加藤ゼミナールについて

過去問講座で効率的に力を身につけて、387位合格!

プロフィール

齋藤 直樹 様
中央大学法学部 卒業
東北大学法科大学院(既修) 卒業 ※約4年半の社会人経験を経て入学
令和4年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合   940点 387位
論文   454点 436位

公法系  109点(憲法B、行政法A)
民事系  168点(民法A、商法B、民訴法A)
刑事系  121点(刑法A、刑訴法A)

選択科目  56点(知的財産法)

 

講座を選択した経緯・理由

司法試験の過去問は、膨大な量であり、かつ、内容も難解であることから、プロによる分析を参照しながら過去問検討をした方が効率良く勉強を進められると感じたため。また、加藤ゼミナールの解説及び答案例は、出題趣旨・採点実感に即した実践的なものであるうえ、付属の論証集には、最新重要判例も網羅されていたため。

 

講座・教材の使い方

主に公法系、民訴法及び刑法の対策のために講座・教材を使用していました。(他科目は得意科目であり、独学が可能であったため)

(1)憲法

まず、論証集の冒頭にまとめられている問題文の読み方や答案の作法を熟読しました。その上で、直近2年分の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。その後、平成18年から順に全年度の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。講義を聞いて重要だと思った点は、全て論証集に一元化しました。答案例をそのままコピーして貼り付けたこともあります。

そして、約1ヶ月ほど時間をあけてから、全年度の問題を100分で司法試験六法のみを参照して、手書きで答案作成しました。知識の漏れや理解不十分な箇所が浮き彫りになるとともに、タイムマネジメントの意識がついたため、有益でした。

(2)行政法

憲法と同様のやり方です。ただし、行政法は、手書き答案作成の回数を増やしました。過去問の重要性がより高いと感じていたからです。

(3)民訴法

まず、直近2年分の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。その後、平成18年から順に全年度の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。講義を聞いて重要だと思った点は、全て論証集に一元化しました。

過去問の解説を読む過程で参照されていた百選掲載判例は、百選を参照しつつ、知識を論証集にまとめました。

過去問全年度を解き終えた後は、論証集を全ページ熟読しました。

(4)刑法

直近2年分の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。その後、平成18年から順に全年度の過去問の問題を読み、答案構成したうえで講義を聞きました。講義を聞いて重要だと思った点は、全て論証集に一元化しました。

過去問全年度を解き終えた後は、論証集を全ページ熟読しました。

 

講座・教材が令和4年司法試験にどのように役立ったか

(1)憲法

講座を受講する前は、そもそも何をどのように書けばいいのかすら分かっておらず、お手上げ状態でした。特に、「判例に即して答えよ」という設問を受けて、「判例をどう答案に表現すればいいんだ…」と絶望しておりました。しかし、講座及び論証集の冒頭で加藤先生が判例との付き合い方や答案の作法を丁寧にレクチャーしてくれたため、答案作成の方針が自分の中で確立されました。

令和4年の憲法は、出題傾向が変わったため、現場では一瞬焦りましたが、加藤先生からの教えは出題傾向が変わっても通用するものであったため、落ち着いて自分なりの答案を仕上げることができました。

(2)行政法

いずれの設問も過去問講座を受講していれば、既知の問題だったと思います。加藤先生の教えで特に役に立ったのは、「原告適格が出題された場合、長々と書きすぎないこと。条文を網羅し、簡潔に仕上げることが、タイムマネジメントの観点からも得点効率の観点からも極めて重要」という教えです。

現場で原告適格の設問を見た時、「多くの受験生は途中答案になるから、相対的に上位に立てる」と感じました。実際、周りの受験生の多くは、実質的な途中答案になっていました。

行政法は、過去問分析とタイムマネジメントが極めて重要な科目であるため、過去問講座を受講すれば、他の受験生に差をつけられると思います。

(3)民訴法

設問1及び設問2は、過去問講座と論証集で勉強していれば、全く不安なく答案を書ける問題でした。設問3は、現場思考問題であったものの、対処法は過去問講座で言及されていたため、迷うことなく答案を書くことができました。

民訴法については、論証集がとても頼りになりました。抽象的な論証だけがまとめられているのではなく、基礎概念の説明や具体例も豊富に載っているため、知識の整理にはうってつけでした。中でも素晴らしいと感じたのは、旧司法試験の問題が、解答例とともに数問掲載されている点です。司法試験の問題は、旧司法試験の問題を分析していれば対処がしやすくなる場合も少なくないため、旧司法試験問題の掲載は非常に心強かったです。

(4)刑法

いずれの設問も、過去問講座を受講し、論証集を読み込んでいたため、全く問題なく答案を書くことができました。

刑法も、論証集が特に有用でした。民訴法同様に、抽象的な論証だけがまとめられているのではなく、基礎概念の説明、各構成要件の定義及び具体例が豊富に載っていため、過去問で得た知見をメモした論証集を繰り返し読み込むことで、知識面での絶対的な自信をつけることができました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験合格のためには、過去問の詳細な検討は必要不可欠です。他方で、平成18年から令和4年までの司法試験の過去問は、膨大な量であり、自力で出題趣旨及び採点実感を読み解きながら全年度を検討することは、困難だと思います。しかし、加藤ゼミナールの過去問講座・論証集という強力なアシストを得れば、困難ではなくなります。過去問講座を受講し、効率的に過去問を身につけ、皆さまが令和5年の司法試験に合格されることを心から祈念いたします。