Y 様
令和7年予備試験 合格
総合得点 250点台
総合順位 300位台
憲法 A~B
行政法 A~B
民法 A~B
商法 D~E
民事訴訟法 E~F
刑法 B~C
刑事訴訟法 D~E
選択科目 B~C
法律実務基礎科目 A~B
私は元々予備校に通っておらず、基本書による学習を基本としていたので、論証集というものを持っていませんでした。
しかし、予備試験短答式試験合格後、論文式試験を突破するには論証集は必要であると考え、SNS等で評判の良かった総まくり論証集を購入しました。
結果的には、総まくり論証集なしで予備試験を突破することはできなかったであろうと感じています。
総まくり論証集は、想定よりもボリューミーでしたし、知らない論点も多数掲載されていたので、まずは、これを通読しつつ、基本書等で趣旨を確かめたり、論証を加工したりすることから始めました。
もっとも、内容自体は非常に正確で、基本書等と齟齬をきたす記載は少なかったので、自分が覚えやすいようにという観点から、これらの作業を行いました。
通読した後は、いつでも論証集を周回できるようにするために、Goodnotesの暗記セットに内容を転記し、毎日これを周回していました。
周回する際には、単に内容を反芻するだけではなく、どの場面で、どの条文で問題となるか考えながら周回しました。
わからなくなったときには、論証集本体に立ち返ったり、基本書を見たりしました。
各科目の答案の書き方の記載が非常に効果的でした。
民法での要件事実論に即した答案記述、憲法での審査基準と判例理論の接合、刑法の体系整理などです。
特に民法は苦手だったので、要件事実論に即して答案を構成すれば良いと分かってから、格段に説得性が増したと思います。
憲法についても、知識自体はそこそこあったのですが、それをどのように答案に落とし込んだり、判例と学説の違いを整理したりするかについては悩んでいたところだったので、その悩みをダイレクトに解決してくれました。
出題との関連では、総まくり論証集で一切触れられていない事項は殆ど問われなかったように思います。
令和7年度の民法は非常に難しかったですが、例えば設問1の弁済者代位を思いつくことができたのは、弁済者代位に関する論証を総まくり論証集に記載していたからです。
刑事訴訟法の出題も高度でしたが、訴因変更に関する詳細な説明が論証集のなかでされていたので、これを記述することができました。
総まくり論証集が特異なのは、単なる論証の羅列ではなくて、その背景や導出過程の説明まで記載してある点であると思います。
これにより、現場で答案に肉付けをしたり、事案に合わせてチューニングしたりすることが可能になります。
メンタル面でも、総まくり論証集は非常に意味があると思います。
私が論証集を購入した理由の一つには、周りの受験生が知っている事項を知らないという事態を避けることがありました。
予備校講座を受講していない受験生は少数なので、どんなに一人で気をつけていても、自分だけ知らない論点を作ることが容易に想定されます。
このような状況で試験に突入すれば、メンタル的に不安定になり、結果として実力を出しきれないことになりかねません。
この点、総まくり論証集は、他の論証集と比べても広範な事項をカバーしており、これを覚えていれば知識量で負けることはないと信じることができます。
このことは、小さいようで、メンタル的にセンシティブな試験直前・試験中には非常に強い味方になると思います。
私が予備試験のために勉強を始めたのは論文式試験の約1年前ですが、それでも、総まくり論証集を活用すれば、予備試験には合格できると強く言っておきたいと思います。
頑張ってください(法学部に在籍していたので、一切法学に触れていなかったわけではないことは付け加えておきます)。