プロフィール
きゅきゅ(@Qu2_law)様 (Twitterのアカウント名)
受験1回目で令和2年司法試験に合格
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労働法の成績
58.86点(上位11%)
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受講講座
・2017年版・労働法速修テキスト講座
・2017年版・労働法過去問講座
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受講に至る経緯
選択科目については、あまり時間をかけることはできないと考えていました。そこで、司法試験対策は、信頼できる講座を1つ買い、基本書等には手を出さず、その講座の教材と心中しようと考えていました。
選択科目の講義についていろいろ調べてみると、労働法1位で合格された方が講義を出していると知りました。
そして、合格後も受験指導し続けテキストも改訂し続けていることも知りました。
それらを踏まえ、この講座なら司法試験の選択科目は心中できると思い、受講に至りました。
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講座・テキストの使い方
- 2017年夏頃:労働法速修テキスト講義1回目の受講
私が1回目に講義を聴いたのは、2017年の夏頃でした。労働法は、範囲が広いと知っていたので、早めに1周聞こうと思い、この時期に1回聴きました。受講の仕方は、講義を聴き、先生の指示通りマークをするだけで、それ以外はやっていませんでした。
その後は、翌年の予備試験対策(予備試験は受かりませんでした)や法科大学院の予習・復習・課題に埋もれていたので、労働法の勉強は全くできませんでした。
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- 2018年11月:労働法速修テキスト講義2回目の受講
昨年の11月に、労働法がほぼ手付かずであることに気付きました。最後に講義を聞いてから1年以上経っているので、基本的知識すら覚えておらず、選択科目で足切りをくらうのではないかと危惧の念を抱きました。
そこで、昨年の11月・12月を使い、速修テキスト講座の講義を聴き直しました。1回目に聞いたときにマークはしていましたので、講義を聞くだけでした。
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- 2019年 司法試験直前期の勉強
- 労働法速修テキスト講座
年始からは、速修テキストを何度も読み込みました。読み込む際にとてもよかったのは、講義で、判例や論証についてランク付けするのみでなく、さらに重要部分については先生の指示のもとテキストにマークするので、濃淡づけて読むことができたことです。司法試験受験までに6周は速修テキスト講義を読み込みました。足切りに怯えていたので、年始から、1日の3〜4割は労働法に捧げていましたが、それを踏まえても年始から6周もテキストを読み込めたのは、加藤先生のランク付けやマーク指示により読む際の力の入れ具合に濃淡をつけることができたからこそだと思います。
- 労働法過去問講座
過去問については、1月からやっと労働法の過去問に手をつけました。過去問については、全てを潰すのは無理だと考えたので、加藤先生がA・Bランクに指定したものだけを潰すことにしました。
過去問講座の受講の仕方は、問題文を読んで、こんなこと書くのかな?と頭で雑に答案構成をして、講義を聞くという感じですすめました。1周目の答案構成段階では、何の論点が問われているかもわからないことも多く、また、聞かれていることがやっとわかった気になった問題についても、解説を聞けば「これは超多論点型の問題ですね」と言われる始末でした。ただ、加藤先生の過去問講座の解説は、とても丁寧で、論点についても復習することができ、同時に、答案技術的なことも学べたので、とてもよかったです。このような形で1月・2月を使いA・Bランクの過去問を1周しました。
2周目以降は、何度もA・Bランクの問題を読んでは頭で答案をして答案例を読むという形で勉強をしました。司法試験までに、A・Bランクの過去問を4周程度したと思います。
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成果・感想
速修テキストの良いところは、前提知識についてもしっかり解説されており、また、判例についても判旨やあてはめ部分も程よく引用されているため、速修テキスト講義以外に別途基本書や判例集は不要な点です。
それに加え、テキストは400頁程度の薄さであるにもかかわらず、細かい論点まで解説されています。また、考慮要素まで覚えなければならない論点・知っていればいい論点・当てはめのポイントまで知っておかなければいけない判例等々、講義で指導してくれるので、直前期の暗記の力の入れ具合に強弱をつけることができることも非常によかったです。
司法試験対策のため1冊と心中するには最高のテキストだったと思います。
昨年の年末から本腰を入れたにも関わらず、58.86点もの成果を出せたのは、速修テキスト講義と過去問講義を受講したからこそだと思います。