S 様
中央大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 修了
令和7年司法試験 合格
経済法 64.59点
前年度、司法試験において、経済法の点数が悪く、合格点に届きませんでした。
大学・大学院を通して、経済法の授業を受講したこともなく、自学で司法試験に挑んだものの、考えが甘かったです。
前年度も過去問を解いていましたが、司法試験委員がどのような点を見て、評価しているのか、把握しておらず、完全に自己満足に終始した答案を書いていたのだと思います。
そこで、友人の勧めもあり、昨今、司法試験対策について評判の高い加藤ゼミナールの講座を受講させていただくことにしました。
まずは、経済法速修テキスト講座を1周、聞きました。
加藤先生は、重要度に応じて、解説の時間や、密度を変えて下さっているので、メリハリをつけながら、学習することができました。
経済法速修テキストに記載されている規範については、質が高く、司法試験でそのまま使えるので、前年度使っていた規範をアップデートし、重要度に応じて、暗記に努めました。
次に、司法試験過去問ランクABを中心として、解くことにしました。
その後に、加藤先生の講座を受講し、常に合格答案の水準と自分の書いた答案との距離を意識しながら学習に努めました。
加藤先生のご指示がある箇所に適宜マークをしながら、司法試験でどのような答案が評価されるかについて、徹底的に分析・評価することができました。
また、加藤先生の模範答案を加藤先生の講義と合わせて見ることで、現場でどのような事実を取捨選択し、どのように評価すべきかを学習することができました。
今年度は、事業者団体の禁止行為が出題されましたが、過去問講座にて、8条各号の適用関係についての物差しを加藤先生が詳しく解説して頂いたおかげで、司法試験の現場で、条文選択を迷わず、自信を持って選択をすることができました。
過去問講座では、出題趣旨、採点実感をベースとして、講義が展開されるため、司法試験で評価される答案を突き詰めていくのに最適でした。
また、加藤先生の模範答案は、現場でどのような事実を取捨選択し、どのように評価すべきかを把握する上で最良の教材だと思います。
そして、加藤先生は、どこまで書けば、合格水準かを講座内で、触れて下さっており、自分の現在の実力と合格水準との差を常に意識しながら学習することができました。
結果として、前年度から経済法の点数が18点向上し、合格につながりました。
経済法は、①行為要件の認定、②効果要件の認定、③行為の正当化、という一連のお作法がありますが、やっていることは、刑法各論における各要件の意義を確認した上で、それに当てはめを行う作業という点で同じです。
各条文のプロパーの要件をしっかりと覚えさえすれば、他の条文との間で、検討事項が重なる点が多いです。
そのため、経済法は、他の選択科目と比べて、暗記事項が少ない一方で、当てはめで大きな差がつく科目だと思います。
そのため、短期間である程度、問題を解けるようになっても、思ったように点数が取れないという現象が起こり得る科目だとも言えると思います。
その点、私は、上記の通り、過去問講座の演習を繰り返すことで、司法試験で評価される当てはめの仕方を身につけることができました。
前年度、司法試験に不合格となった後、悔しさのあまり、思い詰めた時期もありました。
しばらく再受験をする気概が湧きませんでしたが、不合格通知書の結果を見て、評価の悪かった科目は、何が悪かったかを採点実感、出題趣旨で確認をし、早い段階で、再受験をするに当たって、何をするべきかについて、当たりをつけられたことが大きかったと思います。
司法試験本番は、体力・気持ちの勝負だと思うので、今までやってきたことを信じて、最後まで諦めずに頑張ってください。
応援しています。