プロフィール
U・N 様(男性)
令和1年 早稲田大学法科大学院(既修者コース) 卒業
令和1年 受験1回目で令和1年司法試験に合格
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労働法の成績
58.36点(上位11%)
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受講講座
・2017年版・労働法速修テキスト講座
・2017年版・労働法過去問講座
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受講に至る経緯
選択科目についてはロースクールの講義が充実していましたが、他の基本科目の実力が不十分だと考えていたので、選択科目にあまり時間をかけたくないと考えていました。
また、ロースクール内では労働法の学習に早くから取り組む人が多く、私だけ3年時まで選択科目に手を付けていなかったため講義だけでは司法試験に間に合わせることは難しいと判断しました。
他の予備校も含め検討した際に、普段から加藤先生のブログ記事の司法試験に対する分析が的確で参考にさせて頂いていたことから、加藤先生の実績やサンプルも含めこの講座なら間違いないと判断し受講させて頂きました。
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講座・テキストの使い方
- 2018年4月~8月(3年春学期)
ロースクールの講義で労働法に取り組みながら、並行して労働法速修テキスト講座のテキストを1周しました。なお、同講座を通して受講したのはこの1回だけです。
加藤先生のマーカーやメモの指示に加え、ロースクールの講義で試験対策上有効だと感じた内容を書き込み一元化教材として活用していました。同様に基本書の内容で答案を書く際に役立つ内容も速修テキストに反映していました。
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- 2018年9月~2019年1月(3年秋学期)
ロースクールの講義や事例演習労働法と並行して過去問完全攻略講座を受講しました。ただし、この時点で他の基本科目の過去問等やるべきことは多くあったため、加藤先生のブログのランク表に従って受講していきました。
再度の出題蓋然性の低い問題を優先してやるべき状況ではありませんでしたし、出題が予測されているあるいは頻出の論点の完成を優先すべきだと考えたからです。
加藤先生がAランク指定をしていたものについては解き終えるようにしましたが、Bランク以下のものには積み残しがありました。
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- 司法試験直前期
予備校の答練や全国模試、ロースクールの定期試験を踏まえて、加藤先生のランク付けに反映し直前期にやるべき範囲を絞りました。ランクの高かった論点や出題が予測されていたものに関しては時間を割きましたが、それ以外の範囲についてはテキストを見直すだけにとどめました。
最小限の労力で労働法の復習ができていたので、得点の安定しなかった基本科目に時間を割くことができましたし、周りの友人からも労働法の勉強をしていないのではないかと疑われるくらい時間を割いていなかったと思います。
しかし、労働法でやるべきと判断した範囲については全て答案を起案し、テキストを何度も読み込みました。かなりメリハリ付けをしていただけであって決して労働法を軽視していたわけではありません。A・Bランクのものに関しては結局大半が必須の内容でしたし、出題蓋然性の高いものは全て下位規範まで覚える必要があると考え、記憶対象にして取り組みました。
全国模試の結果が出てから、論述の得点も安定していたので、最終的には繰り返し絞った論点を吐き出せるように反復して覚えるようにしていました。前日まで一つでも多く覚えようと思い時間の許す限り、加藤先生の直前期補講レジュメとともに見直していました。
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成果・感想
労働法速修テキストは加藤先生がかなり厳密にこだわって内容が記載されているため、ロースクールの講義以上に役立つ内容が多かったと感じました。従来の予備校講座にありがちな試験レベルでも不正確な内容が記載されているということは、私の知る限りなかったので、安心して使用できました。また、ランク付けやマーカー指示のメリハリが効いていて効率的に学習を進めることができたので、受講して本当に良かったと思います。
労働法過去問講座は、再現答案があまり出回っていない労働法を学習するうえで常に模範答案を参考にしながら過去問学習に取り組むことが可能になりましたし、あてはめの論述を意識した考慮要素の使い方を習得するとそのまま現場で使える内容が豊富に揃っていました。
約1年の学習期間でこれだけの点数を出すことができたのは、他の基本科目の基礎的な論述能力に重点を置き、加藤先生の講座を活用してメリハリをつけて効率的に学ぶことができたからだと思っています。
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最後に
労働法は就職活動でも役立つうえ、試験対策上、得点を安定させやすい科目だと思います。ご自身の学習状況に合わせて、効果的な方法を探してみて下さい。
皆様が来年度合格されることを祈念しています。