Contents
はじめに
スマホアプリの中には,勉強効率を挙げ,司法試験合格に役立つ機能を備えるものが数多くあります。
今回は司法試験合格者が実際に使用していたスマホアプリを,使い方と共に紹介したいと思います。
勉強時間の管理-Studyplus(スタディプラス)
●アプリの内容
Studyplus(スタディプラス) 日々の学習管理に
スタディプラスは,日々の勉強時間を記録することのできるスマホアプリです。
勉強時間や教材のページ数を入力すると,自動的に,教材ごと/カテゴリごとの総勉強時間をグラフと共に表示してくれます。
上記では,教材ごとの勉強時間がグラフで示されています。
1日の勉強時間を把握したり,教材別の勉強時間の割合を把握することが可能です。
教科ごとにグラフを切り替えることも出来ます。
教材は自分で設定することができるので,市販の書籍だけでなく,授業のレジュメやまとめノートを教材として設定することも可能です。
また,達成目標(どのような試験を目指しているのか)に「司法試験」と登録すると,勉強状況を公開している他の司法試験受験生の勉強状況を見ることができます。
●使用方法
私は,このアプリを友人と使い始め,お互いに勉強時間や勉強内容を見せ合っていました(全体公開はしていませんでした。)。友人と勉強内容,勉強時間を共有することで,良い刺激を得ることができました。
また,各科目や各教材の勉強時間が日/週/月ごとのグラフで把握できるので,科目によって勉強時間に偏りが出ているときに,すぐ気づくことができました。
反省としては,最初の登録の際に,教材を細かく登録しすぎてしまったため,後々入力が面倒になってしまいました。直前期まで使用する書籍でなければ,細かく教材登録をせず,科目名だけざっくり入れることで足りました。
スケジュール管理-Lifebear(ライフベア)
●アプリの内容
Lifebear:カレンダーと日記ToDoのスケジュール帳
法科大学院通学時は,レポートや試験の予定を把握する必要があったため,アプリでスケジュール管理をしていました。
このアプリは,表示画面や操作性がシンプルなところが良かったです。
また,todoリストを作成したり,リマインダーを設定することも可能です。
使用方法
私はスケジュールを管理するためだけに使っていましたが,todoリストに勉強予定を入力し,管理することも出来ます。
アプリで管理するかは別として,1日の勉強目標を可視化するため,何らかの形でtodoリストは作成した方が良いと思います。
司法試験までのカウントダウン-あと何日 カウントダウン&カウントアップタイマー
●アプリの内容
あと何日 カウントダウン&カウントアップタイマー
日数をカウントダウンするだけのアプリです。司法試験当日までの日数を確認するために使っていました。
司法試験までの日数を数字で把握することで,勉強計画を立てやすくなり,また,毎日気合を入れて勉強しようという気になります。
その他-タイマーなど
その他の司法試験の勉強の際によく使っていたアプリは,下記のとおりです。
一般的なアプリや,スマホに内蔵されているアプリのため,一気に紹介します。
- タイマー
集中力が切れないよう,55分勉強+5分休憩というサイクルで勉強していたため,タイマー機能をよく使用していました。
司法試験の問題を解く際には,タイマーで時間を図りつつ,本番は腕時計を使う予定だったので,腕時計で時間を確認するようにしていました。 - dropbox,googleドライブ
友人と自主ゼミの答案を回すときには,クラウドサービスを使っていました。司法試験の勉強をしていると,レジュメや答案の紙だらけになるので,クラウドでの保存は非常に助かりました。 - 六法全書
電車で勉強しているときなど,隙間時間に使うことができます。
おわりに
私は主に勉強時間管理のためにアプリを使用していました。
今は択一の勉強ができるアプリなどもあるので,自分の生活スタイルに合わせてアプリを取り入れてみましょう。
実務家弁護士S
私大法科大学院卒業・新司法試験合格・実務経験2年以上
加藤ゼミの受講により勉強法を変えたことで司法試験に合格したことから、その経験を後輩に伝えたいと思い記事を執筆。
受験生時代の得意科目は刑法、苦手科目は行政法。