描いてくれる場面が多くあり、自分で問題を解くときにも参考になりました。

今年の第2問では少し複雑な事案が出題され、現場で少しパニックになりましたが、いつも通り図をしっかり書きながら事案を把握できたため、大きく外すことなく解くことができました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

経済法は覚えるべき事柄が少なく、短い期間で司法試験の過去問が解けるようになる科目です。

しかし同時に、わかったつもりになって実は理解しきれていなかったり、試験で評価されるポイントがわかっていないために評価が伸び悩んだりする人が多い科目ではないかと思います。

また、条文選択を間違えてしまうと点数が入らない恐れがあり、中途半端な知識で挑むと非常にリスキーな科目です。

そのため、簡単に「コスパがいい」ということはできない科目だと思っています。

その中でも、私は過去問講座を受講することによって、上記のような問題点を克服し、去年より14点も高い点数をとることができました。

私は昨年、周りの友達がみな受かっている中で在学中受験に失敗し、経済法を一緒に勉強する仲間もおらず悩んでいました。

そのような中でこの過去問講座に出会い、だんだん過去問が解きやすくなっていく感覚が増していき、不安が和らぎました。

これから初めて試験を受けられる方にも、再度の挑戦になる方にも、経済法で悩まれている場合にはこの過去問講座を受講することを強くおすすめします。

司法試験は孤独で長い戦いだと思います。

辛い時期もあるかと思いますが、周りに流されず、ご自身のペースで勉強を続けてください。

皆様のご健闘をお祈り申し上げます。