H.N 様
京都大学→社会人
令和3年予備試験合格
令和4年司法試験合格
論文総合順位900番台
予備試験の短答合格後、論文試験前に論文対策、特に憲法、行政法がまったく進んでなかったので、論文対策をどうしたらいいか講座を探していました。
憲法、行政法の短文事例問題集(他校)がまったくしっくりいかず、予備試験や司法試験の過去問の解答例を見ても理解できず、どうしてそうなるのかもわからない、再現答案を見ても正しいかどうかもわからない、そんな状態でした。
そんななか、TwitterやYoutubeで加藤先生の憲法、行政法の説明がすごく腑に落ちたことと、これなら自分でもできそうだと思えたことに加え、高品質の正解筋を手に入れたいと思い司法試験過去問講座を購入しました。
なぜ予備試験対策で司法試験過去問講座なのかと言うと、予備過去問の特に公法は司法試験の下位互換だと思ったので司法試験対策しとけば大丈夫だと思ったからです。どうせいずれ司法試験も受けるので一石二鳥かと思いました。
予備試験合格後、司法試験過去問講座があまりにもよかったので、総まくり講座も購入しました。
司法試験過去問講座の答案解説部分の解説を何回も聞きました。
解説を聞いた後で、頭の中で答案を再現できるかを、テストしました。
翌日には前日にやった答案例を読んで、その後またテストしました。1週間後にも同様のことを繰り返しました。
過去問を解いていてどうしてもよく分からないところは、総まくり講座を聞きました。
また、苦手意識がある単元、たとえば、行政裁量、民訴の既判力、伝聞とかをピックアップして総まくり講座を聞きました。疑問に思っていたことの多くが解決されていくので、講義を聞くのが楽しかったです。
憲法は、三者間の対策をしていなかったので、三者間の問題が出てやばいと思いました。でも、過去問講座で、憲法の処理手順、学問の自由と大学の自治については学んでいたので、苦手な憲法でAが取れました。
その他の科目も過去問講座で何回も検討した論点、処理手順がたくさん出題されており大変役に立ちました。
過去問講座で扱われなかったものもありましたが、試験当日これは現場思考の問題だと思えて安心できました。過去問講座では、現場思考問題の処理の仕方も学ぶことができたのでパニックになることなく落ち着いて解答できました。
予備試験では、ほとんど初心者だった憲法行政法が試験前の1か月で過去問講座を受講することで両方ともBをとることができました。憲法行政法は過去問講座以外何もしていなかったので、完全に過去問講座のおかげです。
社会人受験生で、ほとんど勉強時間がとれなかったため、加藤先生の講座、特に過去問講座に対象を限定し何度も繰り返したことが合格につながったと思います。
過去問講座の答案解説を聞くことが学習の中心でした。勉強時間が限られていたこともあり、問題を読んだり答案構成したりすることがあまりできませんでした。もし、問題文を読んで答案構成をしてから解説講義を聞く時間があれば、もっと多くを吸収できたと思います。
答案例しか見ない学習方法はあまりお勧めできることではありません。是非、問題文を読んでから、構成して、できれば答案を書いてから講義を聞くことをお勧めします。
ただ、加藤先生の答案解説部分を何回も聞いて、頭の中で構成することを繰り返すだけで合格できるくらい過去問講座は素晴らしいものです。論点の深い理解や、処理手順、現場思考問題の解き方を学ぶことができるからです。
基礎をある程度学んでから、短文事例問題集をこなした後は、ひたすら過去問講座を繰り返すことで司法試験は合格することができると思います。
過去問講座は司法試験業界で最もお勧めできる講座です。